高分子材料・製品中の添加剤分析法 :基礎~実践ノウハウまで
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 高分子・樹脂材料 分析・環境化学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
高分子添加剤分析の基本的な考え方や操作手順を丁寧に説明
目的、分析技術、対象別に説明するため、
実際問題に対応できる応用力が身に付きます!
★他社品中の添加剤の全分析について
メーカーからは開示されない、製品処方の分析に向けた実際的なノウハウとは?
★HALS をはじめとした分析が難しい高分子添加剤についても、
分析テクニックをより丁寧に解説します!
セミナー講師
スペクトラ・フォーラム 代表 高山 森 先生
三菱油化/三菱化学の研究所で高分子の分析研究に従事。
その後、アクトリサーチ/ダイヤ分析センター/三菱化学アナリテックで分析サービス事業に従事する傍ら、スプクトラフォーラムを主宰。分析データ集の刊行に従事。
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
主にプラスチックを対象にした添加剤の分析講座で、特に次の点に特徴を持たせている。
①基礎の重視:初心者への配慮
最初に添加剤分析の基本的な考え方や基本操作について丁寧に説明するので、初心者でも理解可能(ただし、赤外やガスクロ、液クロの知識はあるという前提)。
②実践性の重視
実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウの提供を重視。
③解説の切り口の明確化
添加剤分析に限らないが、分析法の解説には次の3種の切り口がある:
「分析目的別の解説」、「分析技術別の解説」、「分析対象別の解説」
添加剤分析は幅が広く一筋縄では行かない面があるが、この3種の切り口で解説するので、実際の問題に対応できる応用力が身に付く。
(添加剤分析に関する既存の手引書では、「切り口」で整理した解説が見当たらない)
④重み付け
分析目的別の解説では、「自社製品中の添加剤の定量(品質管理、Target analysis)」および「他社品中の添加剤の全分析(Non-target analysis)」に注力。「添加剤の作用機構の解析」は一般性が低いので、ブリードと変色を取り上げるにとどめる。
分析対象別では、分析が難しいHALSやリン系酸化防止剤、帯電防止剤等を、より丁寧に解説する。
⑤一般性の重視
ガスクロやHPLCのような一般的な装置での分析を重視し、固体の質量分析のような普及していない装置は紹介程度にとどめる。
受講対象・レベル
・高分子(主としてプラスチック)の「材料メーカー、応用する業界」の分析担当者、製品開発担当者や品質管理担当者等。
習得できる知識
・添加剤分析の基本手順
・自社製品・他社製品にかかわらず、様々な製品・材料中の添加剤分析の実際対応力等
セミナープログラム
<序論・概論>
1. 序:添加剤分析の意義・目的
2.概論(1):添加剤の種類と効用
3.概論(2):目的別分析指針
4.概論(3):添加剤分析に使用される分析法の使い分け
(各種分光法、質量分析、クロマトグラフィー、化学分析等々)
<各論>
5.共通前処理技術:添加剤の分離・濃縮のための前処理
A.添加剤を基材から分離するための前処理技術
B.添加剤のグループ分けのための前処理技術
6.既知試料中の特定添加剤の定量の進め方
(赤外、紫外、NMR, GC, HPLC、熱分析等)
7.未知試料中の添加剤の定性分析(1):基礎編
(HPLC/FTIR、HPLC/MS、TLC/FTIR等の分析法を紹介)
8.添加剤別分析ガイド
(添加剤全般に触れるが、HALS、リン系酸化防止剤、カルボン酸塩、帯電防止剤を重視)
9.未知試料中の添加剤の定性分析(2):実践編
(分析のフロー、分析のコツ、分析例)
10.添加剤分析のための赤外吸収スペクトルの読み方
11.添加剤の状態分析関連
(ブリード・ブルーム、変色)
<質疑応答>