発想カード、重要なアイデアを選ぶのに用いる手法:カード評価法とは

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1.カード評価法のねらい

 カード評価法は、発想カードの中から、重要なアイデアを選ぶのに用いる手法です。大量のアイデアから重要アイデアを選ぶ時に、討議方式を取ると大変時間がかかります。そこで、評価者がまず各自の判断でカードに投票します。それによって、各自の考えがわかります。こうやって絞られたアイデアをもとに話し合いに入れば、時間が大幅に短縮できるのです。

 

2.カード評価法の進め方

1)個人作業

①各自持ち点を持ちます。(例:100点)

 [カードを小さく切り、1片を1点とする。又は各自が別色のマーカーを持ち、カードへ得点をマークします]

②各自、発想カードを評価単位とし投票します。

[1カードへの最高点は3点以内]

2)チーム作業

①全員の投票が終了したら、各カードごと得点を数えま...

1.カード評価法のねらい

 カード評価法は、発想カードの中から、重要なアイデアを選ぶのに用いる手法です。大量のアイデアから重要アイデアを選ぶ時に、討議方式を取ると大変時間がかかります。そこで、評価者がまず各自の判断でカードに投票します。それによって、各自の考えがわかります。こうやって絞られたアイデアをもとに話し合いに入れば、時間が大幅に短縮できるのです。

 

2.カード評価法の進め方

1)個人作業

①各自持ち点を持ちます。(例:100点)

 [カードを小さく切り、1片を1点とする。又は各自が別色のマーカーを持ち、カードへ得点をマークします]

②各自、発想カードを評価単位とし投票します。

[1カードへの最高点は3点以内]

2)チーム作業

①全員の投票が終了したら、各カードごと得点を数えます。

②得点の入った発想カードそのものに合計得点を、赤字で記入します。

③得点の多く入った発想カードを中心に、採用カードを検討します。

カード評価法とは

◆関連解説『アイデア発想法とは』

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この記事の著者

髙橋 誠

企業のイノベーション戦略の構築と実践をお手伝いし、社員の創造性開発を促進し、新商品の開発を支援します!

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