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「作った時は良かったのに…」を防ぐ、「機能性評価」の重要性(2025/10/09配信)

製造業において品質工学の機能性評価は「市場で本当に使える、丈夫な(ロバストな)製品」を効率的に開発するために不可欠です。



従来の評価が、製品の寸法や強度といった個別の「静的な特性」を規格内に入れることに注力していたのに対し、機能性評価は製品が本来果たすべき「働き」そのものに注目します。これにより、開発の初期段階で技術の良し悪しを本質的に見極め「作った時は良かった」のに市場で問題が起きる、という事態を防ぐ事ができます。



 



今回は、難しいと思われがちな機能性評価の概要と実践のための方法などが書かれた解説記事をご紹介します。 
機能性評価は、目先の仕様を満たすだけの対症療法的な品質管理から脱却し、どんな環境でも安定して機能する本質的な技術力を企業に蓄積させるために、極めて重要な考え方です。



記事をお読みいただくことで、みなさまの未来をひらく第一歩を踏み出す参考になれば幸いです。

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