材料表面へのつや消し・マット感の付与,光沢度の測定,その応用
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 生産工学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | [東京・五反田] 日幸五反田ビル8F 技術情報協会 セミナールーム |
人の視覚や脳が,「艶(つや)の有無」,「光沢度の高~低」を感じ取るメカニズムとは?
★ 高級車や高級品で採用される「つや消し」ニーズ
★ 塗装レスでのつや消し,シボや触感とつやとの関連性
受講料
1名につき60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
【10:00〜11:30】
第1部 光沢や艶,質感を感じる脳のメカニズムについて
●講師 自然科学研究機構 生理学研究所 システム脳科学研究領域
感覚認知情報研究部門 助教 博士(人間・環境学) 郷田 直一 氏
【講座の趣旨】
私たちはものを見て、その表面の光沢や滑らかさなど、さまざまな「質感」を感じとる。本講座では、このような、ものの質感 ? 特に光沢感と素材感 ? を感じるときに「脳の中で」働くメカニズムについて解説する。
【セミナープログラム】
1.はじめに
1-1 見て感じる質感
1-2 脳の構造と機能
2.光沢を見分ける脳のメカニズム
2-1 光沢感に関係する脳活動
3.素材の違いを見分ける脳のメカニズム
3-1 テクスチャに対する脳活動
3-2 素材感と関係する脳活動
4.過去の経験によって変わる質感と脳活動
【質疑応答】
【12:40〜13:55】
第2部 シボ,その他表面処理による材料表面への マット感・つや消し感付与とその応用
●講師 (株)棚澤八光社 東京支社 営業部 部長 渡邊 豊彦 氏
【セミナープログラム】
1.エッチング加工
1-1 工法と特徴
1-2 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
1-3 使用用途:インスト・ドアー・ピラー・シート廻りの量産用金型 試作用金型
2バナトーン加工
2-1 工法と特徴
2-2 材料表面へのマット感 つや消し感付与について
2-3 使用用途:モーターショー用コンセプトカー
3.セラシボ加工
3-1 工法と特徴
3-2 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
3-3 使用用途:自動車のデザインマイナーチェンジなど
4.リアルサーフェーステクノロジー加工
4-1 工法と特徴
4-2 材料表面への マット感・つや消し感付与について
4-3 使用用途:セラシボ再現性確認とコンセプトモデルへの使用
5.セラマット加工
5-1 工法と特徴
5-2 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
5-3 使用用途:グロスが高く勘合部品とのグロス差が質感を落としている物、 塗装でコスト高になっている物
6.ナノフィール加工
6-1 工法と特徴
6-2 材料表面へのマット感・つや消し感付与について
6-3 使用用途:グロスが高く勘合部品とのグロス差が質感を落としている物、塗装でコスト高になっている物
【質疑応答】
【13:45〜15:15】
第3部 艶消し剤の種類と構造,塗料や コーティングへの応用
●講師 ビックケミー・ジャパン(株) 添加剤技術部 部長 若原 章博 氏
【セミナープログラム】
1.艶(つや)消し剤について
1-1 艶(つや)の有無による商品ニーズ
1-2 艶(つや)消し剤の種類と構造
1-3 艶(つや)消し剤の使い方
1-4 艶(つや)を消すメカニズム
2.艶(つや)消し剤の応用
2-1 自動車用塗料
2-2 家電製品用塗料
2-3 出版・印刷分野
2-4 容器包装分野
2-5 その他
3.艶(つや)消し剤の利用にあたっての注意点
【質疑応答】
【15:45〜17:00】
第4部 グロスメーターを用いた光沢度の測定, 装置の使い方,その応用
●講師 ビックケミー・ジャパン(株) 添加剤技術部 部長 若原 章博 氏
【セミナープログラム】
1.光沢度を測定する装置の構成,測定原理
1-1 光沢度の測定原理,入射光,鏡面反射角度
1-2 高光沢面,中光沢面,つや消し面
1-3 光沢に関する規格の違い
2.測定条件について
2-1 測定試料(測定できる物,測定できない物)
2-2 測定環境(室内環境など)
2-3 測定性能,測定限界
3.測定の進め方,トラブルシューティング
4.各種用途事例
塗料,インキ,フィルム,ガラス,プラスチック,他
【質疑応答】