粉体の表面デザインと機能性付与

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 シーエムシー・リサーチ
キーワード 化粧品・医薬部外品技術   化学反応・プロセス   物理化学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

セミナー講師

福井 寛 氏  福井技術士事務所 代表技術士(化学部門)

【講師経歴】 1974年、広島大学大学院 工学研究科 修士課程修了 1974年、㈱資生堂 入社。工場、製品化研究、基礎研究(粉体の触媒活性および表面 処理)などの研究に従事。香料開発研究室長、メーキャップ開発センター長、素材・薬剤開発センター長、特許部長、フロンティアサイエンス事業部長、資生堂医理化テクノロジー社長などを歴任。 2010年、福井技術士事務所設立。 東北大学、東京理科大学、信州大学、大同大学の客員教授など歴任。現在に至る。

セミナー受講料

55,000円(税込)

* 資料付*メルマガ登録者 49,500円(税込)*アカデミック価格 26,400円(税込)

★メルマガ会員特典2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。

★ アカデミック価格学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。

受講について

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。 → https://zoom.us/test
  • 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
  • ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
  • 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。

■ お申し込み後の流れ

  • 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
  • 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
  • セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
  • 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
  • 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。

セミナー趣旨

 粉体は様々な産業に利用されているが、バルクの性質に加えて粉体の性質と表面の性質があるために、とても扱い難いものである。

 特に粉体表面の触媒活性はさほど強い活性がなくても共存する他の成分に影響を与え、製品の品質を劣化させる場合があり、その対策として表面処理がなされる場合がある。また、製品の特性を向上させるために、製品に配合されている粉体に表面処理を行って機能性を付与することも様々な分野で行われている。

 本講では粉体表面の基本性質、粉体の表面処理の概論、化粧品分野での粉体の表面デザインと機能性付与、および表面を不活性化した後に機能性を付与する「機能性ナノコーティング」について述べる。

 化粧品分野の機能性付与の例が多いが、この例は化粧品以外の産業にも大きなヒントを与えると考えている。

受講対象・レベル

  • これまで粉体・微粒子を扱っていて新しい展開を考えている研究者・技術者
  • これから粉体・微粒子を扱うので全体を知りたい研究者・技術者

習得できる知識

  • 粉体の粒子特性、表面特性など粉体の全体像が把握できる
  • 一般工業用粉体の気づかない触媒作用(劣化など)が把握できる
  • 粉体が関係するトラブルの原因が分かり易くなる
  • 粉体の表面処理の考え方が把握できる
  • 化粧品分野における事例から自分の分野での粉体の機能性付与のヒントがつかめ
  • 機能性ナノコーティングの概要が把握できる

セミナープログラム

※ 適宜休憩が入ります。

1.粉体とは何か 1)粉体の粒子的性質  ・ 粉体の分散  ・ 塩基の評価法  ・ 濡れ、表面張力  ・ 表面積、細孔分布 2)粉体の表面の性質と分散  ・ 表面水酸基電荷、等電点 3)粉体の触媒活性  ・ 固体酸、固体塩基  ・ 指示薬法を用いた固体酸・塩基の評価法  ・ モデル反応を利用した固体酸・塩基の評価法  ・ 油脂の酸化  ・ 光触媒  2.粉体の表面デザイン 1)固相による表面処理  ・ メカノケミカル反応  ・ ナノ・ミクロン粒子複合化 2)液相による表面処理  ・ 金属の被覆  ・ ゾル-ゲル法による金属酸化物処理  ・ シランカップリングによる処理  ・ シリコーン、フッ素系ポリマーなどの被覆  ・ 超臨界の利用 3) 気相による表面処理  ・ プラズマ処理  ・ PVD、CVD  3.粉体への機能性付与 1) 可視光の制御  ・ 色調補正  ・ 凹凸補正 2) 紫外線の制御  ・ 紫外線散乱剤 3) においの制御  ・ 悪臭成分除去 4) 分散性・使用性の制御  ・ 乳化系に上手く分散させる 5) 保湿性の制御  ・ スキンケア粉体  4.機能性ナノコーティング 1)あるがままの表面を利用した表面処理  ・ プロピレンオキシドの重合  ・ スチレンの重合 2)環状シロキサンによるポリメチルシロキサン(PMS)ナノコーティ ング  ・ PMSナノコーティング粉体のキャラクタリゼーション  ・ PMSナノ薄膜の生成機構と特性  ・ PMS粉体の酸化および結晶転移抑制 3)コーティング膜へのペンダント基の付加と応用  ・ アルキル基の付加  ・ アルコール性水酸基の付加  ・ イオン交換基の付加