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科学技術者フォーラムセミナー報告(2011/01/17配信)

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  ものづくり工学通信    2011年1月17日号
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ものづくりに日夜奮闘されている皆様、

劇的ビフォーアフターという番組が好きで、結構感激の涙を流しながら観
ていたりします。建築への関心もあるのですが、決まり文句の「何という
事でしょう」という台詞は、潜在需要の顕在化の表現であり、秀逸なマー
ケティング事例が示されることも多々あり勉強になります。
良い意味で期待を裏切る商品づくりのためには、お客様生活の徹底した観
察と、そこになりきった洞察が肝と見ました。

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今号の内容
 1.科学技術者フォーラムセミナー報告
 2.平成23年度技術士試験の日程決定
 3.MT法の初心者講習会の案内  
 4.品質工学による技術開発フォーラムの案内
 5.クオリティマネジメント12月号より「TQMの革新」
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 1.科学技術者フォーラムセミナー報告
NPO法人である化学技術者フォーラムは多様な分野の企業OB、現役の技術者
や研究者が組織の枠を超えて集い、科学技術を通して社会に貢献する目的
で1998年に設立され、2008年にNPO認証を受けた団体です。
本フォーラムでは毎月各界専門家のセミナーを開催しており、1月14日は元
リコー常務の坂巻資敏氏の「日本企業の国際競争力」でした。
資本主義社会の「見えざる手」はフェアプレー精神を前提にしており、金
融工学を筆頭とする実質経済に貢献しない活動は、政治などによって排除
しなくてはならず、最近の国際経済で大きな力を示す華僑に対応するには、
彼らの独特の考え方を理解して日本企業同士の連携を高めて行動する必要
がある等、技術経営者にとって示唆に富む内容でした。
 http://www.stf.or.jp/

 2.平成23年度技術士試験の日程決定
1月12日に行われた文部科学省の科学技術・学術審議会 技術士分科会で、
平成23年度技術士試験の実施案が決まりました。
例年とほぼ同様ですが、第一次試験は受験申込み受付期間が6月8日~7月4
日で、試験日は10月10日、試験合格発表が12月となっています。
第二次試験は、受験申込み受付期間が4月11日~5月9日、筆記試験は、総合
技術監理部門(必須科目)が8月6日、総合技術監理部門以外(20部門)お
よび総合技術監理部門(選択科目)が8月7日です。
準備を整えて忘れずに申し込んでください。
 http://www.engineer.or.jp/sub02/

 3.MT法の初心者講習会の案内
大量データや画像、波形解析などで、最近普及が進み注目されているMT法
ですが、山梨県品質工学研究会で初心者講習会を開催します。会員外でも
若干名の参加が可能ですので、是非お申込み下さい。
日時は2月1日(火)13:30~16:30、場所は山梨県中小企業人材開発センタ
ーのOA研修室で、実際にMTシステムのワークシートを使って実践的に学習
します。
ご参加頂ける方は、熊坂まで電子メールで御連絡下さい。
 http://yqes.web5.jp/index.html

 4.品質工学による技術開発フォーラムの案内
製品が使用環境に影響されず安定して性能を発揮するために、品質工学の
ロバスト設計は絶大な威力を示しますが、体系が複雑で中小企業での活用
には障壁となっていました。そこで小規模な組織に対して有効性と、適応
可能な分野を知ってもらうため、初心者でも理解できるプログラムを日本
規格協会が『品質工学による技術開発フォーラム-ものづくりの現場で生
かせる品質工学-』として企画し、2月18日(金)大田区産業プラザPiOに
て開催されます。
これから品質工学の活用を検討されている方にお勧めします。 
http://www.jsa.or.jp/info_detail/info_forum.asp

 5.クオリティマネジメント12月号より「TQMの革新」
日本のTQMを支えてきた日科技連の月刊誌が「クオリティマネジメント」
で、12月号の特集は2008年から進めてきた「次世代TQMの構築研究委員
会」の検討結果報告でした。
従来型のTQMは全社的活動でありながら、どうしても製品品質/製造品
質に重点が置かれていましたが、このプロジェクトでは1.経営質革新、
2.イノベーション・価値創造、3.バリューチェーン質革新、4.次世
代TQM教育・普及という4つのワーキンググループに分かれて、顧客価
値の創造から実現のプロセスまで、まさにトータルな品質実現を追求した
活動であり、その全貌が43ページに渡り解説されています。
http://www.m2-c.jp/e_book/nikkagiren/QM201012/pageview/pageview.html

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新しい年もあっというまに2週間以上が過ぎてしまい、大学の講義もあと2
回を残すのみです。ものづくり経営を実践的に理解するために、後期では
製造企業を取り上げた雑誌記事やTV番組をケースにして、日本経営品質
賞のフレームワークで長所と改善の余地を議論しています。議論が白熱し
て記事の内容から大きく脱線する事もしばしばですが、学生達にものづく
り現実の片鱗でも知ってもらえたなら嬉しいと思っています。

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