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1日速習!濾過技術セミナー〜メカニズム、濾材の評価・選択、濾過試験と解析、プロセス設計と最適化、膜濾過まで〜
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 応用物理 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
講師
横浜国立大学 大学院 工学研究院 准教授 中村 一穂 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー開催にあたって
■はじめに:
濾過現象は、濾過対象となる懸濁液の多様性と、目的とする分離を達成するための濾材・装置・操作条件が、複雑に影響しあう複雑な現象です。現象の理論的な取扱が難しい反面、経験の蓄積や実験データの取得とその解析が重視される技術分野でもあります。
本講座では、固液分散系の特徴、圧力損失の基礎、濾材の種類と特徴、濾過のメカニズム、ラボ試験と解析、濾過プロセスの設計と最適化などについて分かりやすく概説し、濾過技術の全体像の習得を目指します。膜濾過技術についても解説します。
■受講対象者:
・濾過プロセスに関わる設計・開発を始めたばかりの方から、ある程度の経験を経た方
・業務に活かすため、固液分離についての知見を得たいと考えている方
・膜濾過プロセスの開発に取り組んでいるが、ファウリングのような課題があり困っている方
・その他、本テーマに興味のある方なら誰でも受講可能です。
■必要な予備知識:
この分野に興味のある方なら、特に必要は無い。
■本セミナーで習得できること(一例):
・濾過技術、膜濾過の基礎知識
・濾過技術のラボ試験からプロセス設計、最適化までの流れ
・濾過プロセスのトラブルと対処法
プログラム
1.はじめに 〜濾過プロセスの概要〜
2.固液分散系
1)濾過の対象となる水・溶液に関する知識
−溶液物性、粘度、密度
2)固液分散系の特徴と評価
−コロイド、微粒子、分散・凝集、沈降特性、粒子径分布、ゼータ電位
3.圧力損失の基礎
1)圧力損失はなぜ起きるか?
−粘性の法則、圧力損失のモデル
2)濾過における圧力損失
−濾材、ケーク層、抵抗則
4.濾過と濾過材の種類
1)濾過の種類
−深層濾過、濾材濾過、ケーク濾過
2)濾材の種類
−砂、繊維、フィルター、膜
5.濾過のメカニズムとモデル
1)濾過で何が分離できるか?
−懸濁物と分離
2)濾過モデルとは何か?
−濾過のメカニズム
6.濾過データと解析 〜ラボ実験によるデータの取り方とデータ解析法〜
1)濾過モデルと数式表現
2)濾過データの取り方
3)濾過データの解析
4)原水の評価、濾材評価、プロセス設計への応用
7.濾過操作・プロセス設計
1)バッチ処理、連続処理
2)プロセス設計
3)スケールアップ
8.濾過プロセスの最適化法
1)前処理と濾過の効率
2)凝集による前処理
3)濾過助剤
4)運転・計測・管理
9.膜濾過プロセス
1)膜濾過と固液分離プロセス
2)膜濾過の特徴
−メリットとトラブル
<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>
■ご講演中のキーワード:
濾過、膜濾過、固液分離、圧力損失、懸濁液、濾材、濾過プロセス、メカニズム