リチウムイオン二次電池の高容量化・長寿命化・性能向上に向けた電極用バインダーと負極の開発動向、将来展望【LIVE配信・WEBセミナー】

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:05 
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主催者 (株)AndTech (&Tech)
キーワード 電気化学   電気化学   無機材料
開催エリア 全国
開催場所 ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です

★2024年4月24日WEBでオンライン開講。神奈川大学 松本氏、ATTACCATO合同会社 向井氏、日本ゼオン株式会社 園部氏が、リチウムイオン二次電池の高容量化・長寿命化・性能向上に向けた電極用バインダーおよび負極の開発動向と将来展望~正極用水系バインダー、無機系バインダを被覆したSi系負極の開発~について解説する講座です。

■注目ポイント★電池の高容量化、長寿命化、高安全性に寄与する無機バインダのシリコン(Si)負極へのコーティング技術とは!?★技術開発事例にもとづくバインダー設計の考え方から負極バインダー材料による膨れ抑制、長寿命化、リチウム析出抑制について紹介!

セミナー講師

第1部  神奈川大学  化学生命学部 応用化学科/教授  松本 太 氏 第2部  ATTACCATO合同会社  社長  向井 孝志 氏 第3部  日本ゼオン株式会社  機能性材料第一研究所/所長  園部 健矢 氏

セミナー受講料

【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

セミナープログラム

【第1講】 リチウムイオン二次電池電極用バインダーの調製と水系バインダー

【時間】 13:00-14:15【講師】神奈川大学 化学生命学部 応用化学科/教授 松本 太 氏

【講演主旨】 これまで私たちが行ってきた正極用水系バインダーの開発、および水系バインダー適用のための集電体表面の処理、正極材料のコーティングなど、水系バインダーの問題点とその解決法という形で、一つ一つ説明していき、水系バインダーの必要性と今後の将来性を感じてもらえるような内容をご紹介したいと思います。

【プログラム】1.リチムイオン二次電池におけるバインダーの機能と役割 1-1 バインダーの持つべき役割2.バインダーの分散法と電極の成膜方法3.負極用バインダー 3-1 水系バインダーの種類 3-2 水系バインダーと溶媒系バインダーの電池性能の比較 3-3 カルボキシメチルセルロース(CMC)バインダーについて 3-4 アクリル酸バインダーについて4. 正極用バインダー 4-1 水系バインダーの種類 4-2 水系バインダーと溶媒系バインダーの電池性能の比較 4-3 カルボキシメチルセルロース(CMC)バインダーについて 4-4 CMCバインダーとLi過剰固溶体正極材料の組み合わせについて5. ナノ構造を利用した正、負極用バインダー6. 研究動向と今後の課題 【質疑応答】

【キーワード】リチウムイオン電池、水系バインダー、カルボキシメチルセルロース

【講演のポイント】初心者の方でも分かるように説明いたします。

【習得できる知識】リチウムイオン二次電池(LIB)におけるバインダーの重要性新しいバインダーによるLIBの性能の向上

【第2講】 無機系バインダを被覆したSi系負極の開発と電極特性

【時間】 14:25-15:40【講師】ATTACCATO合同会社 社長 向井 孝志 氏

【講演主旨】 リチウムイオン電池の高容量化を図るため、従来の黒鉛系負極に比べて数倍の高容量を実現可能なシリコン(Si)系負極の研究開発が進められている。しかし、電極バインダの結着強度が不十分な場合、集電体から活物質(合材)層が剥離しやすくなり、サイクル寿命が短くなるという課題がある。Si系負極の長寿命化を図るには、充放電しても導電ネットワークを維持できる技術が重要である。本講演では、無機バインダをSi負極にコーティングすることで、電池の高容量化と長寿命化、高安全性に寄与することを紹介する。

【プログラム】1. リチウムイオン電池の市場動向2.次世代二次電池への要求3. Si系負極の特徴と周辺技術、モルフォロジー4. Si系負極の導電性が及ぼす電池暴走リスク5. Si負極用無機バインダの開発と電極特性、安全性 5-1. 電池用無機バインダの開発 5-2. 無機バインダコート電極の開発 5-3. Si負極、 Si-黒鉛混合系負極、Si-ハードカーボン混合系負極 5-4. 南極仕様バイオロギング用電源の開発例6.今後の展望【質疑応答】

【キーワード】高性能二次電池、シリコン系負極、無機バインダ

【講演のポイント】多様な実験例を紹介することで、Si系負極の開発に向けて、多面的に考える必要があることを解説します。

【習得できる知識】・現行のリチウムイオン電池の長所と短所・Si系負極と周辺技術・Si系負極の寿命改善に向けたアプローチ・無機バインダを用いた電極特性

【第3講】 負極バインダーの技術動向と電池特性への影響

【時間】 15:50-17:05【講師】日本ゼオン株式会社 機能性材料第一研究所/所長 園部 健矢 氏

【講演主旨】 リチウムイオン二次電池の車載用途への拡大に伴い、セルの大型化、高容量化等が進み、さらに生産性向上や低コスト化の技術開発が進んでいる。用いられるバインダーは、セル製造に係るプロセス機能のみならず、そのセル機能の向上に貢献する重要な部材と認識されている。本講演では、負極バインダーについて、求められる機能に基づいて、バインダー設計の考え方等を技術開発事例でご紹介するとともに今後の動向について述べる。

【プログラム】1.はじめに2.負極バインダーの機能と用いられる材料3.負極バインダーの技術動向4.今後の開発動向【質疑応答】

【キーワード】リチウムイオン電池、バインダー、スラリー、電極、電池材料

【講演のポイント】開発事例では、負極バインダー材料による膨れ抑制、長寿命化、リチウム析出抑制についての事例をご紹介予定です。

【習得できる知識】リチウムイオン電池におけるバインダーの役割リチウムイオン電池負極バインダーに求められる機能リチウムイオン電池負極バインダーの技術開発事例と今後の動向