高分子劣化・変色のメカニズムと添加剤の選び方、使い方

59,400 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

このセミナーの申込みは終了しました。


よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 10:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 高分子・樹脂材料
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

相乗効果を有効に利用した、光安定剤(HALS、UVA)や
酸化防止剤など高分子添加剤の配合

講師

1.工学院大学 工学部 応用化学科 講師 山口和男 氏

2.(株)ADEKA 樹脂添加剤開発本部 樹脂添加剤開発研究所 添加剤開発室
 主任 清水 辰也 氏

受講料

1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕

プログラム

【10:00-13:40】 
1.高分子の劣化、変色メカニズム 
● 講師 工学院大学 山口 和男 氏 

【習得できる知識】
 有機高分子材料の自動酸化劣化の原因およびその対処法としての添加剤の使用方法について知ることができる。

【講座の趣旨】
 有機化合物であるポリマー材料は、その製造、加工、使用時において自動酸化劣化する。本セミナーでは、自動酸化劣化の原因および酸化劣化防止の目的で使用される添加剤の役割、使用法について解説するとともに添加剤の分子設計について紹介する。

1.ポリマーの劣化機構
 1-1 劣化と自動酸化反応
 1-2 熱劣化と光劣化
 1-3 ポリマーの変色

2.ポリマーの安定化
 2-1 酸化防止剤の役割
 2-2 フェノール系酸化防止剤
 2-3 イオウ系酸化防止剤
 2-4 リン系酸化防止剤
 2-5 紫外線吸収剤
 2-6 ヒンダードアミン系光安定剤

3.添加剤の相互作用
 3-1 相乗作用
 3-2 拮抗作用

4.添加剤の研究法

5.酸化防止剤の分子設計

【質疑応答】


【13:50-17:00】 
2.高分子添加剤の最適選定とトラブル対策 
● 講師 (株)ADEKA 清水 辰也 氏 

【習得できる知識】
・ポリマーの自動酸化反応のメカニズム及び適切な安定化処方
・ポリマーの高機能化技術

【講座の趣旨】
 自動車のバンパーや内装材、テレビ、食品用容器・包装材料、生活資材・工業用資材等多くのプラスチック材料には多種類のプラスチック用添加剤が少量ずつ配合されている。中でも、酸化防止剤/光安定剤は熱や光による酸化劣化抑制に効果的であり、長寿命化や高機能化に大きく貢献している。一方で、酸化防止剤/光安定剤の種類・添加量を誤るとブリードアウトによる外観不良や変色を引き起こす可能性がある。
 本講演では、ポリオレフィンを中心としたプラスチックの劣化機構について説明するとともに、酸化防止剤/光安定剤を紹介しながらその適切な選択・使用方法について解説する。

1.高分子材料の酸化劣化と安定化
 1.1 プラスチック用添加剤とは?
 1.2 プラスチック用添加剤の種類

2.酸化防止剤の種類と有効な使用方法
 2.1 フェノール系酸化防止剤
 2.2 リン系酸化防止剤
 2.3 チオエーテル系酸化防止剤

3.重金属不活性化剤の種類と使用方法

4.光安定剤の種類と有効な使用方法
 4.1 UVAの作用機構および性能比較
 4.2 HALSの作用機構および性能比較

【質疑応答】