★基礎からMOFの合成方法、解析方法、応用利用に関して解説。
★環境・エネルギーなど多岐にわたる分野へのMOF薄膜材料の可能性や、その作製方法を紹介!
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
セミナー趣旨
金属イオン(金属クラスター)と多官能性の有機配位子の配位結合により、自己組織的に得られる結晶性のミクロ多孔性有機−無機ハイブリッド材料である金属有機構造体(MOF)は規則正しく連結した骨格を有し、その間隙にミクロ細孔を有する。金属種や有機配位子の選択による骨格構造や細孔の化学・物理特性の設計性の高さから吸着材料や触媒材料などへの利用が進んでいる。近年、MOF膜を分離膜やセンサー、高性能誘電体などのマイクロエレクトロニクスなどの応用に利用する研究が進んでいる。MOFは一般的に溶液法により粉体として得られ、均質な薄膜の作製は困難である。本セミナーではMOFの基礎だけでなくMOFの合成方法、解析方法、応用利用に関して説明する。また、環境・エネルギーなど多岐にわたる分野へのMOF薄膜材料の可能性や、その作製方法を紹介する。
受講対象・レベル
・研究開発業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方。
・新しい材料の探索を行っている研究開発者。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・金属有機構造体(MOF)の基礎的な知識
・金属有機構造体(MOF)を利用した材料の可能性
・金属有機構造体(MOF)を基盤とした製品化に関する可能性
その他:材料科学に関する意見交換を行う予定
セミナープログラム
1.はじめに
1-1. 多孔質材料に関して
1-2. 各多孔質材料の合成方法
1-3. 多孔質材料の一般的な解析方法
1-4. まとめ
2.金属有機構造体(MOF)
2-1. 他の多孔質材料と比較した金属有機構造体(MOF)の特徴
2-2. MOFの一般的な合成方法
2-3. MOFの一般的な解析方法
2-4. MOFの応用展開
3.MOF薄膜
3-1. 薄膜としてのMOFの可能性
3-2. MOF薄膜の作製方法
3-3. MOF薄膜の解析方法
3-4. MOF薄膜の応用展開
※質問・相談コーナーを設けていただく予定です。
キーワード:
金属有機構造体,MOF,多孔質材料,薄膜,セミナー,講演
セミナー講師
大阪公立大学 物質化学生命系専攻
准教授 博士(工学) 岡田 健司氏
【ご略歴・ご経歴】
2023年 日本化学会 第73回進歩賞
2021年 ”2021 Emerging Investigator” Journal of Materials Chemistry A
2019年 日本セラミックス協会 進歩賞
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
シリカとタイヤ、添加剤ホワイトカーボンとは、わかりやすく解説
【目次】 1. タイヤとシリカ タイヤは、自動車はもとより自転車、バイク、飛行機、鉄道にも使われていて、みなさんの生活には無くては... -
シリカ、シリコン、シリコーンの違いをわかりやすく解説
シリカ、シリコン、シリコーンこの単語、みなさんの生活の中で聞いたことがあるかと思います。みなさんは、この3つの違いがわかりますか?実は... -
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません... -
シリカと地熱発電、シリカスケールの発生を予防できる技術とは
【記事要約】 シリカと地熱発電、地熱発電は自然の環境に依存する要因が大きく、常に熱水の温度、圧力、シリカ濃度が変化している。これがシ...