接着の基礎・異種材料の接着技術および接着耐久性評価法・寿命予測とシランカップリング剤での金属表面処理法【LIVE配信・WEBセミナー】
開催日 |
13:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | (株)AndTech (&Tech) |
キーワード | 接着・粘着 高分子・樹脂材料 複合材料・界面技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です |
★2024年4月9日WEBでオンライン開講。岩手大学 平原氏が接着の基礎・異種材料の接着技術および接着耐久性評価法・寿命予測とシランカップリング剤での金属表面処理法について解説する講座です。
■本セミナーの主題★工業機能部品、電子電機部品、塗料部品などのもの作りでは製品設計、生産加工技術そして機能性を発現させるために接合技術が重要!★【シランカップリング剤】→分子内に有機材料・無機材料と結合する官能基を併せ持ち様々な異種材料間の接着、接合材料として適用されております!
■注目ポイント★自動車、半導体、医療関連機器などにおいて高効率化・高機能化・高生産化向上のための異種材料の接合・界面表面解析等による複合材料の分子接合技術を紹介!★Beyond 5Gを見据えた高速伝送対応部材として期待されるめっき技術を紹介!
セミナー講師
岩手大学 理工学部 化学・生命理工学科 化学コース 教授 平原 英俊 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
セミナー趣旨
工業機能部品、電子電機部品、塗料部品などのもの作りでは製品設計、生産加工技術そして機能性を発現させるために接合技術が重要な役割を担っている。分子接合技術とは、異種材料同士でも分子レベルでの化学的結合を可能にする接合技術です。本講演では自動車、航空機、半導体、医療関連機器などにおいて高効率化・高機能化・高生産化向上のための、異種材料の接合および界面表面解析等による複合材料の分子接合技術を紹介します。 また、エレクトロニクス実装分野における本技術によるBeyond 5Gを見据えた高速伝送対応部材として期待されるめっき技術を紹介します。すなわち、異種材料の接合接着、樹脂への金属めっきにおいて、主として材料の表面界面制御が接合の信頼性を高める上で重要であることを説明し、実践的な内容と考え方を解説します。そして、XPS、FT-IR測定によって材料の表面を分析し、材料表面状態に及ぼすシランカップリング剤の反応条件と接着力の影響、シランカップリング剤の金属表面処理方法について事例を交えて紹介する。 さらに、接着メカニズムを理解する上で、接合物界面をAFMとFT-Rを複合化した分析装置(AFM-nanoIR)そしてAFMと局所熱分析を複合化した分析装置(AFM-TA)を用いてのナノオーダーでの局所熱分析およびもの作りに必要な接合技術にも言及します。
セミナープログラム
1.接着技術の必要性 1-1 材料の変遷と複合材料の活用 1-2 接着技術の現状と課題 1-3 環境問題と接着 1-4 接着とISO
2.接着過程における諸因子 2-1 ポリマーの流動と接着 2-2 被着体に対するポリマーのぬれ 2-3 界面の安定化 2-4 接着における界面結合力 2-5 接着物の環境要因による剥離現象の解明
3.接着の評価解析に利用される分析機器の特徴と分析事例 3-1 表面分析方法の分類 3-2 各種表面分析機器の特徴と活用と分析方法 3-3 接着界面の安定と界面分析事例 3-4 樹脂と金属の接着界面の劣化とはく離要因の関係 3-5 ゴムと金属の接着界面の耐久性評価
4.接着安定性に及ぼす金属の表面性状の影響 4-1 金属の前処理方法の種類 4-2 洗浄による表面状態とその表面の特性 4-3 金属酸化物の形成とシランカップリング剤の反応性
5.シランカップリング剤の反応性 5-1 シランカップリング剤の機能 5-2 シランカップリング剤の反応性 5-3 シランカップリング剤の反応量の測定方法 5-4 シランカップリング剤の反応状態と接着強度 5-5 AFM-nanoIR、 AFM-TAよる表面界面局所赤外分析と熱分析
6.異種材料の接着技術事例 6-1 樹脂と金属の接合(接着剤レス)技術 6-2 分子接合技術によるポリマーと金属の射出成型接着 6-3 ポリマーとポリマーの接着 6-4 樹脂へのめっき技術
【質疑応答】