【実習】によるスキンケア化粧品の価値を高める使用感の評価・記述法の修得
開催日 |
10:30 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化粧品・医薬部外品技術 感性工学 アンケート手法 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【北区】北とぴあ |
交通 | 【JR・地下鉄】王子駅 【都電】王子駅前 |
化粧品の使用感の記述・評価方法とは?
実際にスキンケア化粧品を用いて使用感の評価実習を行い、
結果の実務への生かし方についても解説します!
セミナー講師
株式会社 日本オリエンテーション SDP研究所 客員主席研究員 高橋 正二郎 先生
1971年 株式会社資生堂入社 25年間マーケティングに携わり、商品開発・生活者研究・官能評価を担当
2006年 日本オリエンテーションに加わり、SDP(Sensory Design Program)研究所にて感性価値開発の研究に従事。様々な企業での共創型コンサルタントを始め、著作・セミナー等で活動、現在に至る
著作:『共感を呼ぶ商品づくりのための感性価値の開発』情報機構(2013年)他多数
■専門・得意分野
●感性価値開発研究
創造的官能評価の活用により、味覚・嗅覚・触覚に関わる感性価値の開発を中心にコンサルタントやセミナーで活動中。
●生活者研究
参与観察と受動的インタビューによる虫視的生活観察による、コンセプト構築に直結する分化型コンテクストを創出
●商品開発・コンセプト構築
クライアントとの共創体制プロトコルと情報やデータを生かし切る分化型思考体系により、価値の明快なコンセプトを創造
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
スキンケア化粧品の使用感は、食品における美味しさに相当する重要な価値です。優れた使用感は効果の礎となる連用を支え、さらにはリピートにも直結します。この重要な使用感の価値を高めるため、使用感を実感として捉え、その実感を社内共有できる形で記述する必要があります。
本講座では、実用的な官能変数(評価用語)の選択と尺度の構成による創造型官能評価の構築の実習を通じて、実感を再現できる使用感の記述を修得します。また、実習は市場での有力品を用いて実施しますので、市場における使用感の受容状況把握にも展開可能です。
習得できる知識
・ 実習を通じて使用感の記述・評価を学ぶため、使用感の価値を肌から実感できる
・ 実用的な官能変数選択と尺度構成からなる官能評価で、実感をリアルに記述できる
・ マーケティングと連動させる活用により、お客さま視点の使用感政策が修得できる
セミナープログラム
1.スキンケア化粧品の使用感の価値とその取扱い
1.1. スキンケア化粧品の使用感
1.2. 化粧品の感性価値の構造と取扱い
1.3. 価値創造可能な使用感の記述法としてのQDA
2.使用感を記述・評価するためのことばの選定
2.1. 商品開発におけることばの機能と実像
2.2. ことば出しとことばの選定基準
2.3. ことばにおける【集・創・伝】の体系
3.使用感を記述・評価するための尺度の設定
3.1. 尺度の必要性と実際
3.2. 化粧品における実用的尺度構成法
4.尺度構成の実習①【一対比較法による尺度構成】
4.1. シェッフェの一対比較法
4.2. 実測データを使っての計算演習
5.実用的な尺度構成の実習②【漸進法による尺度構成】
5.1. 尺度のイメージと漸進法の進め方
5.2. 漸進法の実施への準備(必要な約束事、道具立てなど)
5.3. 市販品を試料にしたグループ実習
(「のびの軽さ」、「しっとり感」、「べたつき」など)
6.演習の成果の実務への生かし方
6.1. QDAの価値の読み解き(二軸分析、多変量解析など)
6.2. 「分化」の効用について
7.余滴・質疑応答
7.1. 官能開発の現状と今後の展望
7.2. 関連する参考図書の案内
7.3. 質疑応答