2024年度診療報酬改定を見通し限られたセキュリティ費用の優先的な投入範囲を指南する

今後の医療セキュリティ政策で強化される重点範囲を徹底解説

セミナー趣旨

2024年度の次期診療報酬改定に向けた答申が2月中旬に行われ、点数や施設基準の改定結果が公表された。
診療報酬に係る様々な改定要件の中でも、医療従事者の労働時間制限や今後も増大する高齢者層の増大等を背景として、限られた医療資源を効率/効果的に配分していくための医療DXに係る新加算が大きく追加されている状況である。
医療DXとは現在の医療提供の仕組自体をテクノロジーにより変革する<アクセル>に該当する。もちろん、<アクセル>という変革には、同時にその変革が暴走しないための制御の仕組、つまり<ブレーキ>が同時に必要になる。DXとはアクセルとブレーキという両輪が軸となり初めて実現するものである。
それでは医療DXにとってのブレーキとは何か?それは医療セキュリティに他ならない。
たとえば、様々な医療系メディアが取り上げる通り、24年度の改定では、診療録管理体制加算が小規模病院にも適用された。この加算の見直しは、従来までの医療へのIT導入の促進のかけごえに対するカウンターとして、21年以降に表面化した医療機関(特にあまり報道に上がらない地方の小規模病院)を標的としたランサム攻撃の頻発という、アクセルとブレーキの全体的なバランスのなかでもたらされている。こうした今までの文脈を踏まえなければ、今後どのようなセキュリティ面の加算・減点の方向性があるかについて想像することは難しい。
こうした前提のもと、本講演では、24年度の診療報酬改定の中でフォーカスされている医療DXという<アクセル>に関連して、その裏側でどのようなセキュリティという<ブレーキ>が仕込まれ、今後、医療機関や医療ITベンダへの対応を迫ることになりうるのかについて、診療報酬の改定項目に絡んだ医療セキュリティ政策の全体像に基づき詳説をすることで、次年度以降の改定に向けて、現時点で優先的にどのような医療セキュリティに取り組むべきかについての検討材料を示す。

セミナープログラム

1.診療報酬改定におけるセキュリティ関連の加算・施設基準
 (1) 24年度まで
 (2) 24年度から
2.医療セキュリティ政策の動向、及び今後の方向性
 (1)医療機関目線で見た場合
 (2)医療ITベンダ目線で見た場合
 (3)その他関連領域(介護・薬局)目線で見た場合
3.限られたセキュリティ費用の優先的な投入範囲とは
4. 関連質疑応答
5. 名刺・情報交換会

セミナー講師

一般社団法人 医療ISAC
共同創立者 /ステアリングコミッティ運営委員
江原 悠介 氏

<略歴>
国内外のヘルスケア分野におけるサイバーセキュリティや業界実態・構造に関する幅広い知識・経験を持つ。
四病院団体協議会や全国保団連等の医療関係団体、または医療ITベンダと共同でのセキュリティ調査・レポーティング活動、
各種セミナー講演等を通して、国内ヘルスケア分野のセキュリティ向上に向けた教育・啓発活動を行っている。
他にもPwCJapan有限責任監査法人 ディレクター、NPO デジタル・フォレンジック研究会 理事 (「ヘルスケア」分科会主査)、徳洲会インフォメーションシステム(株) セキュリティアドバイザー等の現兼任に加え、医療セキュリティ・DX関連の官公庁・関係団体の委員等を歴任。

セミナー受講料

1名:33,300円(税込)2名以降:28,300円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合) 
ご請求書は電子データ(PDF)にてお送りいたします。jpi.md@jpi.co.jp から届くメールを必ずご確認ください。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

33,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】JPIカンファレンススクエア

【地下鉄】広尾駅

主催者

キーワード

医療・介護マネジメント   情報セキュリティ/ISO27001   政策・行政

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