リチウムイオン二次電池の劣化診断、解析技術

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 電気・電子技術   化学技術
開催エリア 東京都
開催場所 [東京・五反田]技術情報協会セミナールーム

★リアルタイムでのリチウムイオン電池の充電率、劣化度の計測を行うには?

★部材における劣化挙動の解析技術とは?

受講料

1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕

< 10:30〜12:10>

1.リチウム電池における劣化症状の発現プロセスと

過渡的差電圧法を用いたリアルタイム劣化診断技術

大和製罐(株) 有馬 理仁 氏 

【講演ポイント】
・リチウムイオン蓄電池の本質的な寿命の意味について説明します。
・リチウムイオン蓄電池の劣化が、どのような要素によってどのように進むかを説明します。
・リチウムイオン蓄電池の今後の使われ方と、その際の劣化に関連する課題について説明します。
・リチウムイオン蓄電池の劣化に関連する課題を解決する為の考え方について説明します。
・全体を通して、できる限り情報を体系化し、俯瞰的な理解ができるよう説明したいと思います。


1.リチウムイオン蓄電池の寿命と劣化
 1.1 リチウムイオン蓄電池の寿命とは
 1.2 リチウムイオン蓄電池の劣化の要素
 1.3 リチウムイオン蓄電池の劣化の進み方

2.スマートセンサと劣化診断
 2.1 IoT
 2.2 スマートセンサの概念
 2.3 今後劣化診断で要求されること

3.過渡的差電圧法による劣化診断
 3.1 リチウムイオン蓄電池の劣化診断法の系統
 3.2 過渡的差電圧法
 3.3 今後の課題

4.まとめ 【質疑応答・名刺交換】

<12:50〜14:35>

2.リチウムイオン二次電池・全固体電池の総合評価・解析技術

(株)コベルコ科研 阿知波 敬 氏 

【講演ポイント】
 リチウムイオン電池の試作、電池特性評価、安全性試験の評価について、評価事例を交えて講義する。
特に劣化メカニズムに迫る内部抵抗分離解析と、最新の大気非開放分析による部材劣化との総合解析事例について触れる。
 また、近年、研究開発が盛んとなっている全固体電池について、固体電解質の合成から、全固体電池試作、特性評価、劣化解析や全固体電池特有の評価手法について解説する。

1.リチウムイオン二次電池の試作・特性評価と劣化解析
 1.1 リチウムイオン電池試作・評価・解析
 1.2 電池特性評価
 1.3 部材の劣化と電池特性の関係
  1.3.1 試作評価と物理解析の複合解析例
 1.4 電池の安全性試験

2.全固体リチウムイオン電池の評価・解析手法
 2.1 全固体リチウムイオン電池とは
 2.2 全固体リチウムイオン電池の試作
  2.2.1 固体電解質の合成
  2.2.2 全固体リチウムイオン電池の試作
 2.3 全固体リチウムイオン電池の評価・解析事例
  2.3.1 電極構造と内部抵抗の関係
  2.3.2 充放電中の電極構造の動的観察(In-situ SEM) 【質疑応答・名刺交換】

<14:50〜17:00>

3.リチウムイオン蓄電池の劣化診断および

キャリブレーション機能付き蓄電池劣化シミュレーション技術の開発

立命館大学 福井 正博 氏 

【講演ポイント】
 リチウムイオン蓄電池の基本特性とモデル化手法、効果的な残量予測や劣化予測に関する基本的な方法を習得することを目的とする。蓄電池残量に関しては、蓄電池の温度特性や劣化特性も含めて正しく測定するための手法をお話しする。蓄電池劣化に関しては、基本的な劣化のメカニズム、その測定方法と抑制方法について紹介する。

1.イントロ(なぜモニタリングが重要か)
 1.1 リチウムイオン蓄電池を取り巻く動向
 1.2 リチウムイオン蓄電池の動作原理
 1.3 蓄電池への要求と最適化

2.蓄電池のモデル化
 2.1 蓄電池の電気的特性、等価回路表現
 2.2 蓄電池の温度特性

3.蓄電池のモニタリング法概要
 3.1 カルマンフィルタを用いた状態推定
 3.2 逐次最小二乗法を用いた状態推定

4.劣化のモニタリングと制御
 4.1 蓄電池の劣化現象とモデル化
 4.2 劣化の測定方法
 4.3 劣化傾向
 4.4 劣化のキャリブレーション
 4.5 スマートセンサへの期待
【質疑応答・名刺交換】