カールフィッシャー法による水分量測定の原理と実践

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ 水分量測定に汎用されるカールフィッシャー法の測定原理と利点、および実際的応用例について詳しく解説!

セミナー講師

【第1部】 神戸大学大学院理学研究科 元准教授 農博 大堺 利行 氏 〈略歴〉1980 年京都大学農学部卒業。1985 年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)。1987 年神戸大学教養部助手,同講師,同大学理学部助教授を経て,2001 年より理学研究科准教授。2022年に定年退職。2014年度日本分析化学会近畿支部長,2018-2019年度日本ポーラログラフ学会会長などを歴任。2015 年日本分析化学会学会賞,2021年日本ポーラログラフ学会志方国際メダルを受賞。【第2部】 京都電子工業(株) 技術開発本部 分析技術第一課 三木 雄介 氏〈略歴〉2013年龍谷大学大学院理工学研究科物質化学専攻修士課程修了同年 京都電子工業(株)入社京都電子工業(株) 技術開発本部 分析技術第一課 瀬渡 長武 氏 〈略歴〉1991年島根大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了同年 京都電子工業(株)入社環境計量士(濃度関係) 

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  • 複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
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  • 部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

【10:30~13:30】【第1部】 カールフィッシャー法の原理

 神戸大学大学院理学研究科 元准教授 農博 大堺 利行 氏

 【講座主旨】1935年にKarl Fischerが発明した水分量測定法、いわゆるカールフィッシャー(滴定)法は、水に選択的、広い濃度範囲の測定が可、測定時間も短いという優れた利点があり、化成品、薬品、食品などの水分量測定に広汎に利用されてきました。しかし、本法の原理や特徴について詳しく解説した書物は少なく、十分な理解のもとに水分量測定が実施されていないことが懸念されます。本講演の前半では、カールフィッシャー法の基礎原理と二つの滴定法(容量法と電量法)の装置の仕組みについて、具体的な測定例も示しながら分かりやすく解説します。

習得できる知識 ・カールフィッシャー法の基礎原理を理解できる。 ・二つの滴定法(容量法と電量法)の装置の仕組みを理解できる。

【講演内容】1.二つの簡易水分定量法(乾燥法とカールフィッシャー滴定法)2.自動滴定装置3.カールフィッシャー反応4.二つの滴定法(容量法と電量法) 4.1 容量法の装置 4.2 電量法の装置 4.3 双白金電極を用いる終点決定5.カールフィッシャー法の利点と欠点6.応用例(油水界面における親水性イオンによる水の共抽出)

【質疑応答】

【13:30~16:30】  【第2部】 カールフィッシャー法の実践

 京都電子工業(株) 技術開発本部 分析技術第一課 三木 雄介 氏 京都電子工業(株) 技術開発本部 分析技術第一課 瀬渡 長武 氏 【講座主旨】カールフィッシャー滴定法について、実試料分析への適用を実例とともに説明します。そのための測定手順と測定装置の操作方法の詳細、試薬類、関連する周辺機器の選択と使用方法を紹介します。また装置の点検、メンテナンスについても説明します。

◆習得できる知識 ・実試料分析の詳細を理解できる。 ・試薬、関連機器の選定方法と使用法を理解できる。

【講演内容】

1.各種産業分野での応用事例 -JIS、薬局方をはじめとする公的規格への採用状況-2.容量滴定法と電量滴定法 -特長と使い分け-3.容量滴定法 3.1 滴定試薬、脱水溶媒、水標準品 3.2 装置構成 3.3 測定手順 3.4 トラブル対策4.電量滴定法 4.1 陽極液、陰極液、水標準品 4.2 装置構成 4.3 測定手順 4.4 トラブル対策5.関連機器、アクセサリー 5.1 水分気化装置 5.2 各種サンプラー 5.3 多検体チェンジャ・オートサンプラー6.各種測定事例と分析のコツ7.装置の点検とメンテナンス

【質疑応答】