微生物を活用したレアメタル・貴金属のバイオ分離回収技術の基礎と脱炭素型リサイクル技術への応用

~高効率・低コストな脱炭素型リサイクル技術~

■金属資源を取り巻く動向、既存の金属リサイクル技術の特徴、
レアメタル・貴金属のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出)の基礎と最新の研究成果、脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクルへの応用事例について、分かりやすく解説します。

 

日時

Live配信】2024年6月17日(月)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】視聴期間:終了翌営業日から7日間[6/18~6/24中]を予定
  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ 

セミナー趣旨

サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心が集まる昨今、都市鉱山(使用済み電子機器、触媒、工業廃液等)に低濃度で存在するレアメタル・貴金属(幅広い分野の産業に不可欠な素材)を高効率に低コストでリサイクルできる脱炭素型技術の研究開発が俟たれるところである。
本セミナーでは、従来の金属リサイクル技術とは発想を異にする「微生物機能を活用する金属リサイクル技術」の研究開発を目指し、その技術シーズとなる「レアメタル・貴金属等のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出)」について、その基礎から脱炭素型リサイクル技術への応用に至るまで、微生物に関する予備知識がなくても理解して頂けるように解説する。

受講対象・レベル

・都市鉱山からのレアメタル・貴金属リサイクルに関心のある方 
・脱炭素型金属リサイクルシステムの開発に関心のある方 
・貴金属ナノ粒子のバイオ合成と触媒調製への応用に関心を持つ方
・サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心のある方
・金属資源・素材分野における微生物機能の活用について関心を寄せる方
・本テーマに興味のある方なら、予備知識は不要です。

習得できる知識

・微生物機能を活用するレアメタル・貴金属のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出) の基礎知識 
・レアメタル・貴金属のバイオ分離回収に関する最新の研究成果
・脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクルへの応用事例
・都市鉱山からの有用金属リサイクルにおける既存技術とバイオ技術の特徴比較

セミナープログラム

1.金属資源を取り巻く現状
 1.1 需要・供給
 1.2 天然鉱山と都市鉱山
 
2.既存の金属リサイクル技術とその特徴
 2.1 乾式法と湿式法
 2.2 湿式法における要素技術(溶媒浸出法、吸着法、電解採取など)
 2.3 都市鉱山開発と既存リサイクル技術
 
3.レアメタル・貴金属等の分離回収に活用できる微生物機能
 3.1 バイオ吸着(バイオソープション)
 3.2 バイオ還元・ナノ粒子化(バイオミネラリゼーション)
 3.3 バイオ浸出(バイオリーチング)
 
4.バイオ還元・ナノ粒子化
 4.1 金属イオン還元細菌(シワネラ属細菌)による貴金属イオンの還元・析出
 4.2 使用済み触媒(自動車用、燃料電池用)からの白金族金属(Pt, Pd, Rh)回収への応用
 
5.バイオ吸着
 5.1 パン酵母等を利用するレアメタル・貴金属イオンの吸着
 5.2 Eスクラップ(廃プリント基板等)からの貴金属回収への応用
 5.3 鉱工業廃液からの貴金属回収への応用
 
6.バイオ浸出
 6.1 鉄・硫黄酸化微生物による金属硫化物からの有用金属の浸出
 6.2 鉄イオン還元細菌による金属酸化物からのレアメタルの浸出
 6.3 硫化鉱石からの有用金属(銅、金)回収への応用
 6.4 Eスクラップ(廃プリント基板等)からの重金属(銅、亜鉛等)除去への応用
 6.5 リチウムイオン電池(正極活物質)からのレアメタル回収への応用
 
7.バイオ湿式リサイクル技術の実用可能性
 7.1 金属リサイクルとその効果
 7.2 バイオ湿式技術と既存技術の特徴比較
 7.3 バイオ湿式リサイクル技術の課題と展望

 □ 質疑応答 □

セミナー講師

大阪公立大学 客員研究員/大阪府立大学 名誉教授 工学博士 小西 康裕 氏
【専門】分離工学、資源循環工学、化学工学
1983年に大阪府立大学大学院博士課程修了(工学博士).同大学の助手,講師,助教授を経て,2000年に教授,2010年に資源循環工学研究所長を兼務.1988~1989年にはカリフォルニア大学・バークレー校客員研究員.2020年に大阪府立大学名誉教授,現在は大阪公立大学・客員研究員

セミナー受講料

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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合:受講料37,400円 ( E-Mail案内登録価格:35,640円 )
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。

以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
テストミーティングはこちら
 
アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

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  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください。
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
  • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    ≫ 視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

 

配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

その他注意事項
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   環境負荷抑制技術   バイオ技術

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化学反応・プロセス   環境負荷抑制技術   バイオ技術

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