OLEDディスプレイの最新市場・技術動向2024~QD-OLED、WOLED、IT-OLED、フォルダブル、OLEDoSなど最先端動向に対応するために~<Zoomによるオンラインセミナー・見逃し配信あり>

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電子デバイス・部品   高分子・樹脂加工/成形   UI/UX/ヒューマンインターフェース
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

○進化を続けるOLEDディスプレイについて市場/技術の両面から最新動向を掴む! ○OLEDの構造・原理から、材料・デバイス・製造プロセスなどの技術動向や高輝度・高効率化へのアプローチ、Apple、Samsung、LG、ソニーほか国内外の企業動向やマーケットへの影響予測、展望まで。 

セミナー講師

サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 先生

■ご略歴: 1982年日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。1993年日立製作所電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの開発を主な担当とする。2009年パナソニック液晶ディスプレイ株式会社へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。2017年末退職。2018年1月よりサークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。著書(共同執筆)に、 Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid CrystalDisplays and Smart Devices” IET(UK) (2019)が有る。主な受賞歴は、「2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞」「2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)受賞テーマ「広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発」」である。登録特許457件保有、特許分析に精通。■ご専門および得意な分野・研究:ディスプレイ・デバイスの技術分野、関連する特許調査・解析

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

 1月開催「CES2024」を見ると、Samsung、LGがOLEDを使用した高輝度TV用セットを展示している。これらのディスプレイパネルでは量子ドットOLED(QD-OLED)、白色OLED(WOLED)である。また、HMDのVR、AR機器も小型のOLEDマイクロディスプレイ(OLEDoS)が使われているSonyが展示した。2月にはこのOLEDoS搭載のApple Vision Proが発売された。 一方、スマホ用OLEDディスプレイでは2023年発売の最新のiPhone 15 Pro Maxに於いて2000nitsの高輝度化、フォルダブルスマホGalaxy Z Fold5にはCOE(Color Filter On Encapsulation)により採用透過率向上が図られた。このようなOLED高輝度化は、青色発光材料の効率改善を筆頭に、様々な新技術が採用されている。また、ファインメタルマスク(FMM)蒸着で制約されていた開口率を向上する、ホト加工による製造プロセス、の開発も盛んになって来ている。 本セミナーでは、まず、目覚ましく向上したOLED効率技術、青色燐光発光材料の開発状況、さらに、フォルダブルOLEDパネルを搭載したGalaxy Z Fold搭載技術を、折曲げモジュール構造、画面下カメラUPC or UDC、G8.7投資も含めApple iPad Pro、Mac Book Pro採用を目指す高輝度化IT-OLED技術、Si基板上に1.3型で4K解像度のWOLED OLEDoSの高色再現性技術、など様々な最新技術を詳細に解説する。

受講対象・レベル

・ディスプレイ関連材料、装置の企業、大学の研究機関で設計、開発業務に対して最新のディスプレイ技術動向の知見を得たいと考えている方・ディスプレイ関連材料、装置の企業、大学の研究機関でディスプレイ市場動向マーケッティング、営業、企画に対して、最新技術動向の基礎理解を望まれる方

必要な予備知識

高校卒業レベルの物理、化学の知識

習得できる知識

・最新の有機EL(OLED)パネルディスプレイ及びこれを搭載したTV、タブレット、ノートPC、スマートフォンの技術動向・OLEDパネル効率向上に関する、発光材料、デバイス技術 ・ファルダブルスマホのヒンジ、モジュール構造から画面下カメラ技術・ハイエンドTV用採用OLED技術(QD-LED、WOLED)・Apple次世代iPad Pro, Mac Book採用予定のIT-OLED技術・Apple Vision Proに採用されるマイクロOLEDディスプレイ(OLEDoS)技術など

セミナープログラム

1.OLEDディスプレイ・デバイスの構造と動作原理 1)OLEDの構造と動作原理(RGB-OLED、大型WOLED、Micro-Cavity) 2)OLEDの発光材料と動作モード(蛍光、燐光、TADFの比較) 3)フォトルミ(PL)QD、QD-OLEDの構造と動作原理2.CES2024に見るOLED最新動向 1)高輝度化が更に進むプレミヤTV(WOLED vs QD-OLED) 2)SDC QD-OLED、LGD WOLEDパネル品種増に対応のGamingモニター 3)高精細OLEDoS採用XR/MR/VR機器、SDCのFlexible OLEDパネル新動作形態(スマホ、車載用途) 4)LGDの透明OLED技術解析 5)SDCの第3世代QD-OLED、LGDの第3世代QD-OLED(META Technology2.0)3.青発光材料EQE2倍化によるOLED搭載市場製品への影響・効果 1)RGB-OLED発光材効率と消費電力の関係現状把握、材料改善の効果、コスト試算 2)スマホ/Tablet/Noto PCへの効果内容詳細 3)TV(WOLED、QD-OLED)/VR・AR(OLEDoS)への効果内容詳細 4)青EQE 2倍化の製品への効果まとめ 5)SDCの青燐光材技術4.開口率向上を狙うホト加工製造技術(IDW2023@新潟の講演情報) 1)VisionoxのViP技術 2)JDIのeLeap技術 3)半導体エネルギー研究所SELのMML技術5.OLED最新技術が採用され続けて来たフォルダブルGalaxy Z Foldの解析 1)フォルダブルスマホGalaxy Z Fold仕様変遷(Z Fold1~5)とZ Fold5のトピックス 2)水滴型(Water Drop)ヒンジ構造の採用で折り畳み厚さを薄型化 3)堅牢性、軽量、薄型を追求したフォルダブルOLEDモジュール構造 4)画面内自撮りカメラ配置技術の変遷:パンチホール 5)画面内自撮りカメラ配置技術の変遷:画面下カメラUPC or UDCと技術課題 6)画面内自撮りカメラ配置技術の変遷:中国パネル技術と残された技術課題6.Apple iPad Pro 及びiMac採用へ向け高輝度化を狙うIT-OLED技術 1)AppleのIT OLEDパネル採用のロードマップ及びパネルメーカの準備する技術 2)Mini-LED BL IPS-LCDからハイブリッドOLEDとタンデムOLED技術へ 3)G8.7で採用を目指すOxide TFTの高移動化(LGD) 4)G8.7で採用を目指すOxide TFTの高移動化(SDC) 5)G8.7で採用を目指すOxide TFTの高移動化対応スパッタターゲット材(三井金属)7.Apple Vision Pro採用OLEDoS最新技術動向 1)Apple Vison Pro/Sony CES2024 XR採用の4K OLEDoSの高色再現性化 2)特許調査による高色再現性化(Micro Cavity構造化)のWOLED OLEDoS構造8.まとめ:2024年のディスプレイ・デバイス戦国絵巻、製品ライフサイクル、市場毎のディスプレイ輝度<質疑応答>