紫外線・赤外線遮蔽材料の設計技術と遮蔽性評価
開催日 |
10:30 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 化学技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | [東京・五反田]技術情報協会8Fセミナールーム |
★ UVA・HALSや粒子の“種類・添加量”が紫外線吸収性・透明性にどう影響するのか? 配合事例とともに解説します!
受講料
1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕
【セミナープログラム】
【10:30-12:00】
1.コーティングによる紫外線遮蔽 〜紫外線吸収剤とHALSの基礎、最新動向〜
BASFジャパン(株) ディスパージョン&レジン事業部 添加剤チーム マネージャー 中南 宇史 氏
【講座の趣旨】
紫外線遮蔽は、以前より非常に注目されておりますが、特に近年380nm付近までのカット要を始め、更に長波長までのカットの要求が多くなってきています。本セミナーは、従来の紫外線吸収剤とHALS(光安定剤)の基礎的な知識を踏まえながら、注意点や最新動向も含め、どこまでコーティングによる紫外線遮蔽が可能かを解説します。
1.紫外線吸収剤
1-1 紫外線吸収剤自身の光に対する耐久性
1-2 紫外線吸収剤の耐黄変性(アルカリや金属イオンによる影響)
1-3 紫外線吸収剤の耐熱性
1-4 適切な添加量と紫外線を吸収する領域
1-5 紫外線吸収剤の最新動向とその吸収領域
2.HALS(光安定剤)
2-1 HALSの塩基性
2-2 HALSの安定化メカニズム
2-3 HALSの耐熱性
2-4 HALSの添加量
2-5 紫外線吸収剤の寿命に対するHALSの影響
2-6 HALSの最新動向
2-7 フェノール系酸化防止剤とHALSの違い
【質疑応答】
【12:45-14:15】
2.酸化亜鉛系材料を用いた紫外線・赤外線遮蔽フィルムと可視光透過性
ハクスイテック(株) コーポレート・クリエイチャー事業部 フェロー 理学博士 山本 泰生 氏
【講座の趣旨】
亜鉛資源の最新動向から酸化亜鉛の工業的製法・物性・応用に至るまで、酸化亜鉛のすべてを平易に解説します。特に、機能材料として導電性と光学的性質の関係、赤外・紫外線遮蔽についての仕組みを説明し、応用へのヒントを提供します。ナノ粒子の分散と課題についても概説します。
1.酸化亜鉛の概要
1-1 亜鉛資源の動向
1-2 酸化亜鉛の工業的製法
1-3 酸化亜鉛の種類・品質
1-4 酸化亜鉛の結晶構造
1-5 酸化亜鉛の一般物性
2.導電性酸化亜鉛
2-1 粉体の導電性とは
2-2 導電性酸化亜鉛の特徴
2-3 格子欠陥と導電性
2-4 導電性と分光反射率
3.酸化亜鉛系ナノ粒子を用いた赤外・紫外線遮蔽材料への応用
3-1 半導体による光の吸収
3-2 粉体粒子による光散乱
3-3 酸化亜鉛系ナノ粒子の形状
3-4 酸化亜鉛系ナノ粒子の分散
3-5 酸化亜鉛系ナノ粒子の塗膜
3-6 物理製膜による赤外遮蔽
【質疑応答】
【14:30-16:00】
3.紫外線、熱線遮蔽能を有する 有機無機ハイブリッド材料の開発と材料特性
日本大学 理工学部 物質応用化学科 准教授 博士(工学) 伊掛 浩輝 氏
【講座の趣旨】
高分子の高機能化を目指して,積極的に無機物と複合化する手法が用いられていますが,無機物を直接分散する系では,高分子と無機物の相溶性の関係から不混和になり,均一に分散させることは極めて困難です.高分子にシランカップリング剤を導入することで,双方の相溶性を改善し,その結果,透明でありながら,紫外線や熱線を遮蔽するハイブリッド材料が作製できるようになりました.本講座では,ハイブリッドの調製条件や材料特性等について紹介したいと思います.
1.有機・無機ハイブリッド材料とは
1-1 ハイブリッド化する利点
1-2 ハイブリッドの調製方法-総論として-
2. 複合技術としてのゾル-ゲル法
2-1 ゾル-ゲル法の利点
2-2 ゾル-ゲル法による複合化方法
3. 紫外線カットポリカーボネート/チタニアハイブリッド材料の作製
3-1 ハイブリッドの調製および成膜条件
3-2 ハイブリッドの光学的性質
3-3 ハイブリッドの微細構造
4.その他,紫外線・熱線カットハイブリッド材料の作製法と材料特性を紹介
5.本講座のまとめ
【質疑応答】