癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像

60,500 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 16:00 
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 医療機器・医療材料技術   高分子・樹脂材料
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ 理想的な癒着防止剤の今後の開発・研究に役立つ情報を提供! ★ 外科医の目線から臨床使用できる癒着防止材の欠点・利点に関して解説!

セミナー講師

【第1部】聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器・一般外科 部長・准教授 内藤 正規 氏 【第2部】昭和大学病院 産婦人科学講座 准教授 石川 哲也 氏 【第3部】鳥取県済生会境港総合病院 泌尿器科部長 眞砂 俊彦 氏 【第4部】鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野 特任助教 村上 雅一 氏

セミナー受講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
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セミナープログラム

【10:00~11:10】 【第1部】 消化器外科手術における癒着防止材 ~その特徴と使用経験~ 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器・一般外科 部長・准教授 内藤 正規 氏 専門分野:消化器外科・大腸外科(大腸癌と炎症性腸疾患など) 【講座主旨】消化器外科手術において生じる腹腔内癒着の原因は、ほとんどが手術操作において生じる癒着である。消化管手術後の腸管の癒着は、損傷された組織を修復する生体防御反応と考えられ、術後の創傷治癒機転には必要な現象である。しかし、創傷治癒を補足する反面、癒着性腸閉塞を来すなどの問題を生ずることも多い。本セミナーでは、臨床使用できる癒着防止材の特徴と使用経験を中心に、消化器外科医が求める癒着防止材について説明する予定である。【講演内容】1.腹腔内癒着について 1)腹膜の創傷治癒機転について 2)腹腔内癒着の機序について

2.なぜ癒着性腸閉塞になるのか

3.現在使用できる癒着防止材の特徴と使用経験 1)製造販売承認されている癒着防止材の特徴 2)各製品の実臨床における使用経験(動画含む)

4.消化器外科医が求める癒着防止材

【質疑応答】

【11:20~12:30】  【第2部】 産科婦人科手術における各種癒着防止材の選択と使用 昭和大学病院 産婦人科学講座 准教授 石川 哲也 氏 専門分野:内視鏡手術(腹腔鏡・子宮鏡)/ ロボット手術  【講座主旨】産婦人科領域の手術では、妊孕性を保つために医原性の癒着を出来るだけ回避するように努めている。また高齢女性であっても術後癒着が原因となる腸閉塞を始めとした合併症を予防するためにも癒着防止剤のニーズは欠かせない。本セミナーでは実臨床で用いられている様々な癒着防止剤の特長と問題点を提起し、理想的な癒着防止剤の開発・研究に役立つ情報を提供したいと思う。【講演内容】1.産婦人科領域の手術内容 ・産科:妊娠中-卵巣嚢腫、子宮筋腫、急性腹症     分娩時-帝王切開 ・婦人科:良性腫瘍、悪性腫瘍  ・骨盤臓器脱 ・手術方法:開腹手術、腟式手術、腹腔鏡下手術、子宮鏡手下術2.癒着防止法の実際と癒着防止材の使用方法・使い分け ・臓器別(卵巣、卵管、子宮) ・疾患別(腫瘍、炎症) ・術式別3.求められる癒着防止材   産婦人科領域の特殊性をふまえて   など【質疑応答】

【13:30~14:40】  【第3部】 泌尿器科手術における癒着防止材の適切な使用及び応用とその有効性 鳥取県済生会境港総合病院 泌尿器科部長 眞砂 俊彦 氏 専門分野:泌尿器腫瘍全般 【講座主旨】近年の外科領域全般において、手術技術の低侵襲化が進んでいる。開腹手術と比較し、腹腔鏡手術やロボット支援下手術は、合併症である腸管の癒着による腸閉塞が減少傾向にあるとされている。本講座では、泌尿器科領域での内視鏡手術の代表的手術手技を供覧し、その上で術後癒着に対する防止に関しその手技と工夫について癒着防止材の種類、その使用法や今後の課題などについて解説する。【講演内容】1.一般外科及び泌尿器手術の変遷と現況2.基本的な内視鏡及びロボット手術手技について3.手術における癒着防止材の使用法と工夫点 ・開腹手術における癒着防止法の実際 ・内視鏡及びロボット手術における癒着防止法の実際4.癒着防止剤の応用と有効性の検討5.泌尿器科領域において使用される癒着防止材と今後の課題【質疑応答】

【14:50~16:00】  【第4部】 小児腹腔鏡手術における癒着防止材の選択と使用法 鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野 特任助教 村上 雅一 氏 【講座主旨】今後、成長が望まれる小児において、術後の癒着を防止することは、健常な発達のためにも非常に重要である。しかし小児の腹腔鏡手術はワーキングスペースが非常に狭いだけでなく、3mmポートなどの細径鉗子を使うことが多く、癒着防止剤をいかに腹腔内へ入れるか、いかに効率的に目的部位に貼付・散布するかが、問題となる。本セミナーでは様々な癒着防止剤の小児特有の欠点・利点に関して、外科医の目線で述べたいと思う。【講演内容】1.小児外科領域の腹腔鏡手術 ・上部消化管:噴門形成、脾固定 ・下部消化管:鎖肛、腫瘍切除、重複腸管  ・肝胆膵:先天性胆道拡張症、膵腫瘍切除  ・泌尿生殖器:尿膜管遺残2.癒着防止法の実際と癒着防止材の欠点・利点使用方法・使い分け ・スプレータイプ(アドスプレー) ・シートタイプ(インターシード) ・フィルムタイプ(テナリーフ)3.求められる癒着防止材  小児外科領域の特殊性をふまえて【質疑応答】