【オンライン】PFASの毒性と作用メカニズム ―どこまでわかったか―
セミナー趣旨
PFAS（有機フッ素化合物）は化学的に安定で分解されることがほとんどないため，種々の用途で用いられてきた。しかし，この化学的性質のため環境中にも蓄積し，近年，地下水をはじめとしてPFASによる環境汚染が相次いで報告され，ヒト体内にPFASが蓄積してるケースが報告されるようになった。種々の疾患との因果関係が疫学的には報告されているものの，作用メカニズムが明らかでないため，対策を立てるのが困難となっている。
本講演ではPFASの化学的性質，汚染の実態，日本における規制，そして考えられる毒性について説明する。
受講対象・レベル
品質管理部門、生産部門、研究開発部門、環境部門、サステナビリティ推進部門など関連部門のご担当者
セミナープログラム
・PFASの基本的化学構造
・PFASの種類
・PFASの用途
・現状でのPFAS規制の実態
・自然界と生体内におけるPFASの代謝
・PFASによる環境汚染
・ヒトPFAS曝露調査の結果（例）
・疫学調査から見たPFASのヒトへの毒性
・PFASの毒性発現メカニズム
・我々の研究成果
・脳発達への影響
・甲状腺ホルモン系への影響
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
群馬大学副学長（医学教育・評価担当） 群馬大学大学院医学系研究科医科学専攻 応用生理学分野教授 医学博士 鯉淵典之 氏
1959年前橋市生まれ。1985年群馬大学医学部医学科卒業。1989年群馬大学医学系研究科博士課程修了（内分泌研究所生理学講座，医博） 米国ロックフェラー大学Postdoctoral Fellow（Department of Neurobiology and Behavior）。1990年獨協医科大学助手（生理学）、以降講師から助教授。1996年ハーバード大学医学部Visiting Assistant Professor (Brigham and Women’s Hospital, William W. Chin’s Laboratory)。2001年群馬大学医学部生理学第一講座教授。2003年群馬大学大学院医学系研究科医科学専攻 器官機能学分野教授（大学機構改組による配置替え）。2008年同応用生理学分野教授（分野名改称による）、現在に至る。2024年群馬大学副学長（医学教育・評価担当）、現在に至る。
主な受賞歴：1997年American Thyroid Association Research Grand Award 1997年William Randolph Hearst Fund, Harvard Medical School 2000年Quest Diagnostics Young Investigators Award, Endocrine Society 2005年日本内分泌学会研究奨励賞 2006年日本甲状腺学会基礎医学研究奨励賞 2007年日本医師会研究助成 2020年冲中記念成人病研究所研究助成
2023年日本甲状腺学会三宅賞 2024年 Nagataki Prize Award, Asia and Oceania Thyroid Association
専門：内分泌代謝学，甲状腺学，環境生理学，毒性学
セミナー受講料
受講料（1名につき）
会員 27,500円（本体 25,000円） 一般 29,700円（本体 27,000円）
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
（所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。）
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
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