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敗戦にめげず元気を出しましょう!(2014/08/18配信)
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□■ ものづくり革新便り2014年7月2日号 □■
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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。
2014年も半分が終わってしまいましたが、
今年の目標は半分達成されていますか?
課題が明確になれば半分解決したようなもの、とも言われますが
解決策も多くの選択肢があって、
悩んでいるうちに時間だけが過ぎてゆきます。
私は選択に悩んでいる人に向かって
どちらでも良いとアドバイスすることがよくあります。
圧倒的に片方が良いのであれば悩みません。
悩ましいということは一長一短があって甲乙つけがたいということです。
ということは、結果もさほど大きな差が生じない可能性が高いわけです。
むしろ大差がないであろう選択にかける時間や、
選択した後も踏ん切りがつかず集中できない事の方が問題です。
決めたからには全身全霊を打ち込んで、
その活動に集中すれば必ず成果は出るもので、
万一だめだったとしても、次につながる何かを獲得するでしょう。
是非信じた事をまっとうして下さい。
そうはいっても決められないあなたには、
ものづくり革新ナビのQ&Aコーナーがあります(^_^;)
http://monodukuri.com/qa/
既出の質問を見て分かるように、
多くの専門家が渾身の回答を寄せてくれます。
是非この機能を活用して疑問を解決して下さい!
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今号の内容
1.「MOT的開発のアプローチ」講演会参加報告
2.新登録専門家のご紹介
3.飛躍する多摩のものづくり企業シンポジウムご案内
4.新着掲載記事
5.メルマガ紹介 「近江技術士事務所メルマガ」
6.技法解説#79:系統図法(ツリーダイヤグラム)
7.共催・協賛セミナーのご案内
8.書籍紹介「日産自動車QVCプロセス」(大島恵/奈良敢也)
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┃1┃「MOT的開発のアプローチ」講演会参加報告
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6月21日(土)新宿の工学院大学で開催された日本経営工学会の
日本企業の再興とMOT研究会に参加しましたので報告します。
講演者はニコンの田中慶一氏で、欧州メーカーと激しい競争を繰り広げる
半導体露光装置を題材として、国際的な開発戦略の違いを議論しました。
開発のあるべき姿として、(1)技術ばらし、(2)設計構造行列、
(3)システムモデリング言語の標準化、(4)ステージゲート法、
(5)TRIZなどの構造的問題解決法、さらに(6)特許評価モデル
を統合的に活用して、戻り工程をなくすべきと主張します。
日本では個別最適を目指して最高の性能を目指すのに対して、
欧州ではユニット毎に設計し、多少大きくなろうが組み合わせで
安定的な製品を作るという違いが興味深く感じられます。
技術が熟成されて機構がモジュール化されてしまうと、
日本人が得意とする摺り合わせ設計や思いやり、気遣い、
ワビサビ的な優位点が活かされなくなってしまいます。
未成熟な技術分野で大きくリードし、モジュールの中身を牛耳って
所謂「内インテグラルの外モジュラー」状態を作る重要性を
あらためて認識しました。
http://www.geocities.jp/motbukai/
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┃2┃新登録専門家のご紹介
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・先月登録した秋元英郎さんは、高分子化学、樹脂成型技術の専門家です。
もともとは大手化学企業の技術者でしたが、早期に独立してからは
中小企業の町医者として、技術指導から補助金申請の支援まで多くの
案件をお手伝いしてきました。頼れる兄貴です。
http://www.monodukuri.com/specialists/profile/85
・同じく改善技術研究所の竹内均さんは、製造現場再生の専門家です。
ものづくりの現場を重視し、工程のムダを徹底的にあぶりだすことで
利益を生み出す真のカイゼンを教えてくれます。
ものづくり全ての業種で年間生産性50%UPを目標に改善を進めます。
http://www.monodukuri.com/specialists/profile/86
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┃3┃飛躍する多摩のものづくり企業シンポジウムご案内
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近年の多くの中小企業は、取引先の多角化や事業承継といった経営課題を
抱えていますが、それらを克服し業績を大きく伸ばしたり、新たな市場を
開拓する企業も多数存在します。
そうした優れた中小企業の共通点とは、一体何なのでしょう?
