易解体性接着のトレンドと分子、材料設計技術

66,000 円(税込)

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開催日 9:50 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 接着・粘着   化学反応・プロセス   高分子・樹脂材料
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ 易解体性はどのように発現するのか? 強度と両立する材料設計の方法を詳解!

セミナー講師

1. エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏 2. 早稲田大学 大学院創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻 教授 博士(工学) 所 千晴 氏 3. (地独)大阪産業技術研究所 和泉センター 高分子機能材料研究部 主幹研究員 博士(工学) 舘 秀樹 氏 4.福井工業高等専門学校 物質工学科 准教授 博士(工学) 古谷 昌大 氏5.兵庫県立大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授 博士(工学) 近藤 瑞穂 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み・資料付き)〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込み)〕

受講について

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セミナープログラム

<09:50〜11:20>1.易解体接着技術のトレンド

エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏 

【講演概要】解体性接着( Dismantlable adhesion )とは,必要とするときに化学的または物理的,或いはこの両者によって解体できる機能を備えた接着のことである。解体性接着剤( Dismantlable Adhesive )とは,必要な時に何らかの手段によって接着部の解体が可能なように設計された接着剤のことである。すなわち接着機能と解体機能を併せ持つ接着剤が解体性接着剤である。  社会問題として環境問題が取り上げられて久しいが,環境保全,環境改善を実行するためには3Rでの対応が重要だといわれている。3RとはReduce(削減),Reuse(再使用),Recycle(再利用)の頭文字をとったものだ。接着に於いて,接着剤層のReuse,Recycleは困難だが,接着部を剥がすことができれば,被着材のReuseとRecycleは可能になる。ここに解体性接着剤及び解体接着技術開発のコンセプトがある。  このセミナーでは,「はがせる接着」解体性接着技術のトレンドと題して,解体性接着剤 ・解体接着技術の現状をお話しする。接着が環境保全・環境改善にいかに貢献しているかをご理解頂きたい。 【プログラム】1.解体性接着、解体性接着剤とは2.解体性接着剤の開発コンセプト3.解体性接着剤が適用可能な分野4.解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性変化5.解体性接着剤の技術開発動向6.熱分解性ポリマーの応用7.エチレン系アイオノマー8.熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム9.熱膨張マイクロカプセル混入接着剤10.熱膨張マイクロカプセルを利用した解体性接着技術(オールオーバー工法)11.高耐熱解体性接着剤12.高周波加熱による接着の解体13.電磁誘導加熱(金属の種類と発熱温度の関係)14.マイクロ波加熱による接着の解体15.通電剥離接着剤(エレクトリリース)16.靴の循環型リサイクルシステムと解体17.製靴用解体性接着剤の開発18.解体性接着剤の紹介(粘着テープを含む)

【質疑応答】

<11:30〜12:30>2.電気パルス法による接着解体技術とその応用・可能性

早稲田大学 大学院創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻 教授 博士(工学) 所 千晴 氏 

【プログラム】1.サーキュラーエコノミー実現のための分離技術 1.1 多様な分離技術の必要性 1.2 電気パルス法の概要2.電気パルス法を想定した易分解接着の検討例 2.1 易分解接着構造の例 2.2 易分解接着剤の例 2.3 細線爆発現象利用の例3.電気パルス法の工業的応用の可能性 3.1 リチウムイオン電池正極材剥離の例 3.2 太陽光パネルセルシート分離の例 3.3 CFRP分離の例

【質疑応答】

<13:10〜14:10> 3.分解性や剥離性を有する解体性接粘・接着技術の開発

(地独)大阪産業技術研究所 和泉センター 高分子機能材料研究部 主幹研究員 博士(工学) 舘 秀樹 氏  

【プログラム】1.解体材料の必要性2.光分解性架橋剤 2.1 光分解性架橋剤の設計と性能 2.2 光分解性架橋剤を用いた易剥離粘着剤 2.3 光分解性架橋剤の応用3.超音波易剥離粘着剤 3.1 分解性ポリウレタン型粘着剤 3.2 超音波照射による剥離とそのメカニズム4.電気剥離粘着テープ 4.1 電気剥離粘着テープの概要 4.2 電気剥離粘着テープの特性

【質疑応答】

<14:20〜15:20>4.可逆的に開裂する化学構造を活用した解体性接着剤の開発

福井工業高等専門学校 物質工学科 准教授 博士(工学) 古谷 昌大 氏  

【講座概要】我々の研究グループでは、ジスルフィド(SS)結合の化学的な性質を活用した高分子材料、特に光接着材料の開発を行ってきました。本講座ではSS結合をはじめ、可逆的に開裂する化学結合の特徴について説明します。そして、それらの特徴を活かしたかたちでの接着材料設計について、我々の研究内容を交えて説明します。 【受講対象】講習会のメインテーマに関連する企業の若手〜中堅の研究者の方【受講後、習得できること】化学結合の種類や性質に関する基本的な知識、光接着に関する基本的な知識、ジスルフィド(SS)結合関連の研究動向など【プログラム】1.はじめに2.可逆的に開裂する化学構造 2.1 水素結合 2.2 Diels-Alder付加体 2.3 ジスルフィド(SS)結合3.SS結合を含む熱解体性光接着剤の開発 3.1 SS結合の接着材料への導入の試み 3.2 光接着剤の構成要素 3.3 光接着時の反応 3.4 エポキシ系熱解体性光接着剤 3.5 アクリル系熱解体性光接着剤4.接着層中でのSS結合の役割 4.1 架橋形成 4.2 被着体表面との相互作用 4.3. 熱解体への関与5.おわりに

【質疑応答】

<15:30〜16:30>5.光反応を用いた解体性接着剤の開発

兵庫県立大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授 博士(工学) 近藤 瑞穂 氏

【プログラム】1.フォトクロミック色素を用いた光解体性接着剤2.液晶と光相転移3.液晶の光相転移を用いた解体性接着剤4.N-ベンジリデンアニリン液晶の光相転移を用いた解体性接着剤5.異方性接着

【質疑応答】