ゴム材料の劣化機構とその対策および耐久性の評価方法

43,200 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 13:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

【予備知識は不要です】

ゴム材料の各種環境劣化(耐熱性・耐寒性・耐油(耐液)性・耐オゾン性・耐塩素水性)について、そのメカニズムと対策を分かりやすく解説します。

講師

京都工芸繊維大学 長もちの科学開発センター シニアフェロー 堀田 透 氏

【専門】
ゴム材料設計
【略歴】
・藤倉ゴム工業(株)にて、約40年自動車用、電気・ガス用、水道用等ゴムシール部品の
 材料設計に従事。現在、技術顧問。  
・2012年より、京都工芸繊維大学・長もちの科学開発センター・シニアフェロー。
 現在に至る。

受講料

43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)

S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で43,200円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額21,600円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

得られる知識

・ゴム材料(天然ゴムと合成ゴム)の概要とその特性
・ゴム材料の各種環境劣化機構とその対策処方
・ゴム材料の環境劣化(いくつかの)に対する耐久性評価方法(寿命予測法につながる)

対象

・講習当日は、配付資料を含めて、出来るだけ解りやすく説明を申し上げるつもりです
 (予備知識なしで可)。
・こんなところにゴム材料が使用されて、各種機器の機能維持に貢献していることを
 理解していただきたい。
・ゴム材料の各環境劣化に対しては、こんな対策が実施されて実用に耐えていることを
 知っていただきたい。

趣旨

 ゴム部品は、自動車・航空機・各産業機械から電気・ガス機器・給湯器・水道設備等、我々が身の回りで使用している部品の機能を維持するための重要な役割を果たしている。これらの各種機器の寿命が使用されているゴム部品の寿命によって左右される場合が多くあると言われている。
 ここでは、ゴム材料についての概要を冒頭に簡単に説明した後に、ゴム材料の機能を損なう各種環境劣化要因から主なものとして耐熱性・耐寒性・耐油(耐液)性・耐オゾン性・耐塩素水(水道水)性の5項目について、その劣化機構と対策処方についてそれぞれ述べる。耐油(耐自動車燃料)性と耐塩素水(水道水)性では、実際の使用されている製品の材料開発時点でのトラブル発生とその対策事例を報告する。
 さらに、環境劣化要因から耐熱性・耐オゾン性・シール(耐熱+耐液)性における耐久性評価方法(寿命予測法につながる)の紹介を行う。

プログラム

1.ゴムとは

2.ゴム材料(天然ゴムと各種合成ゴム)について
 2.1 天然ゴムと各種合成ゴム
 2.2 各種ゴム材料の特性について

3.環境劣化機構(メカニズム)とその対策
 3.1 耐熱性
 3.2 耐寒性
 3.3 耐油(液)性
  3.3.1 自動車燃料(アルコール含有燃料)シール部品の材料開発での
   トラブル(膨潤大)と対策事例
  3.3.2 自動車燃料(バイオディーゼル燃料)シール部品の材料開発での
   トラブル(硬化大)と対策事例
 3.4 耐オゾン性
 3.5 耐塩素水(水道水)性
  3.5.1 給湯器シール部品の材料開発でのトラブル(黒粉現象)と対策事例
  3.5.2 給湯器シール部品の材料開発でのトラブル(高温水膨潤)と対策事例
 
4.環境劣化での耐久性評価方法(寿命予測法)
 4.1 耐熱性
 4.2 耐オゾン性
 4.3 シール性(Oリング製品として)

 □ 質疑応答・名刺交換 □