技術士第二次試験対策:興味を持って勉強する

 

◆興味を持って勉強する

1.「建設一般」での受験勉強方法

必須科目や選択科目での問題解決能力及び課題遂行能力では、日本が抱える問題や課題と受験部門との関連のある様々なテーマ、受験部門が抱える様々なテーマの問題が出ます。「教材や参考資料を読んで覚える」という意識ではなく「興味を持って勉強する」という意識で勉強すると、これらのテーマの問題を解くための様々な知識が頭の中にインプットされます。

 

建設部門を受験したとき「建設一般」という形式の問題がありました。建設部門が抱える問題がテーマです。現在の試験制度での問題解決能力及び課題遂行能力に関する問題と同じような出題内容です。

 

社会資本整備、自然災害、技術開発、環境問題、建設業界のことなどが主な出題のテーマでした。

 

これらのテーマに対して、例えば建設白書(この当時は建設省)、建設省が出している参考資料、土木学会誌などの様々な教材や参考資料を「内容を覚える」という意識ではなく「当事者意識を持つ」という意識で読みました。

 

また、様々な教材や参考資料を読んで「この考えは参考になる」や「この考え方は面白い」と思える内容などをノートに書き出しました。以下が、受験勉強をしていたときに使っていたノートの一部です。


「覚える」ではなく「当事者意識を持って様々な教材や参考資料を読む」「参考になる内容などをノートに書き出す」という内容の勉強を継続して行ううちに出題テーマに対する興味が出て建設一般の勉強が面白くなりました。面白くなると積極的に勉強することから建設一般の問題を解くための様々な知識が頭の中にインプットされていきました。

 

試験では出題予想が外れるという非常事態がありました。しかし、このような勉強をしていたので、頭の中にインプットされている様々な知識をつなぎ合わせて解答を書くことで合格点を取ることができました。

 

2.現行の試験制度での受験勉強方法

現行の試験制度での必須科目や選択科目での問題解決能力及び課題遂行能力の勉強でも、興味を持って勉強することが合格点を取るための一つの対策です。「興味を持って勉強する」...

とは「好きこそものの上手なれ」のようなことだと思います。

 

【参考文献】

森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日

 

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