機械技術者・CAE技術者・メカトロニクスなどの技術者のために! 各種の機械材料と炭素繊維材料(CFRP)の特性~力学計算のしかたと焼入れなどの熱処理技術および最新の機能性材料の開発と機械学習などを活用したマテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発(入門~基礎)

44,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 有限会社 アイトップ
キーワード 金属材料   高分子・樹脂材料   炭素系素材
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

<このセミナーだけの特徴>
・機械設計者でも金属材料の熱処理技術について意外と理解されていなかったり、熱処理技術を誤って理解されているかたが少なくないようです。有限要素法で応力解析や振動解析するときも生材(なまざい)ではなく焼き入れ役戻しなどした熱処理材を解析しなければならないことが多いです。本セミナーでは、上記のトータル的な見地から各分野を連携させながら分かりやすく解説致します。
・複合材料であるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の力学的特性の考え方についても解説致します。

セミナー当日のライブ配信+セミナー翌日から繰返し視聴(見逃し視聴を含む)連続10日間!

セミナー講師

(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞
有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳
名古屋大学大学院 非常勤講師(英語で応用数学の講義を担当)
工学博士 小林 英男 氏

セミナー受講料

¥44,000/人(テキスト代、消費税含む)

1社から複数名様が同時にお申込みされた場合に限り、2名様目から1名様ごとにお1人様当たり¥5,000割引きさせて頂きます。つまり2名様目からお一人様当たりの受講料が¥39,000(テキスト代、消費税含む)になります。セミナー受講料のご請求書は、代表お申込者(お一人目の受講者様)に郵送いたします。

<テキストについて>
テキストは、PDF化したものをメールに添付して受講者様にお送りさせて頂きます。よって自分でダウンロードする必要はありません。原則としてセミナー開催日の2営業日までに受講者様に届くようにメール致します。よって印刷したテキストをお送りすることはありません。 テキストは1枚のA4に2スライド印刷なので文字が適度な大きさなので見やすくなっております。 なお、テキストのコピーおよび2次配布は禁止させて頂いております。

<セミナー受講者様への特典>
セミナー受講後1ケ月間はセミナー内容だけでなく仕事上のご質問など自由にメールでご質問下さい。このセミナーの講師が無料でご返事致します。
ご質問の際は、メールにご質問の内容、セミナー受講日、ご受講頂きましたセミナーの名称、氏名、会社名、ご所属、会社の電話番号、携帯電話の番号をご記入頂く様お願い申し上げます。

受講について

 Zoomを使用したWebinarになります。このZoomセミナー開催日の前日の午前中までに、Zoomセミナーへご参加頂くためのURLとセミナーIDをメールにてご連絡させて頂きます。セミナー当日は、5分前までにはご入場下さい。

 ご参加時にお名前がわかるようにして頂く様お願い申し上げます。これは、入場できずにいる方などを見つけるためのものですのでご協力くださいますようお願い申し上げます。

 社内からZoomセミナーに参加できない場合は、テレワークの一環としてご自宅などからご自分のパソコンなどでご受講頂くこともできます。

 受講開始時にはマイクはオフに設定下さい。ビデオもオフに設定して頂くことができます。この場合は受講者様の映像は、セミナー主催者およびセミナー講師には届きません。また、ビデオ設定をオンにしても背景画像をご選定頂ければ受講者様の背後映像はセミナー主催者およびセミナー講師には届きません。

 セミナー受講中にご質問がある場合は、チャット欄にご記入頂く様お願い申し上げます。ご質問へのご解答は原則としてセミナー受講時間中に完了するように致します。

 目安ですが、講習時間約60分に対し約10分間を休憩時間と致します。

 昼食時間は、11:45~12:45です。

 また、セミナーテキスト内に記載されていることへのご質問は、セミナー受講後(例えば1ヶ月後とか半年後)でも無料で本セミナーの講師がZoomソフトやメール・電話を使用してご解答致します。

【お申込の前のお願い】
ご使用のPC・通信回線にセキュリティなどの制限がある場合、Zoomを利用できない場合があります。事前に下記のサイトにて、Zoomの接続・利用についてご確認ください。
・テスト画面: 『Zoomをテストする』

セミナー趣旨

 本セミナーでは、機械設計者のためのコースとして、実務によく使用する各種の金属材料、非鉄金属材料、非鉄材料、熱処理技術について分かり易く解説致します。そして今回は複合材料についても解説致します。

受講対象・レベル

  • 学校時代に金属などの材料を勉強したが、ほとんど忘れてしまったので、再度勉強しなおしたいというかた
  • 金属など材料は全く勉強したことがないが、会社で設計などの職場に配属・または移籍になりこの知識が必要になったかた
  • 機械設計に際し、どのようなところにどのような材料を使用すべきかわからないかた(材料の選定ができない、または材料の選定に不安があるかた)
  • 炭素鋼材料と焼入れ・焼き戻しなどの熱処理技術の関係についても理解されたいというかた
  • 複合材料についての力学的基礎や実際の使い方についても解説致します

必要な予備知識

  • 予備知識は必要ありません。

習得できる知識

  • 実務にて使用する各種材料について根底から理解できるようになります。
  • 各種材料についての技術資料が理解できるようになります。
  • 機械・設備の開発・設計時に適切な材料の選定ができるようになります。
  • 各種材料の使いこなしについて理解し、部下に指導できるようになります。
  • 炭素鋼材料と焼入れ・焼き戻しなどの熱処理技術の関係についても理解できます。
  • 複合材料の基礎と樹脂の活用方法がわかります。
  • 機械学習などを活用したマテリアルズ・インフォマティクスについても理解できます。機械学習や深層学習についても考え方が理解できます。

