高分子の延伸による構造・物性の制御【LIVE配信・WEBセミナー】

★2024年4月19日WEBオンライン開講。信州大学 繊維学系 大越氏から高分子の延伸による構造・物性の制御~延伸条件の考え方と実際~のテーマをもとに解説する講座です。

■本講座の注目ポイント
★フィルムや繊維は引張には強く、圧縮にはしなやかに曲がるという特有の性質を示す。相反するこれらの性質は、延伸によって形成される構造によってもたらされる。その原理と延伸条件による物性制御の基礎について解説する。

セミナー趣旨

 フィルムや繊維を構成する高分子は細くて長い分子鎖からなり、それらの物性は延伸工程によって形成される分子配向や結晶化度の影響を強く受ける。このセミナーでは、繊維やフィルムの延伸と配向および結晶化の基礎を踏まえた上で、それによって形成される構造と物性の関係に関して、最新の研究成果を交えて解説する。物性としては、光学的性質として複屈折、力学的性質として強度とヤング率を取り上げるが、配向結晶化による構造形成の知識は、これら以外の物性の理解にも役立つものと考える。

【キーワード】
高分子、延伸、配向、配向結晶化、光学物性、複屈折、力学物性、強度、ヤング率

【講演のポイント】
フィルムや繊維は、引張には強く、圧縮にはしなやかに曲がるという特有の性質を示す。相反するこれらの性質は、延伸によって形成される構造によってもたらされる。この講演では、その原理と、延伸条件による物性制御の基礎について学ぶ。

習得できる知識

延伸工程の考え方と制御方法(延伸条件)
延伸によって形成される構造
構造と物性の関連性
光学的性質の考え方
力学的性質の考え方

セミナープログラム

Ⅰ 高分子の延伸工程
 1 延伸装置と延伸条件
 2 延伸工程で加わる力と熱
 3 延伸の基礎方程式
 4 延伸形態
Ⅱ 延伸による構造制御
 1 分子配向の3要素
  1.1 配向形態
  1.2 配向度
  1.3 配向要素
 2 延伸による分子配向
 3 配向結晶化
Ⅲ 延伸による物性制御
 1 屈折率と複屈折制御
  1.1 光学現象と屈折率
  1.2 屈折率楕円体と光学異方性
  1.3 複屈折の起源
   (1)誘起複屈折
   (2)配向複屈折
   (3)形態複屈折
  1.4 Lorentz-Lorenzの式と固有複屈折
 2 力学物性制御
  2.1 極限構造と力学物性
  2.2 延伸物の構造と力学物性
   (1)分子配向とヤング率
   (2)延伸条件と熱収縮率
   (3)強度と伸度
<質疑応答>

セミナー講師

信州大学  繊維学系  大越 豊 氏

セミナー受講料

【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

45,100円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   高分子・樹脂材料   光学技術

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45,100円(税込)/人

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キーワード

高分子・樹脂加工/成形   高分子・樹脂材料   光学技術

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