高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 分析・環境化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
プラスチックやゴム等の高分子材料に使用される各種添加剤の種類と役割について、高い頻度で使用される添加剤を中心として紹介。
セミナー講師
三輪 怜史 先生 一般財団法人化学物質評価研究機構 高分子技術部技術第二課 課長
■ご略歴:
2004年3月 名古屋工業大学大学院 材料工学専攻 修了
2004年4月 財団法人化学物質評価研究機構 入構
2012年3月 九州大学大学院 統合新領域 オートモーティブサイエンス専攻 修了 博士(工学)
■ご専門および得意な分野・研究:
高分子化学
化学分析
医療機器の化学的分析
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。 - Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
セミナー趣旨
ゴムやプラスチック等の高分子材料に使用される各種添加剤の種類と役割について、高い頻度で使用される添加剤を中心として紹介する。
高分子材料中には多種の添加剤が様々な濃度で添加されており、それらの定性・定量を行うには適切な前処理と分析方法を選択する必要がある。目的とする添加剤、高分子の種類、分析目的に合わせた前処理方法について解説するとともに、前処理後に実施する各種分析技術の原理やデータの解析方法について具体例を交えて述べる。また、よく使用される高分子材料添加剤の中でも分析困難な物質として知られるヒンダードアミン系光安定剤(HALS)について、汎用的な機器分析を用いて分析した例を解説する。
受講対象・レベル
・高分子製品の化学的解析に係る初心者~2、3年目の経験者
・高分子製品の品質管理者
・本テーマに興味のある方
必要な予備知識
・大学理系卒業レベルの化学知識
・高分子化学の基礎
習得できる知識
・汎用のプラスチック、加硫ゴムに使用される添加剤の役割と種類
・添加剤分析のための前処理法(抽出、再沈殿法など)の準備
・固相抽出
・分析機器の基本知識と使用方法
・添加剤の種類に併せた分析法の選び方
・HALSの分析法
セミナープログラム
1. 高分子材料用添加剤概論
1. 添加剤の役割
2. 添加剤の種類
① プラスチック用添加剤
② ゴム用添加剤
2. 添加剤の分析方法
1. 分析のための前処理
~ポリマー種に応じた選択方法の解説~
2. 有機添加剤の分析方法に関する基礎知識と分析事例
① ガスクロマトグラフィー (GC)
~カラム、検出器の選択、試料導入方法や誘導体化方法~
② 液体クロマトグラフィー (HPLC)
~カラム、測定モード、検出器の選択方法 プラスチック添加剤を例として~
③ 質量分析 (MS) 法
④ 薄層クロマトグラフィー (TLC)
⑤ フーリエ変換赤外分光 (FT-IR) 法
⑥ 核磁気共鳴 (NMR) 法
3. 無機添加剤の分析方法と分析事例
① 元素分析 ~電子線マイクロアナライザー (EPMA) 及び蛍光X線分析 (XRF) 、
誘導結合プラズマ発光、質量分析 (ICP-OES, MS) 法の目的、特徴、前処理について~
② X線回折 (XRD) 法
4. 局所分析方法 ~X線光電子分光、飛行時間型2次イオン質量分析法など~
3. ゴム材料の添加剤の分析方法
1. 架橋剤、加硫促進剤の分析方法
2. 有機添加剤の定性、定量分析
3. カーボンブラック、シリカの定性・定量分析
4. 無機充填材の分析
4. 応用分析事例紹介
1. ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) の分析例
2. 添加剤の変質を原因とする製品変色の分析例
■講演中のキーワード
高分子添加剤、分析前処理、クロマトグラフィー、HALS
■受講された方の声(一例):
・添加剤の分析方法のお話は興味深かったです。業務に役立てたいと思います。
・添加剤の分析方法の整理について知りたくて参加しました。説明も丁寧で分かりやすかったです。
・内容も充実していたので、参加して良かったです。ありがとうございました。
などなど……ご好評の声を多数頂いております!