~基礎知識、特性、用途例、トラブル対策(劣化、ブリード、成形等)~

マテリアルリサイクルの主役となりうるポリプロピレン(PP)について基礎から解説する入門講座となります。

セミナー趣旨

 ポリプロピレンは、私たちの身の回りで大量に使われている。軽くて耐久性があり、成形加工しやすいからである。一方、環境中で分解しにくいことから、使い捨て用途に関して、生分解性高分子で代替の動きがある。その一方、マテリアルリサイクルしやすい点から、モノマテリアル化の主役になるかもしれない。こうした話題を理解できるように、ゼロから解説する。

【講演キーワード】 
耐久性と分解性、成形加工しやすさ、モノマテリアル、リサイクル

習得できる知識

様々な樹脂材料とポリプロピレンとの違い、そしてその違いに基づく用途フィルム、繊維、射出成形といった代表的な成形加工、その加工品の特徴

セミナープログラム

    1. なぜポリプロピレンは生分解しない ~基礎知識~
     1-1 身の周りの高分子材料と製品
     1-2 高分子材料に求められる耐久性
     1-3 環境で分解するということ
     1-4 添加剤の影響

    2. 他の樹脂と比較してポリプロピレンはどうなの? ~特性~
     2-1 硬さ、柔軟性
     2-2 耐衝撃性
     2-3 耐熱性
     2-4 寸法精度

    3. ポリプロピレンは成形しやすいって聞くけど ~成形性~
     3-1 代表的な成型方法とは?
     3-2 成形加工性が良いとは?
     3-3 成形加工と関連する材料特性とは?
     3-4 コンパウンドとは何か?

    4. ポリプロピレンは環境に優しいのか? ~トラブル事例と対策~
     4-1 生分解とリサイクルの優劣とは?
     4-2 環境規制はどこに向かうのか?
     4-3 モノマテリアルと3Rとは?
     4-4 できることとできないこととは?

    【質疑応答】

セミナー講師

山形大学  グリーンマテリアル成形加工研究センター 産学連携教授  小林 豊 氏

【経歴】 1985年 出光興産入社 ポリプロピレン系ポリマーブレンドの開発に従事 2021年 同社を定年退職 同年 山形大学 産学連携教授 海洋分解性高分子の開発に従事

【著書】小林豊, 伊藤浩志, プラスチック用添加剤の作用機構, 塗装工学, 57 (10), 364-370 (2022)/小林豊, 大槻安彦“ポリプロピレンの延伸における結晶化メカニズム”, in延伸による高分子の構造と物性制御, 鞠谷雄士監修, S&T出版, pp.217-226 (2022)

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

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高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形

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