伝熱の基本・温度予測から実践的な熱計算手法 ~電子機器や設備の熱設計を効果的に行うための勘所~(Excel演習付)

47,300 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード CAE/シミュレーション   機械技術一般   電気、電子製品
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

○実務で使える熱計算をExcelで手軽に!当日使用するツールはプレゼントしますので、その日から業務に活用頂けます。 ○伝熱の基礎(熱伝導・対流・放射など)から、事例を交えた温度予測や熱計算手法、熱回路網法による定常/非定常計算まで。

セミナー講師

 株式会社サーマルデザインラボ 代表取締役  国峯 尚樹 氏

■ご略歴1977年、早稲田大学理工学部 機械工学科卒。同年、沖電気工業に入社。電子交換機やミニコン、パソコン、プリンタ、FDDなどの冷却方式開発や熱設計に従事。その後、電子機器用熱解析ソフト「XCOOL(後にStar-Cool)」の開発、CAD/CAM/CAEおよび統合PDMの構築などを担当。2007年9月に同社を退職し、サーマル デザイン ラボを設立。 上流熱設計と熱解析の両輪による「熱問題の撲滅」を目指し、製品の熱設計やプロセス改革コンサルティング、研修などを手がける。 <主な著書>「熱設計完全制覇」「熱設計完全入門」「電子機器の熱対策設計第2版」「電子機器の熱流体解析入門第2版」「トコトンやさしい熱設計の本第2版」(いずれも日刊工業新聞社)「熱設計と数値シミュレーション」(オーム社)などがある。

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 本セミナーでは途中、Microsoft Excelを使用した演習を行います。以下条件を満たすPCのご準備をお願い致します。【OS】・・・日本語版のWindows 11/10/8/8.1/7いずれか【Excel】・・・Excel2010以上、かつVBAが動作すること※それほど重い処理は行いませんので、著しく古いPCでなければCPUなどは問いません。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  熱は身近な現象であり、熱い冷たいとう感覚で捉えることができます。しかし、定量化が非常に難しく、ちょっと温度を計算したいと思っても、熱伝導、対流、熱放射の基礎式を連立して解かなければなりません。設計段階で誰もが手軽に温度を予測して設計に反映できるようなツールが必要です。  本講座ではExcelを用い、単純な基礎式を組み合わせて実務的な熱計算を行なう「熱回路網法」についてモデル化や実務演習を行います。演習に使ったソフトは持ち帰って熱設計に利用できます。

受講対象・レベル

・電子機器や部品、基板、加熱冷却機器など、熱設計が必要な製品に関わる方・EVのサーマルマネジメントに関わる方・熱流体シミュレーションについてその理解を深めたい方

必要な予備知識

高校卒業レベルの物理、数学知識

習得できる知識

・伝熱現象に関する基礎知識・熱解析・シミュレーションノウハウ・Excelによる数値計算手法・冷却デバイスの設計手法   など

セミナープログラム

1.電子機器熱設計の基礎知識 1)最近の熱設計動向 2)機器の温度が制限される要因2.伝熱の基礎 1)熱とは何か? 温度とどう違うか? 2)熱移動の基礎式 3)熱伝導のメカニズムと基礎式 4)等価熱伝導率と接触熱抵抗 5)対流のメカニズム 6)平板自然対流・強制対流熱伝達の計算 7)各種熱伝達率の計算(水冷管、モータ冷却) 8)放射のメカニズムと基礎式 9)放射係数と形態係数 10)物質移動による熱輸送の式【手計算演習】多層基板の計算、自然対流平板の温度予測3.温度予測手法とその原理・精度 1)基礎式を組み合わせて解く方法 2)通風筐体の内部温度の計算 3)ヒートシンクの計算 4)モータの吹付ファンによる冷却 5)熱回路網法の原理と基本ルール【Excel演習】多層基板の計算、自然対流・放射平板の温度予測4.Excelによる電子機器の熱計算方法 1)基板・コイルの等価熱伝導率計算 2)接触熱抵抗のメカニズムと計算法 3)基板の熱解析(サーマルビアの効果と有効本数) 4)密閉筐体の内部温度計算 5)自然空冷・強制空冷筐体の内部温度【Excel演習】通風口面積と筐体内部空気温度5.熱回路網法による定常計算 1)放熱プレートの温度分布計算 2)熱回路網法の基礎原理 3)発熱体を実装した筐体の熱対策検討【Excel演習】アルミプレートの温度分布、筐体内部温度と通風口面積6.熱回路網法による非定常計算事例 1)プレートの温度上昇時間 2)センサによる温度制御 3)発熱量の時間変化、温度による発熱制御 4)温風ヒータによる物体の加熱時間【Excel演習】アルミプレート温度のセンサによる制御<質疑応答>

*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。