凍結乾燥(フリーズドライ)の基本メカニズム・装置からプロセス最適化のポイントまで

◎凍結乾燥(フリーズドライ)技術で押さえておくべき基本原理を「場所・時間問わず」「何度でも」「習熟度が確認しながら」学べる!
◎凍結乾燥過程で起きる現象や装置の理解から、Excelを用いたシミュレーション、製品品質の劣化要因やプロセス最適化(何を制御すべきか)、デザインスペース活用の考え方まで。

■動画の総視聴時間:約2時間34分

★この講座はLMS型のe-ラーニングです★
過去開催したセミナーの中から、ニーズの多い講座や人気の高い講座をe-ラーニング用にカスタマイズしたものです。
決められた順番に沿って、動画の視聴やテストを進めていきます。
<受講の流れについて>

受講開始日

当月15日までのお申し込みの場合:
 当月25日から視聴開始

月末までのお申込みの場合:
 翌月10日から視聴開始

※土日・祝日の場合は翌営業日扱いとなります

受講期間

4ヵ月間

※期間延長の場合、別途追加料金が発生します。受講料の項目をご確認ください。
(延長は1回限り、最長で6か月まで。終了前日までにお申し出ください。)

セミナー趣旨

本講座では,医薬や食品を対象とした凍結乾燥プロセスに関する基礎原理を詳細に解説します.品質確保のための定性的な理解にとどまらず,乾燥原理に基づいたシミュレーションの方法も紹介します.Excelを用いて実施できる計算方法を概説し,様々なトラブル対処に必要な乾燥過程の温度・乾燥速度の決定原理からデザインスペースの推算までを概説します.プロセスの最適化と将来的な応用に必要な基礎を習得してもらいます.

受講対象・レベル

・凍結乾燥に関する研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方。
・FD製品の開発に取り組んでいる方.物理化学的・化学工学的な理解と数学的アプローチを検討したい方.
・FD製品開発時の課題解決のためのヒントを求めている方.
・凍結乾燥が実現できる可能性へのヒントを求めている方.

習得できる知識

・凍結乾燥の基礎原理,基礎知識
・FDプロセスや装置の理解
・FDプロセスの化学工学的な理解と数学的アプローチ
・FD製品製造の様々なトラブル対処の考え方
など

セミナープログラム

Chapter1.凍結乾燥プロセスの概説 *動画時間:10:30
 1.1 凍結乾燥とは
 1.2 凍結乾燥の工程
 1.3 凍結乾燥装置の概要
 1.4 凍結乾燥装置内の物質収支

Chapter2.凍結乾燥過程で起こる現象 *動画時間:10:56
 2.1 凍結過程で起こる現象
 2.2 乾燥過程で起こる現象
 2.3 凍結乾燥過程の温度チャート
 2.4 凍結乾燥過程におけるコラプス

Chapter3.凍結現象の詳細 *動画時間:31:10
 3.1 過冷却現象と過冷却解除
 3.2 二成分溶液の固液相平衡
 3.3 氷晶のパターン形成
 3.4 凍結濃縮相の緩和・オストワルドライプニング(アニーリング)
 3.5 氷晶サイズの推算・分布

Chapter4.熱の移動・物質の移動 *動画時間:18:50
 4.1 フーリエの法則・フィックの法則
 4.2 伝熱方程式・拡散方程式
 4.3 定常状態
 4.4 境膜内伝熱係数と物質移動係数
 4.5 放射伝熱

Chapter5.乾燥の基礎 *動画時間:10:48
 5.1 液滴の蒸発
 5.2 蒸発速度と湿球温度
 5.3 乾燥特性曲線
 5.4 定率乾燥期間と減率乾燥期間

Chapter6.凍結乾燥のモデル化(数学的扱い方) *動画時間:24:36
 6.1 凍結乾燥を進行させる駆動力
 6.2 棚板式バイアル凍結乾燥モデル
 6.3 モデルの計算法
 6.4 Rp-Kvモデル

Chapter7.シミュレーションの実施例 *動画時間:8:42

Chapter8.デザインスペースの計算 *動画時間:16:55
 8.1 シミュレーションの利用
 8.2 デザインスペースとは
 8.3 デザインスペースの計算
 8.4 デザインスペースの計算例

Chapter9.凍結乾燥製品の品質 *動画時間:21:42
 9.1 製品品質の変化と関わる現象
 9.2 最適化の考え方
 9.3 凍結時のタンパク質の変性要因
 9.4 乾燥操作の重要性
 9.5 保護物質の重要性

■キーワード:
凍結乾燥,フリーズドライ,凍結乾燥シミュレーション,デザインスペース

セミナー講師

京都大学 工学研究科 化学工学専攻 准教授 中川 究也 先生

■ご略歴:
平成15年 京都大学 工学研究科化学工学専攻博士後期課程修了・工学博士
平成15年 チュラロンコン大学(タイ) 博士研究員
平成16年 リヨン第一大学(仏) 博士研究員
平成18年 兵庫県立大学工学研究科 機械システム工学専攻・助教
平成22年 兵庫県立大学工学研究科ナノマイクロ構造科学研究センター・准教授
平成25年 京都大学農学研究科 食品生物科学専攻 農産製造学分野・准教授
平成31年 京都大学工学研究科 化学工学専攻 分離工学分野・准教授

■ご専門および得意な分野・研究:
・医薬食品乾燥プロセスの最適化と品質制御に関する研究
・医薬や食品を対象とした新しい乾燥技術の開発
・食品マイクロカプセル製造技術開発と機能創出に関する研究

■本テーマ関連学協会でのご活動:
・日本食品工学会
・日本化学工学会
・日本食品科学工学会

セミナー受講料

1社1~9名でのお申込み  : 1名あたり 25,300円(税込、資料付)
1社10名以上でのお申込み : 1名あたり 19,800円(税込、資料付)
1社30名以上でのお申込み : 1名あたり 14,300円(税込、資料付)

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

*13名以上お申込みの場合は、申込みフォームの備考に追加受講者をご記入ください。
*受講者とは別に管理者を立てたい場合は、申込時に備考欄にてお申し出ください。

●管理者を設定する場合:4,400円(税込)
 *管理者ご自身が受講する場合、別途受講料がかかります。

●期間延長の場合:1ヶ月あたり4,400円(税込)

受講にあたっての留意点

※受講期間終了後はIDを削除致しますので予めご了承ください。

①受講開始日までに受講に必要なID、パスワードとURLをメールにてご連絡します。

【ご注意】
本講座で使用される資料は著作物であり、複写・転載・配布・販売を禁止致します。また、一つのIDにつき使用できるのは1名であり、一つのIDを複数名で使用することを禁止致します。

②必ず以下のURLより動作確認をしてからお申込みください。
情報機構 動作確認ページへ→
サンプルページ内の動画の視聴とテストの回答をお試しいただき、正常に動作するか各自にてご確認ください。動作環境以外のPCで受講すると、正常に受講できない可能性がございます。 動作確認やシステム設定に関するサポートは弊社では行っておりませんので、PC設定等のお問い合わせはご遠慮ください。

③受講の流れ
・講座開始日から、コンテンツの動画またはPDFを視聴・閲覧できます。
・Chapterの順番に沿って視聴・閲覧をしてください。前のChapterを終了せずに、次のChapterへは進めません。
・確認テストは、Chapter内の動画は最後まで視聴、PDFは閲覧しないとテストへ進めません。
 なお、回答について講師による添削はありません。
・全てのChapterを終了し、最終テストで一定の基準を上回った方には、修了証(画面上で表示)を発行致します。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

受講料

25,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   食品加工   CAE/シミュレーション

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