FMEAで、できること、できないこと【厳選記事紹介】

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FMEA(Failure Mode and Effect Analysis:不良モード影響解析)とは、製品または部品が不具合を発生した場合の発生率と検出可能性、影響度を故障モード毎に評価します。

 

故障モードをすべて抽出し、その発生頻度はどれくらいか、設計工程で検出可能か、発生が予測される故障が、市場でどのような影響(リスク)を与えるのかについて評価し、その程度によって、対策の方法を決定するものです。

 

FMEAは、未知の想定外の故障(潜在している不具合)をすべて洗い出し、リスクを予測することが可能な手法です。またこの評価で重要と判定された故障モードについては、設計時に未然防止あるいは発生時の対策を盛り込むことで重大事故の発生を防ぐ信頼性工学的な手法です。

 

製品設計時に用いる設計FMEAと、工程設計時に用いるプロセスFMEAに分類され、積極的に利用されています。 

 

◆FMEAで、できること、できないこと

FMEAは、信頼性解析手法であり、安全性の解析、誤操作などヒューマンファクターの解析はできません。FMEAは、部品の破損、摩耗などの原因による製品の故障と故障による一時的な影響を解析するためのツールです。

 

◆FMEAで課題を解決するには【厳選記事紹介】

 

・FMEAの概要と実施方法

・fmea ツール【 連載記事紹介 】

 

1. 課題:「過去の情報を有効に活用したい

 

2. 課題:「不良発生を未然防止したい

 

3. 課題:「不良品の市場流出を防止したい

 

4. 課題:「市場クレームを未然防止したい

 

<<この厳選記事を利用の際のお願い>>

ここで紹介する記事の転載は固くお断りします。少人数での個人的な勉強会での使用のみに限定してください。

 

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