LC/MSの基礎およびLC/MS、LC/MS/MS定量分析入門<Zoomによるオンラインセミナー>
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 分析・環境化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
LC/MS、HPLCの基礎とマススペクトルの読み方、
定量分析のコツ、試料前処理の注意点、トラブル解決法など
セミナー講師
エムエス・ソリューションズ(株) 代表取締役 博士(工学) 髙橋 豊 先生
横浜市立大学 客員教授
■主経歴
・1990年日本電子(株)入社
応用研究センター研究員;LC/MSを用いた応用研究、LC-MS装置制御ソフトウェアの開発、ナノESIイオン源の開発、マイクロチップと分析機器を組み合わせたデバイス開発
・2010年日本電子(株)退社、エムエス・ソリューションズ(株)設立、代表取締役
■専門・得意分野
質量分析全般、LC/MSおよびLC/MS/MSによる定性・定量分析、マススペクトル解析
■本テーマ関連の学会・協会・団体等
日本質量分析学会、液体クロマトグラフィー研究懇談会
セミナー受講料
1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
受講について
*本講座は、Zoom を使用したオンラインセミナーです。
(下記ご確認の上、お申込み下さい)。
・本講座は、オンライン受講のみ可能です。セミナー会場での受講はできません。
*PCもしくはスマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→ 確認はこちら
*Zoomアプリのインストールをしないブラウザからのご参加テストもこちらから可能です
*Skypeなど別のツールが動いておりますと、カメラ・マイクなどがそちらで使用されてしまいZoomで不調となる場合があります。お手数ですが同様のツールは一旦閉じてからお試し下さい。
・Zoomアプリのインストール、zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です
・本講座の配布資料は、PDFにてご送付申し上げます。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することやプロジェクタ等による複数人での視聴は禁止いたします。
・当日、可能な範囲で質疑応答、個別質問も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
セミナー趣旨
本セミナーは、LC/MSとLC/MS/MSによる定量分析の入門編です。LC/MSやLC/MS/MSによる定量分析では、SIM法やSRM法などの測定によって得られたクロマトグラムおよびその強度情報から計算された定量値を扱う場合が殆どです。最近のLC-MS装置、特に定量分析に用いられる機種は、非常に操作性が良くブラックボックス化して来ています。しかし、質量分析はそもそもマススペクトルを解析する学問であり、質量分析計は破壊分析の装置という事もあり、まだ完全にブラックボックスとして扱える装置ではありません。LC/MS, LC/MS/MSによる定量分析において良い結果を得るための糸口は、
①装置の原理を理解している
②マススペクトルを解析できる
その先にある場合が多いのが現実です。
本セミナーでは、先ずは「LC/MSの基礎」として装置の原理やマススペクトル解析に関する解説を行います。その後「LC/MS、LC/MS/MS定量分析入門」として、LC/MSやLC/MS/MSにおける定量分析に関する基本的な考え方や測定法、陥りやすい問題やトラブルシューティングなどについて解説します。
習得できる知識
・マススペクトルの基本的な読み方
・HPLCの基本原理
・LC/MSで用いられるイオン化法の原理
・四重極質量分析計その他代表的な質量分析計の原理
・LC/MSにおける定量分析のコツ
・LC-MSの各種パラメーターについて
セミナープログラム
1.LC/MSの基礎
1.1 LC-MSの構成
1.2 LC/MSで得られるデータ
1.3 エレクトロスプレーイオン化法(ESI)と大気圧化学イオン化法(APCI)の原理
1.4 四重極質量分析計その他代表的な質量分析計の原理
1.5 質量分析計で用いられる検出器
2.HPLCの基礎
2.1 クロマトグラフィーの原理
2.2 移動相溶媒の選択
2.3 カラムの選択
3.マススペクトルについて
3.1 マススペクトルから得られる情報
3.2 ESIによって得られるイオン種とマススペクトル解析の基礎
3.3 MS/MSによって得られるマススペクトル解析の基礎
4.LC/MS、LC/MS/MS定量分析入門
4.1 LC/MS(/MS)による定量分析のメリット
4.2 LC/MSによるSIMとLC/MS/MSによるSRM
4.3 SIMにおける定量イオンの選択について
4.4 SRMにおけるトランジッションの設定について
4.5 LC-MSの各種パラメーターについて
4.6 ESIとマトリックス効果
5.試料の前処理
5.1 代表的な試料前処理法(除タンパク法、液液抽出法、固相抽出法)
5.2 LC/MSにおける試料前処理の注意点
5.3 固相のバリエーション
6.トラブルシューティング
6.1 感度が突然低下した
6.2 シグナルが不安定になった
6.3 再現性が悪い
6.4 バックグランドイオン強度が高い
6.5 日常的なメンテナンス
7.まとめ(質疑応答)