ペロブスカイト太陽電池の高効率・高耐久化の最新技術と屋外・屋内用素子の開発

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 地球温暖化対策技術   電子デバイス・部品   半導体技術
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

結晶層の緻密化・平坦化と欠陥を減らす製膜法、軽量フレキシブル素子の開発、鉛フリーのペロブスカイト、太陽電池の電圧・高効率化、材料の耐久性の改善など。

ペロブスカイト太陽電池の基礎、生産技術、高電圧・高効率化、材料の耐久性の改善、優位性や応用の可能性、今後の課題と市場規模の可能性などについて、最先端の情報を解説します。

 

日時

【会場受講】 2023年12月13日(水) 13:00~16:30【Live配信】 2023年12月13日(水) 13:00~16:30【アーカイブ配信】 2023年12月22日(金) まで受付(配信期間:12/22~1/15)

セミナー講師

桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授 工学博士 宮坂 力 氏 専門:光電気化学、ペロブスカイト光電変換素子の研究開発HP: http://www.cc.toin.ac.jp/sc/miyasaka/index.html1981年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て2001年より現職。この間に大学院工学研究科長、研究推進部長。2005年~2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役。2017年より東京大学先端科学技術研究センター・フェロー。電気化学会名誉フェロー、2020年~2023年、早稲田大学先進理工学研究科客員教授。専門は光電気化学、色素増感太陽電池、ペロブスカイト太陽電池の開発。JAXA宇宙探査ハブ共同研究プロジェクトリーダー。受賞は、英国RANK賞(2022年)クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(2017年)、日本化学会賞(2017年)、応用物理学会業績賞(2019年)、市村学術賞(2020年)、など。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】1名申込みの場合:35,750円 ( E-Mail案内登録価格 33,990円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら

アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 会場での録画終了後から営業日で10日以内を目安に視聴開始のご案内をお知らせします。
  • S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間は営業日で10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。≫ 視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

配布資料

  • 会場受講:製本テキスト
  • Zoom配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
  • アーカイブ配信受講:製本テキスト(開催日を目安に発送)※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。

セミナー趣旨

 ペロブスカイト材料を用いる光電変換素子のエネルギー変換効率は、単結晶Si太陽電池と同等の26%、Siとのタンデムセルでは34%に達している。溶液塗布(印刷法)を使った低コスト生産によって軽量でフレキシブルな大面積素子の製作も可能となる。産業では太陽光発電用としてのみならず屋内IoT機器用の光発電素子への実装も始まり、屋内照明に対する効率は34%と極めて高い。半導体としてのペロブスカイトの優れた光物性は発光素子(LED)、光センシング素子、X線検出素子なども含めて産業の応用が広がりつつある。 本講演では、大面積フレキシブルペロブスカイト太陽電池の生産技術を紹介しながら、実用化の課題である耐久性を高める技術を含めた開発動向を解説する。

受講対象・レベル

パワーデバイス(光電変換素子)・エネルギーハーベストに関心のある、あるいは開発に携わる方、市場調査をされる方

習得できる知識

・ペロブスカイト太陽電池がなぜ高効率を達成できるのか?その原理的根拠を知る・ペロブスカイト半導体がほかの半導体(シリコンなど)に比べて持つ優位点とその根拠・鉛がペロブスカイト材料に必要なのか? ペロブスカイト以外の材料は可能なのか?・ペロブスカイト太陽電池の実用化が向かう方向ペロブスカイト太陽電池の高効率化と高耐久化の現状について最先端の情報を提供します。またペロブスカイト素子の開発が、既存のシリコン太陽電池との競争においてどのような優位性が有るか、また、光エレクトロニクスの分野を含めて他にどのような応用が可能かを紹介します。

セミナープログラム

1.ペロブスカイト半導体の特徴と太陽電池の様々な構造 1.1 有機無機ハロゲン化ペロブスカイト結晶とその薄膜の光物性 1.2 セル構造と発電の基本原理2.ペロブスカイト結晶層の製膜方法 2.1 溶液塗布による薄膜形成法 2.2 結晶層を緻密・平坦化、欠陥を減らす製膜法3.太陽電池の高電圧・高効率化 3.1 高効率化につなげるための結晶膜の構造 3.2 高い開回路電圧の取り出しが可能な材料作製 3.3 粒子の界面(grain boundary)がもたらす不効率化の抑制4.屋内IoTへの応用に向けた軽量フレキシブル素子の開発 4.1 SnO2含めた電荷輸送層の低温製膜法 4.2 大面積の軽量プラスチックフィルム型素子の開発5.ペロブスカイト材料の耐久性の改善 5.1 耐熱性向上のためのオール無機ペロブスカイト組成 5.2 正孔輸送材料とその界面のパッシベーション6. 環境安全性の確保に向けた対策 6.1 鉛を用いないペロブスカイトの合成と高効率化 6.2 鉛ペロブスカイトの環境インパクトに関して7.今後の課題と市場規模の可能性 □質疑応答/名刺交換(会場受講のみ)□