自動車部材の軽量化技術とマルチマテリアル化の展望
開催日 |
10:00 ~ 16:50 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 自動車技術 高分子・樹脂材料 金属材料 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】技術情報協会セミナールーム |
交通 | 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅 |
自動車の電動化・自動運転化による重量増に対応する、
異材接合・接着技術をどう使いこなすか
講師
1.元 カルソニックカンセイ 原 潤一郎 氏
2.(株)神戸製鋼所 技術開発本部 自動車ソリューションセンター
マルチマテリアル接合研究室 室長 鈴木 励一 氏
3.NB リサーチ 代表 野村 和宏 氏 (元 ナガセケムテックス)
受講料
1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕
プログラム
< 10:00〜12:00>
1.駆動源変遷および自動運転化による重量増加とその対策
元 カルソニックカンセイ 原 潤一郎 氏
1.電気自動車の重量増加
2.ハイブリッド車の重量増加
3.48Vマイルドハイブリッド車の重量増加
4.プラグインハイブリッド車の重量増加
5.自動運転車の重量増加
6.自動運転車の技術課題(自動運転技術以外)
7、新しい駆動源と空調装置
8.熱マネジメント
9.電池の進展
10.軽自動車の燃費改善
11.CFRP(参考)
12.中国のNEV(参考)
【質疑応答・名刺交換】
<13:00〜15:00>
2.自動車ボディのマルチマテリアル化と、同材・異材接合技術の動向
(株)神戸製鋼所 鈴木 励一 氏
【講演概要】
自動車の軽量化に有効な素材として、超高張力鋼板やアルミニウム合金、さらにはCFRPの採用が期待されている。これらはいずれも難接合性素材であり、さらにそれらを組み合わせるとなると、異材接合は非常な重要な要素となる。既に欧米においては異材接合技術の普及期に入って日が経つが、日本はこれからである。
主に鋼とアルミニウムの接合を対象とした、既存異材接合技術の特徴と課題、電食対策としての使いこなし術、さらには今後実用化が期待される新技術について紹介する。
1.自動車の車体に用いられる素材の動向と、溶接性に及ぼす変化
1.1 鉄鋼材料
1.2 アルミニウム材料
1.3 樹脂材料
2.接合法の分類
3.異材接合の一般的問題
4.異材接合法のメカニズム的分類
5.異材接合法の種類 〜(1)機械的接合法
6.異材接合法の種類 〜(2)機械的接合+溶接法
7.材接合法の種類 〜(3)直接接合法
8.異材接合法の種類 〜(4)接着
9.欧州で実用化されている異材接合法の実績
10.電食対策
11.従来材接合法の課題
12.開発中の新異材接合法の紹介
13.今後の展望
14.総括
【質疑応答・名刺交換】
<15:10〜16:50>
3.自動車マルチマテリアル化に対応した接着技術について
NB リサーチ 野村 和宏 氏
【講演ポイント】
長年、異種材接着剤の開発に携わった中での国内外の自動車メーカーとの協業で得た様々な経験から異種材接着をどのように開発し選択し使いこなすかに焦点を当てて接着剤開発者の立場から今後主流となってゆくであろうマルチマテリアル接着について色々な角度から解説します。
1.自動車構成部材のトレンド
1.1 車体軽量化の必要性
1.2 国内外での車体軽量化事例
2.異種材接合
2.1 異種材はどのように接合する?
2.2 自動車用接着剤の必要特性
2.3 最新のマルチマテリアル対応接着剤の紹介
3.異種材接着剤の使用法
3.1 使用材料に対してその接着剤の選定は正しいか?
3.2 異種材接着の大敵の熱歪に対する予測と対策
【質疑応答・名刺交換】