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引越しました!(2014/10/23配信)

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□■     ものづくり革新便り2014年10月23日号         □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。



つい先日まで暑いと言っていたのに、
一気に涼しくというか寒くなってきました。
皆さんのところはいかがですか?



先週山梨県内で初心者用の品質管理研修講師を担当する機会があったので、
日本規格協会から公開されているQC検定の4級テキストを使ってみました。



私は一応1級を持っているので、常識問題に見えてしまうのですが、
製造業の経験を持っていない人もいたため、
必ずしも簡単ではなかったようで、反省しています。



確かに突然「母集団」という単語が出てきたりするので、
いかがなものかという印象がありました。



記述表現に気をつけて、もう少し容易に理解できる工夫が必要に思います。



他山の石を参考にするように、ものづくり革新ナビサイトも
普通の人に受け入れられるようもっと工夫が必要かもしれません。



順次手を加えて参ります。




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今号の内容
 1.3Dプリントのものづくりプラットフォームご紹介
 2.新登録専門家のご紹介
 3.コーポレート・イノベーションとMOTセミナーのご紹介
 4.新着掲載記事
 5.共催・協賛セミナーのご案内
 6.技法解説#86:WBS(Work Breakdown Structure)
 7.書籍紹介「Makers」クリス・アンダーセン著



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┃1┃3Dプリントのものづくりプラットフォームご紹介
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低価格3Dプリンターの普及により、従来よりものづくりが身近になってきた
とはいえ、3D設計は依然として煩雑であったり、次のステップである量産化への
プロセスが一般人にとっては未知の世界でした。
株式会社カブクが運営するサービス「rinkak(リンカク)」は、
デジタル製造技術をコアテクノロジーとしたハードウェアとソフトウェアと
デザインを融合したプロダクト・サービスであり、個人クリエイターと企業向けに、
3Dデータをアップロードするだけでものづくりができるプラットフォームです。
クリス・アンダーセン著「Makers」の世界が、また一歩現実に近づいたようです。
 https://www.rinkak.com/



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┃2┃新登録専門家のご紹介
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・先月登録した株式会社イーエムイニシアティブの江口一海さんは、製造業の
省エネルギー改善を通して新たなモノづくりの地平を切り開く省エネルギーの
専門家です。エネルギーの見える化ツール(EMS)を活用した解析と観測を合わせて
省エネルギーの改善計画策定までも支援します。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/103



・7月に登録した慶應義塾大学の河野宏和教授は、ものづくり現場力の革新を
主導する生産工学の専門家です。
ビジネススクールの校長で、経営工学会の会長職にありますが、学究活動を
現場に活用するために腐心されており、当サイトの良き理解者でもあります。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/96




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┃3┃コーポレート・イノベーションとMOTセミナーのご紹介
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技術経営教育で実績のある芝浦工業大学が、MOTトップセミナー・シリーズの
一環で、表題のセミナーを開催します。
講師である関誠夫教授が、総合エンジニアリング会社の 経営再建 を通して学んだ
「企業経営のイノベーション」と、それを実現する為に必要だと思い知った
「技術経営(MOT)的視座の重要性」について語ります。



■日時: 2014年10月28日(火) 19:00~20:30
■場所: 芝浦工業大学 芝浦キャンパス 3F 301教室
■参加費:無料
 http://mot-innovation.shibaura-it.ac.jp/characteristic/opencampus/




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┃4┃新着掲載記事
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10月前半は、11件の解説と1件の事例を新たに掲載しました。



解説:
(1)「アイデア発想法」高橋誠
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/467
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/473



(2)「クリーンルームの4原則」清水英範
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/468
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/476



(3)「3D-CAD導入の課題」日名地輝彦
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/469



(4)「サプライチェーンマネジメント」今岡善次郎
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/470
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/475



(5)「TRIZの使いこなし」粕谷茂
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/471
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/477



(6)「ステージゲート失敗を罰しない」浪江一公
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/472



(7)「理念経営のススメ 」平本靖夫
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/474



事例:
(1)「異分野市場での事業化事例」下川眞季
    http://www.monodukuri.com/jirei/article/111



会員マイページに関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。
是非こちらからご登録ください!
 http://www.monodukuri.com/members/login/



Q&Aコーナーでも気軽にご質問ください!
 http://www.monodukuri.com/qa/




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┃5┃共催・協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーを紹介します。



(1)10月24日「事業戦略を統合的に展開する方法論の提案」鶴見隆
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/116



(2)10月24日「暗黙知見える化の具体的手法と、その技術承継・共有」泉克文
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/113



(3)10月30日「技術の価値を最大化するイノベーション戦略」平木肇
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/115



(4)10月30日「100%売れる独自技術の特許で活路を拓く」菊池猛
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/123



(5)10月31日「革新的R&Dテーマを継続的に創出する仕組みの構築」浪江一公
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/59



(6)11月5日「コストテーブルの作り方と上手な活用法」西水晃
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/122



(7)11月13日「潜在能力活用体験セミナ」八木橋英男
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/92



(8)11月21日「コツコツ型省エネルギー活動の進め方」石塚健志
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/118



(9)1月17日「CDGMラウンドテーブルセミナー」吉田耕作
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/120



(10)1月27日「商品企画七つ道具セミナー入門コース」石川朋雄
      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/4




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┃6┃技法解説#86:WBS(Work Breakdown Structure)
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WBSは、テレビ東京の経済ニュース番組World Business Satelliteではなく、
プロジェクト開始に先立ち、あらかじめ想定されるタスクを洗い出し、
ツリー状に整理したものであり、必要な業務のもれを防止し、円滑な遂行を
実現するものです。
ここで可能な限り細分化したタスクに対して、担当者や所要費用そして
実行時期、工数などを計画時に見積ることで、プロジェクト実施途中での
不測の事態を避ける事ができます。
 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/95




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┃7┃書籍紹介「Makers」クリス・アンダーセン著
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本書は、ITの進展によって販売に行けるパレートの法則をひっくり返した
「ロングテール」を2004年に著し、2009年にはさらに情報の無料化を解説した
「Free」でもベストセラーを出した筆者が、2012年に出版した著作であり、
誰もが製造業になれる時代の到来を書き示しています。
時代を振り返ってみれば、石器時代のものづくりは腕の違いこそあれ、
個人がめいめい好きなものを作っていたわけですが、産業革命で動力の
利用が始まって以来、製造業は大資本を持つ者の特権になっていました。
3Dプリンターの低価格化は、古代の個人的製造の権利を復活させ、
資本の大きさではなく、デザイン、設計の良否で、製品価値が判断される
時代が再びやってきたのです。
クリスがその時代を作ったわけではにものの、この新しい時代を的確に
いち早く描写したところに、本書の意義があると言えましょう。
まだまだMakersの世界は緒に就いたばかりであり、混沌としていますので
ここでダッシュした個人、企業には多くのチャンスが拡がっている、
そんなことを感じさせる内容です。
 https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00815762012



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│編│集│後│記│
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当社は3年前の設立以来、山梨県のインキュベーションルームを事務所と
していましたが、3周年を機に広い所へ引越しました。
ムダに広いので、余剰のスペースについては利用方法を検討中であり、
また後日お知らせしますが、提案があればご連絡ください。
外観、内部などの写真は、熊坂個人のFacebookタイムラインに掲載されて
います。
そんな広い事務所にした理由は、私の自宅に近かったというだけの理由で、
これまでも徒歩10分ほどでしたが、今度からは徒歩30秒になりました。
近くにおいでの際は、是非立ち寄ってお茶でも飲んでいってください。