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セミナー趣旨
CO2-メタネーションによる合成メタン(e-methane)は、カーボンリサイクルに資するだけでなく、天然ガスや都市ガスの既存インフラ全てにおいて、追加・変更無く低炭素化が可能であることが最大の利点である。INPEXでは2016年度から、NEDO事業としてe-methaneを生産するCO2-メタネーション技術の可能性調査や基盤技術開発を実施しており、2021年度からは世界最大級となる400 Nm3-CO2/hのNEDO-実用化技術開発事業(NEDO事業)を開始している。
本講演では、CO2-メタネーション技術に係るINPEXの2050ネットゼロへの取組み、政策動向、技術課題、最新の業界動向に加え、NEDO事業の進捗について概説する。
受講対象・レベル
・低炭素エネルギー及びCO2削減を課題とする技術者やマネージメント層
必要な予備知識
・予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・CO2-メタネーションに関する政策動向、技術動向(基礎から適用まで)の把握が出来るため、自社の低炭素エネルギー及びCO2削減策や案件組成に活かせます。
セミナープログラム
1. INPEXの2050ネットゼロへの取組み
1-1. INPEX Vision@2022
1-2. ネットゼロ5分野の2030/2050頃に目指す姿
1-3. CO2-メタネーションの位置付け
1-4.CO2-メタネーションへの取組み
2. CO2-メタネーションに係る政策動向
2-1. METIメタネーション推進官民協議会おける議論
2-2. METIガス事業制度検討WGにおける議論
2-3. MOEJ SHK制度算定方法検討会における議論
2-4. METI水素・アンモニア政策小委員会における議論
3. CO2-メタネーションの課題
3-1. 平衡反応によるジレンマ
3-2. 最適反応器と設備規模
3-3. コスト及びLC-CO2(炭素強度)試算
3-4. 適地選定及び業界動向
4. NEDO-400 Nm3-CO2/hスケールの実証事業の進捗報告
4-1. 事業概要
4-2. 反応シミュレーション技術開発
4-3. 反応プロセス技術開発
4-4. スケールアップ等適用性検討
5. 今後の事業展望
キーワード:
CO2,メタネーション,政策動向,技術動向,CO2削減策,低炭素エネルギー,セミナー,講演
セミナー講師
(株)INPEX水素・CCUS事業開発本部 技術開発ユニット
兼イノベーション本部 ニューベンチャーユニット
プロジェクトジェネラルマネージャー 博士(工学)若山 樹 氏
<ご専門>
・光合成やメタネーション等に係るCCU技術
<ご活動>
・NEDO: 技術委員
・CCR研究会:幹事
・水素エネルギー協会:編集委員、評議員
・日本大学理工学部:非常勤講師(環境技術・低炭素事業論)
・秋田県大館市:大館市地球温暖化対策実行計画推進協議会委員
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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