包装材料における法規制の国際的最新動向と企業の対応【名古屋開催】〜日本のPL制度化、EUの印刷インキ、中国の大改正〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 食品包装 安全規格 高分子・樹脂材料 |
開催エリア | 愛知県 |
開催場所 | 【名古屋市中村区】ウインクあいち |
交通 | 【JR・地下鉄・あおなみ線】名古屋駅 【名鉄】名鉄名古屋駅 【近鉄】近鉄名古屋駅 |
動きの激しい包装材料の規制状況を一日でしっかり学べます!
最新の状況・情報を提供される人気講師のセミナー!
講師
日本包装專士会 顧問(元会長) 西 秀樹 先生
講師紹介
・日本包装技術協会 包装管理士講座 講師
・ポリオレフィン等衛生協議会 加工部会 元主査(元樹脂部会:三菱化学)
・(旧)厚生省 医療用原材料マスターファイル検討委員会 委員
受講料
1名43,000円 + 税、(資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき33,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
日本の食品衛生法は、2018年6月に改正され、日本は漸くHACCPの制度化及びGMP導入と共に、
樹脂のポジティブリスト(PL)制度化が決まった。今後、8月頃WTO通報、12月告示、
2020年6月に施行見込みである。しかし、PL規制対象、PL適合証明方法等は曖昧な点があり、
企業は苦慮することが予想される。一方、レトルト想定の溶出試験条件改正等は未審議であり、
欧米中と比較して大きく後れを取っているのが現状である。
EUでは、プラスチックの規則が略完成して、現在は印刷インキが審議中であり、
日本への影響は必至である。米国は製品別登録制度が定着し、中国はEU寄りの国家標準改正が
急ピッチで進行中である。インド、ベトナム、インドネシアは、PLを制定し、韓国、台湾、
カナダは、PL制定を審議中である。世界の大勢としてはEU規則が略世界標準的存在になったと言える。
医薬品包装では18改正が審議中であるが、包装関連のテーマは無く、欧米と比較して大きな
後れが見られる。食品包装樹脂のPLは、実質的にそのまま採用の見込みである。
本講では、日本のPL制度化の進捗状況、主な論点、企業の対応と留意点、国外の最新動向、
医薬品包装の動向、企業におけるリスク管理の進め方をご紹介したい。
■受講後、習得できること
食品包装材料の種類と割合、食品衛生法、業界自主基準、PL制度化、食品安全委員会、
欧州食品安全機関、EU規則、FDA規則、中国国家標準、日本薬局方、包装材料に含まれる化学物質と
健康影響要因、企業におけるリスク管理の進め方、情報入手方法
セミナー内容
1 初めにー包装を取り巻く環境ー
2 日本の食品包装法規制類
・食品包装材料の種類と使用割合
・食品衛生法及び業界自主基準の現状と課題
3 欧州(EU)の食品包装規制
・プラスチックの集大成、印刷インキの規制動向
4 米国の食品包装規制:
・連邦規則集と上市前届出制度、接着剤のPL
5 日本の課題と国際的整合化に向けた進捗状況
・日欧米の比較と日本の課題
・食品衛生法改正の趣旨と主な改正点、PL制度施行までの見込み
・何がどう変わるのか、PL規制対象、PL適合証明、届出義務
・ポリ衛協等の動き、及び企業の対応と留意点
・その他の課題の進捗状況:乳等省令、再生プラスチック
6 海外諸国の法規制の最新動向
・中国の大改正動向、韓国、インド、オセアニア、湾岸諸国、南米、ロシア等
7 食品包装規制の国際的最新動向のまとめ
8 日本の医薬品包装規制
・第17改正、製剤包装通則、欧米との比較と日本の課題
9 包装材料に含まれる化学物質と企業におけるリスク管理の進め方
10 法規制情報の入手方法
11 まとめ−企業の対応・留意点−
12 参考資料と参考文献・情報入手先
<質疑応答>