固体酸化物形燃料電池/電解セル(SOFC/EC)の基礎から材料・反応・劣化の評価法まで

41,800 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

会員ログインして申込む

よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電気化学   電気・電子技術一般
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

○動作原理や用いられる固体電解質や電極材料、熱力学など知っておくべき基礎から、材料・反応・劣化の適切な評価法まで具体例を交えて解説。 ○電解質にプロトン伝導性セラミックを用いたタイプなど最新研究も解説します!

セミナー講師

 東北大学 多元物質科学研究所 教授  雨澤 浩史 先生

■ご略歴1993年 京都大学大学院工学研究科原子核工学科修了1998年 京都大学大学院工学研究科 博士取得以上、溶融塩を用いたエネルギー変換技術に関する研究に従事1994~2007年 京都大学大学院人間・環境学研究科 助手1994~1995年 ノルウェー工科大学 留学2007~2012年 東北大学大学院環境科学研究科 准教授2012年~ 東北大学多元物質科学研究所 教授以上、固体イオニクス材料の開発・合成、固体酸化物形燃料電池/電解セル、リチウムイオン二次電池用材料・反応評価に関する研究に従事■ご専門および得意な分野・研究・固体イオニクス/電気化学・固体酸化物形燃料電池/電解セル、蓄電池に関する研究・固体酸化物形燃料電池/電解セル、蓄電池のその場計測・新規固体イオニクス材料の創製■本テーマ関連学協会でのご活動・固体イオニクス学会 会長 国際固体イオニクス学会 セクレタリー・電気化学会庶務理事、東北支部常任幹事 第19回国際固体イオニクス学会(SSI-19、2013年開催)、実行委員・第13回固体酸化物形燃料電池国際シンポジウム(SOFC-XIII,2013年開催)実行委員会セクレタリー・第43回固体イオニクス学会(SSIJ-43、2012年開催)、実行委員・第48回固体イオニクス学会(SSIJ-48、2017年開催)、実行委員

セミナー受講料

【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  固体酸化物形燃料電池/電解セル(SOEC/EC)は、エネルギー変換効率が高い、貴金属触媒を必要としない等の特長から、次世代の大規模/分散型の電源あるいは水素製造システムとして期待されています。SOFC/ECとしては、これまで電解質に酸化物イオン伝導性セラミックを用いた従来タイプが検討されてきましたが、最近ではプロトン伝導性セラミックを用いたタイプの開発も進められています。本講義では、SOFC/ECの原理や使用される固体電解質・電極材料の諸物性、電極反応機構など、SOFC/EC開発研究のために不可欠な材料・物性・反応の理論的取扱いを基礎から説明します。また、材料・反応・劣化の適切な実験的評価手法について、具体例を交えて紹介します。

受講対象・レベル

固体酸化物形燃料電池/電解セルや、関連する固体イオニクス材料の研究・開発を始めた方から、数年程度の研究経験を経た方までで、特に材料・反応の基礎を学びたい方。

必要な予備知識

大学教養レベルの化学、無機化学、熱力学、電気化学の基礎知識

習得できる知識

・固体酸化物形燃料電池/電解セルに用いられる固体イオニクス材料の基礎知識・固体酸化物形燃料電池/電解セルの原理とその理論的取扱い・固体酸化物形燃料電池/電解セル材料・反応・劣化の評価・解析方法など

セミナープログラム

1.固体酸化物形燃料電池/電解セル(SOFC/EC) 1)燃料電池/電解セルとは 2)固体酸化物形燃料電池/電解セルの特長 3)固体酸化物形燃料電池/電解セルに用いられる材料  a)電解質  b)空気極  c)燃料極  d)インターコネクタ 4)固体酸化物形燃料電池/電解セルの現状と課題2.固体酸化物形燃料電池/電解セルの基礎 1)固体酸化物形燃料電池/電解セル材料の熱力学  a)化学ポテンシャル、電気化学ポテンシャル  b)酸化物の熱力学  c)格子欠陥と酸素不定比性  d)イオン伝導性、混合伝導性 2)固体酸化物形燃料電池/電解セルの熱力学  a)固体酸化物形燃料電池/電解セルの起電力  b)固体酸化物形燃料電池/電解セルにおけるポテンシャル分布  c)電極過電圧の考え方3.固体酸化物形燃料電池/電解セル材料・反応・劣化の評価法 1)適切な材料・反応評価を行うための実験上の注意点 2)固体酸化物形燃料電池/電解セル材料の材料物性評価  a)導電率  b)イオン・電子部分導電率 3)固体酸化物形燃料電池/電解セルの電極反応・劣化の評価  a)電気化学測定法   a-1)I-V測定   a-2)交流インピーダンス測定  b)分光学的手法を用いたその場計測<質疑応答>

*途中、小休憩を挟みます。