本シンポジウムでは、アンケート調査結果をもとに、優れた中小企業の
事例報告や、経営者・行政機関・地域金融機関職員を交えたパネルディス
カッションを通して、中小企業と地域の未来を切り拓くヒントを提示します。
Facebookともだちの山本聡先生も報告に参加します。
開催日時:7月11日(金)午後2時~午後5時
会場: 立川市たましん事業支援センター(Winセンター)
http://www.cyber-silkroad.jp/wp-content/uploads/2014/06/711sympo.pdf
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┃4┃新着掲載記事
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6月後半は、13件の解説を新たに掲載しました。
解説:
(1)「Webマーケティング」宮本栄治
http://www.monodukuri.com/gihou/article/373
http://www.monodukuri.com/gihou/article/383
(2)「ステージゲート法」浪江一公
http://www.monodukuri.com/gihou/article/374
http://www.monodukuri.com/gihou/article/382
(3)「クリーン化の目的」清水英範
http://www.monodukuri.com/gihou/article/375
http://www.monodukuri.com/gihou/article/380
(4)「サプライチェーンマネジメント」今岡善次郎
http://www.monodukuri.com/gihou/article/376
http://www.monodukuri.com/gihou/article/386
(5)「QFD、KT法」粕谷茂
http://www.monodukuri.com/gihou/article/377
http://www.monodukuri.com/gihou/article/381
http://www.monodukuri.com/gihou/article/385
(6)「ブレインストーミング法」高橋誠
http://www.monodukuri.com/gihou/article/378
http://www.monodukuri.com/gihou/article/384
会員マイページに関心のある手法を登録しておけば
関連記事の新着時に連絡メールが配信されますので、
是非ご登録ください。
http://www.monodukuri.com/members/login/
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┃5┃メルマガ紹介 「近江技術士事務所メルマガ」
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同じように必死で働いているはずなのに、
なぜか儲かっている工場とそうではない工場があります。
もしあなたが「機械の稼働率を上げると儲かる」と
考えているなら要注意です。
99%の管理者が陥る「工場管理の盲点」を紹介する
メールマガジンが、「近江技術士事務所メルマガ」です。
「確実に利益を生みだせる強い工場」を望む
中小企業の経営者の方は、下記へお申し込みください。
http://www.omi-con.com
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┃6┃技法解説#79:系統図法(ツリーダイヤグラム)
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系統図法(ツリーダイヤグラム)とは、ものごとを考える過程で、
ある項目と因果関係のある複数の項目を順次ツリー状に結び付けて、
系統的に整理する方法です。
目的を実現する方策・手段を展開してゆく「方策展開型」と、
組織図などのように業務や機能の構成要素を系統的に整理する
「構成要素展開型」に大別できます。
前者は信頼性向上手法である「FTA(Fault Tree Analysis)」、
後者は設計の準備段階で使われる「機能展開」がその範疇に含まれると
考えられます。
いずれも見た目は若干違いますが、思考パターンを見える化したと言われる
「マインドマップ」と通じるものがあり、ものごとを整理する時に
自然に取られる思考法と言えそうです。
http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/16/
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┃7┃共催・協賛セミナー案内
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当社で協賛しているセミナーを紹介します。
(1)7月 3日「経営者のための「事業計画作成セミナー」 」中村大介
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/96
(2)7月 3日「自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー 」城田靖彦
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/95
(3)7月10日「技術の価値を最大化するイノベーション戦略 」平木肇
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/87
(4)7月16日「抽象化思考力の磨き方ワークショップ 」粕谷茂
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/97
(5)7月22日「ステージゲート法を活用したR&Dマネジメント 」浪江一公
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/11
(6)7月23日「現象の分析で自然に出て来る「物語図化法」」古謝秀明
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/98
(7)7月30日「売れる製品アイデア創出ワークショップ」石川朋雄
http://www.monodukuri.com/seminars/detail/99
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┃8┃書籍紹介「日産自動車QVCプロセス」(大島恵/奈良敢也)
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日本経済を牽引する自動車産業ですが、従来にも増して安全への要求は
高まっています。
そんな中で日産自動車ではトップレベルの品質を実現するために
「不具合を早く直す」とともに、「不具合を出さない」ことを目指し、
2005年から設計品質を向上するツールとプロセスを強化しました。
その結果として構築されたのがQuick DRと、本書で明らかにされる
QVCプロセスであり、機能展開と品質工学を組み合わせたところが
特徴で、この結果品質のばらつきを抑制することが可能となりました。
本書では、その成り立ちと使われ方、適用事例に考え方を加え、
自動車以外の産業でも、設計品質、生産品質に悩む技術者に
応えています。
http://www.juse-p.co.jp/cgi-bin/html.pl5?i=ISBN978-4-8171-9495-4
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│編│集│後│記│
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NHK朝ドラの影響で、当社地元の甲州弁が流行っています。
私自身は山形の生まれなので、うまく使いこなせないのですが
周囲には(当たり前ですが)達者な人々が多く、
この現象を楽しんでいるようです。
私は普段標準語で会話しているわけですが、
山形の友人から電話が掛かってくると
自動でスイッチが入れ替わり、少々訛ります。
また5年間ロサンゼルスに駐在していたために、
英語の電話がかかってきたり、町で突然話しかけられると
(若干退化しましたが)自動で英語モードに切り替わります。
言語は文化であり、論理を超越した
右脳の支配下にあるということを再認識する一瞬です。