化学物質開発における分子設計から実用化プロセスまでの必須知識

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
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主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 化学技術一般   技術マネジメント総合   安全規格
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません

市場性を踏まえた目標設定、物性予測からスケールアップなどの工業化技術、法規制まで!
ファインケミカル・スペシャリティケミカルの研究開発者が知っておくべき基礎を体系的に学べます! 

セミナー講師

東京工業大学 研究・産学連携本部 主任リサーチ・アドミニストレータ— 日置 孝徳 氏 【元 富士フイルム】 

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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セミナー趣旨

化学物質の開発においては、求められる機能を持つ分子を設計し、探索合成により候補物質を決定するが、さらに、実用化するためには、品質規格策定/大量製造適正付与、新規化学物質法申請などが必要となる。 特に、競争の激しいファインケミカルやスペシャリティケミカルと呼ばれる、特殊な機能をもつ付加価値の高い新規化学物質の開発においては、市場動向を踏まえた目標の設定、適切な分子設計、探索合成と性能評価、スケールアップ製造、法規制対応などを迅速に遂行することが求められている。 このため、化学物質の開発者は、化学物質の性質、分子設計の考え方、知的財産権、契約、法規制などに関する幅広い知識をもつ必要がある。 本セミナーでは、化学物質の研究開発者や研究管理者向けに、化学物質の分子設計から実用化までの必須知識に加え、演者の企業での経験から得たポイントを、具体的な事例を交えて初学者にも分かり易く解説する。

習得できる知識

・化学物質開発における分子設計の考え方と具体的な手法
・新規化学物質法申請などの化学物質の実用化プロセス
・化学物質の実用化において必要な知的財産権・契約・安全性・法規制の基礎知識

セミナープログラム

1.化学物質開発の概況
 1.1 化学工業の市場規模
 1.2 新規化学物質の届出件数と用途
 1.3 分野毎の化学物質開発の状況

2.化学物質の分子設計 
 2.1 分子設計の基本的な考え方
 2.2 化学物質の性質の予測手法
  2.2.1 定量的構造活性相関
  2.2.2 分子力学法/分子動力学法/分子軌道法
 2.3 単分子の基本的性質
  2.3.1 光吸収・発光
  2.3.2 酸化・還元
  2.3.3 電子移動/エネルギー移動
  2.3.4 化学反応性
 2.4 分子集合体(会合体、液晶、ミセル、包接化合物)

3.具体的な開発事例
 3.1 機能性色素
  3.1.1 インクジェット用染料
  3.1.2 DVD-R用色素
  3.1.3 フォトポリマー用増感色素
 3.2 光機能性材料
  3.2.1 フォトレジスト用材料
  3.2.2 液晶材料
  3.2.3 写真用機能素材
 3.3 バイオ・メディカル材料(試薬、化粧品、医薬品)

4.研究開発から実用化プロセスまで
 4.1 研究開発管理(目標設定、戦略策定)
 4.2 実用化プロセス
  4.2.1 品質規格策定/大量製造適正付与
  4.2.2 新規化学物質法申請(化審法/安衛法)

5.化学物質開発者に必要な基礎知識 
 5.1 情報収集
 5.2 知的財産権/契約
 5.3 化学物質の安全性
 5.4 化学物質法規制
  5.4.1 化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)
  5.4.2 安衛法(労働安全衛生法)
  5.4.3 その他の化学物質法規制

6.今後の展望 
 6.1 人工知能(AI)/ビッグデータ
 6.2 マテリアルズ・インフォマティクス

 【質疑応答】