セミナープログラム

  1. 鉄鋼材料を理解する上でのポイントとは?
    1. 鉄、鋼、鋳鉄は何が違うのか? その特徴、用途例、強さ・硬さ、耐摩耗性、伸び、溶融温度、加工性、溶融性、焼入効果は?
    2. 炭素鋼における主な元素は? それらの元素の働きは?
    3. 鉄鋼材料に強く影響を与える炭素量、剛性と強度の違いは?
      焼き入れなどの熱処理との関係は? 溶接性は?
    4. 熱処理をした場合の炭素量による機械的性質の違いは?
    5. 炭素鋼と合金鋼の違いは?
    6. 金属材料には、鉄鋼材料、アルミニウム系材料、銅系材料、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄などがある。 これらを分類すると? 圧延鋼板、黒皮材、ミガキ材とは?
    7. JISによる鉄鋼材料の材料記号のルールと使い方は?
  2. 炭素鋼(熱処理技術を含む)を詳しくみていこう!
    1. 記入問題No.1 : 炭素鋼を品種ごとに分類してみよう!
    2. 記入問題No.2 : 炭素鋼の分類に炭素量を記入しよう!
    3. 記入問題No.3 : 炭素鋼のJIS品種鋼材に炭素量を記入しよう!
    4. 品種ごとの市販品の形状
    5. 一般構造用圧延鋼材(SS材)とは?  SS材はなぜ安いのか?
      焼き入れができるのか? SS材の主な用途は?
    6. 機械構造用炭素鋼鋼材(S-C材)とは? S-C材はSS材とどこが
      違うのか? S-C材の主な用途とは?
    7. 標準焼入れ温度(鉄-炭素系の状態図のポイント)
    8. 炭素工具鋼鋼材(SK材)とは? その特徴・用途と種類は?
    9. 溶接構造用圧延鋼材(SM材)とは? その特徴・用途は?
    10. ボイラおよび圧力容器用炭素鋼(SB)とは? その特徴・用途は?
    11. 高張力鋼(ハイテン材)とは?
    12. 制振鋼板とは?
  3. 合金鋼(熱処理技術を含む)を詳しくみていこう!
    1. 合金鋼を分類するとどのようになるのか?
    2. ステンレス鋼(SUS材)とは? そのポイントと種類・用途は?
    3. 合金工具鋼鋼材・高速度工具鋼鋼材(SK*材)とは?
      そのポイントと種類・用途は?
    4. 機械構造用合金鋼(SCr、SCM、SNC、SNCM材)とは?
      そのポイントと用途・種類は?
    5. 機械構造用合金鋼のメリット
    6. 炭素鋼と合金鋼の応力-ひずみ線図
    7. 鉄鋼材料の選定手順
    8. 汎用材選択のポイント
  4. 鋳鉄とは?
    1. ねずみ鋳鉄(FC材)
    2. 鋳鉄品の分類
    3. 球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)
    4. 可鍛鋳鉄(FCM材)とは?
    5. 白心可鍛鋳鉄
    6. 黒心可鍛鋳鉄
    7. パーライト可鍛鋳鉄
  5. 非鉄金属材料を詳しくみていこう!
    1. 軟鋼(SS400)との比較によりアルミニウムの特徴を把握しよう! 用途・種類は?
    2. 軟鋼(SS400)との比較により銅と銅合金の特徴を把握しよう!
      用途・種類は?
    3. 軟鋼(SS400)との比較によりチタン・チタン合金、マグネシウム・マグネシウム合金の特徴を把握しよう! 用途・種類は?
  6. 非金属材料を詳しくみていこう
    1. プラスチックの特徴を把握しよう! 用途・種類は?
      -アクリル樹脂とポリ塩化ビニル-
      -エンジニアリングプラスチック(ポリカーボネート)と熱硬化性樹脂(ベークライト)-
      a. プラスチックの特徴
      b. 加熱での性質によるプラスチックの分類
      c. 特性によるプラスチックの分類
      d. プラスチックの種類
      e. プラスチックの用途
      f. プラスチックの性質
    2. MCナイロンの特徴を把握しよう! 用途・種類は?
      a. 名称の由来
      b. MCナイロンの特長
      c. MCナイロンの短所
      d. 用途
    3. セラミックス、ニューセラミックスの特徴を把握しよう!
      用途・種類は?
      a. セラミックスの分類
      b. セラミックスとニューセラミックスの概念
      c. ニューセラミックスの機能
  7. CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の特徴~力学計算のしかた
    a. CFRPとは?
    b. 特徴
    c. マトリックス樹脂
    d. 材料
    e. 熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂
    f. 製造方法の例
    g. CFRPによる製品例
    h. CFRPの力学的基礎
    1. CFRPなどの複合材における「複合則」を力学計算により確認してみよう。
    2. 複合則の特徴を言葉で説明すると?
    3. 繊維軸方向の引張モデルとは?
    4. 繊維垂直方向の縦弾性係数は?
    5. ポアソン比はどうなるのだろうか?
    6. 横弾性係数はどうなるのだろうか?
  8. 最新の機能性材料の動向
    1. スマート複合材料(自己変形材、人工筋肉、アクティブ制振、自己修復材、損傷抑制材、CFRPの微小損傷検出)とは?
  9. 最近脚光を浴びている機械学習・深層学習によるマテリアルズ・インフォマティクスによる新材料開発とは?
    1. マテリアルズ・インフォマティクスとは?
    2. そもそも機械学習とは?
    3. マテリアルズ・インフォマティクスにおける理論科学・実験科学・計算科学・機械学習
    4. 材料開発における演繹的(順問題)と機能的(逆問題)とは?
    5. マテリアルズ・インフォマティクスによる新材料開発事例
  10. CFRPと他の材料との接合技術の研究動向
  11. 質疑応答