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中小企業再生のヒントなど情報満載!(2015/08/07配信)

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□■     ものづくり革新便り2015年8月7日号          □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。



東京では猛暑日連続記録が更新されていますが、
皆さん負けずに、業務に励んでおられることでしょう。



おかげさまでものづくり.comは先月、会員登録数が3500人を超えました。
毎月200人ほどのペースで新規ご入会いただいていますので、
3年以内には1万人を超える計算になるのですが、
現在新しいプロジェクトの準備中であり
もっと早い時期に達成し、より多くの関係者に
情報をお伝えしていきたいと思っています。



またこれまで会員登録は、氏名とメールアドレスしか登録できず、
会員の皆さんのプロフィールを把握できなかったのですが、
同じく先月より、会社名、業種、職種、役職、従業員数が
会員メニューの「プロフィール登録」から入力できるようになりました。
 http://www.monodukuri.com/members/



これによって会員のプロフィールに合わせた情報や、
サービスの提供が可能となりましたので、
皆さんも是非ご登録ください。



今後ともサービスの拡充に努めてまいります。




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今号の内容
 1.日本企業の海外進出とマザー工場シンポジウムの御案内
 2.新規専門家のご紹介
 3.TRIZシンポジウムのご案内
 4.新着掲載記事
 5.共催・協賛セミナーのご案内
 6.技法解説#105:アトリビュートマトリクス
 7.書籍紹介「中小企業が再生できる8つのノウハウ」忽那憲治著



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┃1┃日本企業の海外進出とマザー工場シンポジウムの御案内
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グローバル社会の進展に伴い、生産現場が海外に拡散していく中で
「マザー工場」という概念が注目されています。



本シンポジウムでは、海外進出に伴う様々な問題点を整理し、
海外と国内の役割分担を意識した「マザー工場」の実践事例と、
これに対比して国内生産に特化した事例、
ここ最近の円安などに伴い国内回帰した事例等を紹介し、
海外と付き合い、溶け込むと同時に、
日本の主導的立場を維持し高めていくためにはどうすればよいのか、
特に品質管理的な視点にフォーカスして議論します。



・主催:日本品質管理学会
・テーマ:日本企業の海外進出とマザー工場の果たすべき役割・意味
・発表企業:ダイキン、コマツ、リコー、日産自動車
・日時:9月8日(火)10時~17時
・会場:日本科学技術連盟 東高円寺ビル 2階講堂
・参加費:プロフィールによって2,700円~11,880円
・申込:下記URL記載の方法にて
 http://www.jsqc.org/q/news/events/index.html#h270908




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┃2┃新規専門家のご紹介
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・7月に登録した株式会社バリューマネジメントの奥浩昭さんは、
生産部門のお得意な中小企業診断士さんです。
40年にわたり、ものづくり企業で培った組織・営業・生産・財務の
経験を活かして、中小企業の収益構造改革を支援します。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/133



・今月登録した村瀬技術士事務所の村瀬武雄さんは、情報技術と
品質マネジメントが専門の技術士(情報工学部門)さんです。
富士通時代に経験したソフトウェアとセキュリティの設計/開発/
導入に、ISO9001の導入、展開を活かして、企業を支援します。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/134




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┃3┃TRIZシンポジウムのご案内
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今年で第11回となる本シンポジウムは、日本各地のTRIZ活動家に
海外からのゲストも迎えて、理論研究成果や実践事例を発表し合い
お互いの成長に役立てようとするものです。



発表者の固定化が見られますが、革新的創造手法であるTRIZを
初めて業務に導入しようとする組織にとっては、多面的な
情報を一度に入手できる唯一の機会と言って良いでしょう。



技術的閉塞感の中で、新たなアイデアを必要としている方に
おススメのイベントです。



・主催:日本TRIZ協会
・テーマ:創造で築く あなたの未来
・基調講演:TRIZマスターのブルシンスキー氏
          「技術におけるハイブリダイゼーション」
・日時:9月3日(木)~4日(金)終日
・会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)
・参加費:プロフィールによって5,000円~39,500円
・申込:下記URL記載の方法にて
 http://www.triz-japan.org/symposium_top-j.html




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┃4┃新着掲載記事
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7月後半は、6件の解説、4件の事例、3件のQ&Aが掲載されました。



解説:
(1)「ロードマップと技術の棚卸」中村大介
 http://www.monodukuri.com/gihou/article/663
 http://www.monodukuri.com/gihou/article/664
 http://www.monodukuri.com/gihou/article/668



