[講義概要]
近年の製造業は単にものを作るにとどまらず、事業戦略、研究開発、事業企画から生産技術、製造技術など広範かつ統合的な経営活動です。作れば売れた高度成長期とは異なり、お客様を満足させるだけでなく感動を与える製品をタイムリーに届けるべく、事業全体を最適化して初めて企業は発展が可能となり、そのために継続的な努力が必要です。
本講義では、14回に渡り生産工学として解説してきた現代製造業のプロセスとその管理を振り返ります。
また政府内閣府が公開している第5期科学技術基本計画と経済産業省の産業構造審議会の発表資料を読み込み、今後の方向性を考えます。
セミナー趣旨
製造業従事者を対象に、経営工学を中心として事業プロセス全体の管理技術を15回に渡って解説する本講座、その第15回は「まとめ」で、全体最適を目指してこれまでの講義を振り返り、科学技術基本計画、産業構造審議会資料を解説します。
受講対象・レベル
この講義は、講師が10年間大学で継続してきた「ものづくり経営論」「技術経営論Ⅰ」の講義内容をベースとして、現在製造業に従事している社会人を対象にアレンジしたもので、技術系、生産系、管理系いずれの方にも基礎知識として有効ですが、全分野を扱っていることから、中小企業経営者や後継者、あるいは今後のイノベーションを解説していることから、技術系管理職に最適です。
セミナープログラム
- 製造業経営と生産工学概論
- これからの製造業
- 工業経営の発達ステップ
- Society5.0
- シンギュラリティ_収穫加速の法則
- 第5期科学技術基本計画
- 総合科学技術・イノベーション会議
- 司令塔機能強化に向けた施策
- 科学技術基本計画と科学技術基本法
- 基礎研究力の低迷
- 若手研究者の厳しい状況
- 科学技術系人材の全体像
- 官製イノベーション・システムの現状
- 主要産業毎の研究開発の動き
- 大変革時代の到来
- 第5期科学技術基本計画の概要
- 超スマート社会が生み出す価値とサービス
- 産業構造審議会 産業技術環境分科会 研究開発・評価小委員会中間とりまとめ
- 日本オープンイノベーションの現状
- 革新的新技術の市場投入の遅れ
- 革新的技術シーズ創出力の低下
- 企業におけるオープンイノベーションの強化
- 優れた技術シーズ創出の仕組み
- 技術経営教育による企業創造性の拡大
- 日本の債務残高
セミナー講師
熊坂 治 :東京農工大学 客員教授 博士(工学)
技術士(経営工学部門、総合技術監理部門)
技術経営修士(専門職、MOT)
セミナー受講料
11,000円(税込)
※ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。
受講について
【このセミナーはオンデマンドセミナーです】
ネット環境さえあれば、お好きな場所、お好きな時間に受講できます!
- 視聴期間は受講開始日より2週間です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はPDFで配布いたします。
- このセミナーに関する質問に限り、後日、講師にメールで質問が可能です。
講師のプロフィール
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
オンデマンド
受講料
11,000円(税込)/人
開催場所
全国
主催者
キーワード
事業戦略 技術マネジメント総合 オープンイノベーション
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全国
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