易解体性(粘)接着のメカニズム,材料設計,機能評価,その応用

60,500 円(税込)

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開催日 10:15 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 接着・粘着   高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

★熱・膨張・通電・光硬化/ライトメルト・・・接着解体のメカニズムとその処方

★仮止め , マスキング , 自動車 , 住宅建築などへの採用の動き

セミナー講師

【第1部】エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏

【第2部】早稲田大学理工学術院 , 東京大学大学院工学系研究科 教授 博士(工学)  所 千晴 氏

【第3部】新潟大学 名誉教授 工学博士  田中 眞人 氏

【第4部】スリーエムジャパン(株) テープ・接着剤製品技術部 スペシャリスト 岸崎 治 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込み,資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
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セミナープログラム

【10:15〜12:15】第1部 「剥がせる接着」解体性接着技術のトレンド●講師 エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏【講座の趣旨】 解体性接着( Dismantlable adhesion )とは,必要とするときに化学的または物理的,或いはこの両者によって解体できる機能を備えた接着のことである。解体性接着剤( Dismantlable Adhesive )とは,必要な時に何らかの手段によって接着部の解体が可能なように設計された接着剤のことである。すなわち接着機能と解体機能を併せ持つ接着剤が解体性接着剤である。  社会問題として環境問題が取り上げられて久しいが,環境保全,環境改善を実行するためには3Rでの対応が重要だといわれている。3RとはReduce(削減),Reuse(再使用),Recycle(再利用)の頭文字をとったものだ。接着に於いて,接着剤層のReuse,Recycleは困難だが,接着部を剥がすことができれば,被着材のReuseとRecycleは可能になる。ここに解体性接着剤及び解体接着技術開発のコンセプトがある。  このセミナーでは,「はがせる接着」解体性接着技術のトレンドと題して,解体性接着剤 ・解体接着技術の現状をお話しする。接着が環境保全・環境改善にいかに貢献しているかをご理解頂きたい。【セミナープログラム】1.解体性接着剤の開発コンセプト2.解体性接着剤が適用可能な分野3.解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性率変化4.解体性接着剤の技術開発動向5.熱分解性ポリマーの応用6.エチレン系アイオノマー7.熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム8.熱膨張マイクロカプセル混入接着剤9.熱膨張マイクロカプセルを利用した解体性接着技術(オールオーバー工法)10.高耐熱解体性接着剤11.高周波加熱による接着の解体12.電磁誘導加熱(金属の種類と発熱温度の関係)13.マイクロ波加熱による接着の解体14.通電はく離接着剤(エレクトリリース)15.靴の循環型リサイクルシステムと解体16.製靴用解体性接着剤の開発17.解体性接着剤(粘着テープを含む)の紹介【質疑応答】

【13:00〜14:00】第2部 電気パルス法による接着解体技術と その応用・可能性●講師 早稲田大学理工学術院 , 東京大学大学院工学系研究科 教授 博士(工学)  所 千晴 氏【セミナープログラム】1.サーキュラーエコノミー実現のための分離技術  1.1 多様な分離技術の必要性  1.2 電気パルス法の概要2.電気パルス法を想定した易分解接着の検討例  2.1 易分解接着構造の例  2.2 易分解接着剤の例  2.3 細線爆発現象利用の例3.電気パルス法の工業的応用の可能性  3.1 リチウムイオン電池正極材剥離の例  3.2 太陽光パネルセルシート分離の例  3.3 CFRP分離の例【質疑応答】

【14:15〜15:15】第3部 マイクロカプセルの刺激応答性,易崩壊性接着技術について●講師 新潟大学 名誉教授 工学博士  田中 眞人 氏【講座の趣旨】 接着剤への応用を念頭にしたマイクロカプセルの基礎的事項(構造,粒径,シェル材種), と調製法を説明するとともに,調製実施例を解説する。【セミナープログラム】1.マイクロカプセルの基礎   1.1 マイクロカプセルの種類と粒径・構造  1.2 シェル材種と刺激応答性  1.3 調製法の基礎    ①懸濁重合法    ②界面重縮合反応法    ③in-situ 重合法    ④その他2.マイクロカプセル調製実施例   2.1 加熱応答性マイクロカプセル調製例  2.2 機械的圧力応答性マイクロカプセル調製例  2.3 その他の実施例 3.マイクロカプセルの刺激応答性,易崩壊性接着技術への可能性  3.1 刺激応答性を用いた易崩壊性(易解体性)接着の考え方  3.2 研究事例,応用事例のご紹介【質疑応答】

【15:30〜16:30】第4部 リワーク性接合材ソリューションについて●講師 スリーエムジャパン(株) テープ・接着剤製品技術部 スペシャリスト 岸崎 治 氏【講座の趣旨】 3M(tm)はテープ・液体接着剤の両方の製品群を持つ,数少ない総合接合材メーカーです。 41年の実績を持つVHB(tm) テープから,今年2023年新発売の3M(tm) VHB(tm) Extrudable tape まで,3種類の製品を“リワーク性”をキーワードにしてご紹介いたします。【セミナープログラム】1.新製品3M(tm) VHB(tm) Extrudable tapeのご紹介  1.1 オートメーション化対応などの特徴  1.2 リワーク性(ストレッチリリース)  1.3 採用事例2.VHB(tm) アクリルフォームテープVHX-1116Gシリーズのご紹介  2.1 製品特徴  2.2 ピール試験によるデモ  2.3 採用事例3.ポリウレタンフォームテープ4734FP-86DHCのご紹介  3.1 製品特徴  3.2 フォームスプリットによるデモ  3.3 採用事例【質疑応答】