(2)「実践的メトリクス管理」石橋良造
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/665



(3)「技術伝承とデジタル化」粕谷茂
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/666



(4)「QC7つ道具-パレート図」眞名子和義
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/667



活用事例:
(1)「シンガポールのクリーン化事例」清水 英範
    http://www.monodukuri.com/jirei/article/138



(2)「自動車、半導体と液晶のイノベーション事例」鈴木甫
    http://www.monodukuri.com/jirei/article/139



(3)「独自商品提案型町工場が成長軌道に乗った事例」岩島光太郎
    http://www.monodukuri.com/jirei/article/140



(4)「アイデア発想の事例」髙橋誠
    http://www.monodukuri.com/jirei/article/141



Q&A
(1)「縮小市場における事業戦略」(回答3件)
    http://www.monodukuri.com/qa/detail/71



(2)「シャープ窮状の真因」(回答1件)
    http://www.monodukuri.com/qa/detail/72



(3)「開発テーマが増えすぎて経営を圧迫」(回答2件)
    http://www.monodukuri.com/qa/detail/73



会員マイページに関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。
是非こちらからご登録ください!
 http://www.monodukuri.com/members/login/



Q&Aコーナーにどんどんご質問くださいね!
 http://www.monodukuri.com/qa/




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┃5┃共催・協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。



(1)8月10日「中堅企業・中小企業のための経営計画作成」青山恒夫
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/165



(2)8月18日「市場・事業・製品・技術ロードマップ策定」福島彰一郎
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/158



(3)8月21日「R&Dテーマ評価の基礎知識」浪江一公
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/74



(4)8月25日「ヒューマンエラー発生メカニズムと再発防止策」伊藤良太
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/152



(5)8月25日「『カイゼン目線と活動の目配りポイント』育成研修 」本多貴治
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/152



(6)9月 4日「研究開発テーマ創出力向上セミナー 」中村大介
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/146



(7)9月 9日「CAE/FEM専門家私塾「一隅塾」 」正司康雅
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/150



(8)9月 9日「不良解析2段階法の進め方(事例演習付き)」浜田金男
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/168



(9)9月11日「自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー 」城田靖彦
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/95



(10)9月17日「マイナンバー制度直前準備実務講座 」平本 靖夫
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/159



(11)9月18日「未然防止は難しくない!品質工学の基本的な考え方」長谷部光雄
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/166



(12)12月22日「加工業における省エネルギーの進め方 」石塚健志
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/161




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┃6┃技法解説#105:アトリビュートマトリクス
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アトリビュートマトリクスとは、コロンビア大学ビジネススクールの
リタ・マグレイス教授とペンシルバニア大学のイアン・マクミラン教授に
よって提唱された、商品やサービスが顧客を満足させる特徴を持って
いるかをチェックする方法です。



その手順としては自社の商品・サービスを顧客視点で見た時に
基本的特性、優勢的特性、決定的特性に対してそれぞれ肯定的立場・
否定的立場・中間的立場で自己評価して、8つのセル(決定的×中間は
ない)に記述することで特徴を分類します。



優勢的、決定的に否定される特徴は至急改善される必要があり、
決定的に肯定される特徴は前面にアピールすることで、
購買に結びつくでしょう。
その意味では、KANOモデルの「当たり前品質」「魅力的品質」と
似ている面がありますね。



同じ商品・サービスであっても、対象となるセグメントや、時間経緯で
評価が大きく変化する可能性がある点は注意が必要です。
 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/162




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┃7┃書籍紹介「中小企業が再生できる8つのノウハウ」忽那憲治著
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本書は中小企業の経営者が対象になっているものの、
著者が大学の経営学部教授ですので、マーケティング、ビジネスモデル系統の
論理的な話題が多く、零細企業で現場たたきあげの経営者には
ちょっと手強いかもしれません。
上記アトリビュートマトリクスに関する記述もあります。



現状維持ではなく、業界の適正ポジションを獲得するために
積極的なM&A(買収)戦略やVC(ベンチャー投資)の活用に
かなりのページを割いていることからも、
単なる「再生」というよりは「発展、拡大」に軸足を置いていることが分かります。



何カ所かに米国の中小企業は自己資本比率や利益率が非常に高い例が
示されており、日本でも可能、もしくはそこを目指さないと
「現状維持」は幻想なのかもしれません。



本書提案の全てを実現するのは一朝一夕にはできませんが、
自社の将来に漠然とした不安を感じている経営者が読むならば、
必ずや考えるヒントを獲得できる一冊です。
 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11436



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◆◇◆ 世界で一番分かりやすい品質問題未然防止セミナー! ◆◇◆
頑張っているのに問題が無くならならずに困っている技術者、管理職へ
  現役時代にリコーの設計品質革新に大きな成果を挙げた講師が
解決法の本命である品質工学を、設計する技術の本質を見極める観点で解説
☆★ 詳細はこちら⇒http://www.monodukuri.com/seminars/detail/166
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│編│集│後│記│
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諸般の事情から山梨県のIT関係のNPO法人に入会し、
先日、教育WGの会合に参加しました。



ドラッガーに言わせるとNPOは目的意識の統一という点で
営利団体よりよほどマネジメントが難しいわけですが、
立場や経歴の違う錚々たる人たちが集まると
確かに興味深い話題は出るものの、まとめるリーダーは大変です。



山梨は分母が小さいだけに、ちょっと成果を出すと
(人口当たり(^_^;)で)一番になることも不可能ではありません。



日本一いや世界一の情報通信県になるアイデアを
リーダーに期待したいと思います。