【中止】化粧品・食品・医薬品のためのエマルションの調製・評価法と最新情報

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学反応・プロセス   化粧品・医薬部外品技術   食品加工
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

エマルション調製に役立つ界面活性剤の選び方と処方設計のポイントを徹底解説!
エマルションの状態・長期保存安定性・機能を的確に評価するためのノウハウを紹介。

セミナー講師

 野々村 美宗 先生   山形大学大学院 理工学研究科 教授 博士(工学)

■主経歴
花王(株)入社。化粧料、身体洗浄料の商品開発研究に従事。2007年5月より現職。
■専門・現在の業務等
界面科学、化粧品学、エマルション製剤・触感に着目した材料の開発
■本テーマ関連学協会での活動
日本化学会、日本物理学会、日本油化学会、色材協会、化学工学会、化粧品技術者会

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

セミナー趣旨

  水の中に油を分散して、化粧品・食品・医薬品・化学品に使われるエマルション製剤を開発するためには、界面活性剤はなくてはならない重要な原料です。しかし、安全性やコストの縛りもある中で、長期保存安定性を確保しながら、商品として求められるテクスチャーや機能を実現することは思いのほか難しいものです。
  本講義では、エマルション製剤を調製するために必要な界面化学や界面活性剤に関する基礎知識を学んだ上で、エマルションの生成・崩壊メカニズムに基づいた微細化・安定化のテクニックについて説明します。
  また、商品開発をする上で避けて通ることの出来ないエマルションの状態、粒度分布、安定性、界面物性、レオロジーの評価法について学びます。エマルションの特性を理解するために不可欠な表面張力・動的表面張力・表面粘弾性に加えて、最近様々な分野で利用されているCCDカメラや高速カメラによる観察の結果について紹介します。さらに、最近注目されている固体粒子によって安定化されたピッカリングエマルション、われわれが開発した摩擦評価装置を用いたエマルション製剤や化粧品・食品の評価、黄色ブドウ球菌を選択的に抗菌する界面活性剤について解説します。

習得できる知識

・乳化のための界面化学と界面活性剤に関する基礎知識
・安定なエマルションを作るには?
・エマルション製剤の評価方法
・化粧品・食品・医薬品の商品設計・開発の実例

セミナープログラム

1.界面活性剤の特性と魅力
  ・界面活性剤とは?
  ・界面活性剤の機能と歴史
2.エマルション調製のための界面化学の基礎知識
  ・表面張力と界面張力
  ・DLVO理論: 液滴-液滴、粒子-粒子間に働く相互作用とそのコトントロール
3.エマルション調製のために使われる界面活性剤の基礎知識
  ・界面活性剤の定義と種類
  ・石けん: 今も昔もエマルション/ディスパージョン設計の主役
  ・両性界面活性剤: アニオン界面活性剤との会合体形成と界面膜の強化
  ・皮膚刺激/環境負荷の低い機能性界面活性剤: アミノ酸系界面活性剤・アルキルリン酸系界面活性剤・
         アルキルエーテルカルボン酸
  ・シリコーン系界面活性剤: 安全性・撥水性が高い機能性材料
  ・天然由来の界面活性剤: サポニン ゼラチン カゼイン 大豆たんぱく
4.安定なエマルションの作り方
  ・クリーミングと合一の防ぎ方: 最適な界面活性剤と添加剤の選び方
  ・長期安定なエマルションの作り方: αゲル乳化法・粘土鉱物乳化法
  ・微細なエマルション滴の作り方: 転相乳化法/転相温度乳化法(PIT 乳化法)/D相乳化法/液晶乳化法
  ・固体粒子の表面状態とディスパージョンの安定化
5.エマルションの評価法
  ・W/OかO/Wか?: 色素、電気伝導度、希釈法
  ・乳化系の判定: 目視観察、顕微鏡観察
  ・状態・物理特性: 粒子径・粒度分布測定、粘度・レオロジー測定
  ・自己組織化構造: 表面張力濃度曲線、偏光顕微鏡、X線解析
  ・長期保存安定性
6.最新情報
  ・固体粒子によって安定化されたピッカリングエマルションとドライウオーター
  ・エマルション/ディスパーションの摩擦ダイナミクスと化粧料・身体洗浄料の評価
  ・口腔内の状態を模倣した食感センシングシステムを用いた食品の摩擦評価
  ・界面活性剤の新しい機能: 黄色ブドウ球菌を選択的に抗菌する界面活性剤
(質疑応答)