カルノーバッテリー技術の基礎と世界の最新研究開発動向

~高温蓄熱技術と新材料の応用~

高温熱源回収に向けた潜熱蓄熱材料の開発に取り組んでいる講師が教える、世界最先端の高温蓄熱技術!
■ 排熱の有効利用により、エネルギーのリサイクルを可能にする高温蓄熱技術の必要性
■ 液体顕熱蓄熱技術、固体顕熱蓄熱技術、化学蓄熱技術などの概要
■ 糖アルコール、溶融塩、金属・合金系などの蓄熱材料の最新情報
■ 電力を一旦熱に変換して蓄熱システムで貯蔵するシステム「カルノーバッテリー」について
■「熱」の輸送や供給の可能性を広げる、潜熱蓄熱材料「マイクロカプセル蓄熱材」について
など、基礎知識から応用技術の現状と課題、今後の方向性や世界の最新動向まで、しっかりと解説します。
※カルノーバッテリーだけではなく、工場での排熱利用に関心がある方にも受講をお勧めします。

■特典■
このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
Live受講に加えて、アーカイブでも以下の期間視聴できます。
視聴期間:7/3~7/9

セミナー趣旨

 変動性再生可能エネルギー由来の電力を一旦熱に変換して蓄熱(=蓄エネ)し、熱機関を用いて電力へ変換して供給するカルノーバッテリーは、数時間から数日程度の蓄エネルギー技術として期待されている。そこで本講では、カルノーバッテリーの基礎と世界の研究開発動向および関連する高温蓄熱技術開発の最新動向を具体例を挙げて詳細に説明します。

受講対象・レベル

● 排熱回収、再生可能エネルギーの利用技術に携わる方
● 蓄熱を利用した蓄エネルギー技術の最新動向に関して情報を得たい方
● 新規蓄熱材の開発に興味がある方、新規蓄熱材の利用に興味がある方
● とにかく熱を何とかしたい!と考えている方

習得できる知識

● 蓄エネ技術としての蓄熱発電・カルノーバッテリーの最新開発状況
● 世界の高温蓄熱技術の最新動向
● 高温領域の蓄熱材の特徴および有用性

セミナープログラム

1.高温蓄熱技術の必要性
 1.1 産業排熱回収における中温蓄熱技術の必要性
 1.2 蓄エネルギーシステムの新たなオプションとしての高温蓄熱技術
 
2.高温蓄熱技術の種類と主要な蓄熱材料の開発状況
 2.1 液体顕熱蓄熱技術
 2.2 固体顕熱蓄熱技術
 2.3 潜熱蓄熱技術
  2. 3. 1  糖アルコール
  2. 3. 2  溶融塩
  2. 3. 3  金属・合金系
 2.4 化学蓄熱技術
 
3.カルノーバッテリー技術の基礎
 3.1 カルノーバッテリーの原理
 3.2 カルノーバッテリーの分類
  3.2.1  ランキンバッテリー
  3.2.2  ブレイトンバッテリー
  3.2.3  蓄熱発電
 3. 4 世界のカルノーバッテリーの開発状況
  3.2.1  ランキンバッテリー
  3.2.2  ブレイトンバッテリー
  3.2.3  蓄熱発電
  3.2.4  開発の方向性の予測
 3. 5 カルノーバッテリーに関連する各種蓄熱技術の開発状況
 
4.マイクロカプセル蓄熱材の特性とその応用
 4.1 高温潜熱蓄熱材料としての金属・合金の可能性
 4.2 高温潜熱蓄熱材のカプセル化技術の必要性とその課題
 4.3 合金系潜熱蓄熱材のマイクロカプセル化技術
  4. 3. 1  製造法
  4. 3. 2  蓄熱性能
  4. 3. 3  種類および作動温度のラインナップ
 4.4 合金系潜熱蓄熱マイクロカプセルを用いた高温蓄熱システムの設計
  4. 4. 1 1L級充填層型熱交換器による性能予測
  4. 4. 2 ベンチスケール充填層型熱交換器の設計と性能評価
 
5.まとめとバーチャルラボツアー
 
□質疑応答□


[キーワード]カルノーバッテリー、蓄熱、蓄熱発電、ヒートポンプ、蓄エネルギー、熱利用、産業排熱

セミナー講師

北海道大学大学院 工学研究院附属
エネルギー・マテリアル融合領域研究センター 准教授  能村 貴宏 氏 
 
【研究室HP】 【ご専門】エネルギー化学工学(蓄熱、酸素吸蔵材料、エクセルギー、製鉄)
【ご経歴】平成25年4月1日  北海道大学大学院工学研究院 博士研究員
     平成26年4月1日  北海道大学大学院工学研究院 助教(特任)
     平成27年11月1日  北海道大学大学院工学研究院 准教授
     現在に至る
【学協会】・日本鉄鋼協会
     ・日本伝熱学会
     ・化学工学会
     ・日本エネルギー学会
     ・日本金属学会
【委員会活動】化学工学会 エネルギー部会 熱利用分科会 副代表
       第12次札幌市環境審議会 委員
       日本伝熱学会 協議員
       平成29年度よりIEA蓄熱分科会委員
【ご受賞歴】・研究奨励賞 日本鉄鋼協会 平成29年度
      ・研究奨励賞  化学工学会  令和元年度
      ・日本エネルギー学会奨励賞 平成28年度

セミナー受講料

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 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
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1名申込みの場合:35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 )
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受講について

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配布資料

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    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   応用物理一般   省エネルギー

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