ステージ分割しゲートで評価 ステージゲート法とは 【連載記事紹介】

投稿日

ステージゲート法の連載記事が、無料でお読みいただけます!

 

◆ステージゲートプロセスとは

ステージゲートプロセスとは1980年代にカナダのマクマスター大学のロバート・クーパー教授が創った、研究開発などのテーマをマネジメントし、事業の成功に結び付けるためのマネジメント体系です。開発から30年を経た現在までに世界中で広く利用され、北米の製造業では8割の企業が同法を使用していると言われ、テーマ・マネジメントの世界標準となっています。

 

ステージゲートプロセスは、テーマの創出から、製品の市場投入、更にはその先までのプロセスを複数の活動:「ステージ」に分け、各ステージの間には評価の関門である「ゲート」を設け、そこでそのテーマを次のステージに進めるかどうかを評価し意思決定するというプロセスです。図のように、テーマを市場投入するには複数の関門(「ゲート」)をくぐりぬけることが求められます。

 
           ステージゲート
 図.製品開発のステージゲートプロセス

 

◆こんな方におすすめ!=イノベーションを継続して起こすためのマネジメント体系を知りたい=

ステージゲートプロセスは、その本来的な意味において決して管理のためのツールではありません。それは、イノベーションを継続的に生み出すためのマネジメント体系です。ステージゲートプロセスは、イノベーション創出に向けたプロセスで、その効果は世界中の多くの企業で実証されています。その証拠に、1980年代に開発された本プロセスは現在も、世界中で利用されています。読者の皆様の企業においても、ステージゲートプロセスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。ステージゲートプロセスの活用について、 ものづくりドットコム登録専門家の浪江 一公氏が詳しく紹介しています。

 

【ステージゲート法 連載記事】

  1. ステージゲート法とは(前篇)
  2. ステージゲート法とは(後編) 
  3. ステージゲート法、ゲートキーパーが判断を誤る場合も想定に入れておく必要とは 
  4. ステージゲート法とディスカウントキャッシュフロー (その1)
  5. ステージゲート法とディスカウントキャッシュフロー (その2) 
  6. ステージゲート法の課題と対応(ゲートキーパーはプロジェクトを中止する) 
  7. ステージゲート初期でのビジネスモデルを考える 

 

◆【特集】 連載記事紹介:連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 

【執筆者 紹介】

浪江さん

 


<<この連載を利用の際のお願い>>

ここで紹介する連載の転載は固くお断りします。少人数での個人的な勉強会での使用のみに限定してください。

 


「ステージゲート法」の他のキーワード解説記事

もっと見る
補完品企業 研究テーマの多様な情報源(その10)

    1.補完品企業から情報を収集する意義  前回は、研究テーマの多様な情報源(その9 ラガード)遅れる人とは 、でした。...

    1.補完品企業から情報を収集する意義  前回は、研究テーマの多様な情報源(その9 ラガード)遅れる人とは 、でした。...


革新的テーマを継続的に創出するための外発的動機付け

 動機づけには「内発的」なものと「外発的なもの」があるわけですが、一般的に「内発的動機づけ」は「内発的」であるがゆえに、モチベーションを故意に作り出すマネ...

 動機づけには「内発的」なものと「外発的なもの」があるわけですが、一般的に「内発的動機づけ」は「内発的」であるがゆえに、モチベーションを故意に作り出すマネ...


「死の谷」を越える研究開発テーマの管理

1.研究開発テーマ管理の概要  まず初めに何気なく使っている研究、開発、そして設計の違いを考えてみましょう。技術分野によっても変わると思いますが、私なり...

1.研究開発テーマ管理の概要  まず初めに何気なく使っている研究、開発、そして設計の違いを考えてみましょう。技術分野によっても変わると思いますが、私なり...


「ステージゲート法」の活用事例

もっと見る
積極的情報発信の事例

  「情報の収集のための積極的情報発信」の必要性については、りんご(情報)を収穫するのに、一つ一つのりんごをりんごの木からもぎ取るのではなく、りんごの木の...

  「情報の収集のための積極的情報発信」の必要性については、りんご(情報)を収穫するのに、一つ一つのりんごをりんごの木からもぎ取るのではなく、りんごの木の...


オープンイノベーションにおけるライトハウスカスタマーの事例2件

 情報・知識を多様化するコンセプトとして、オープンイノベーションが注目されています。今回は、そのための情報発信先としてのライトハウスカスタマーについて、B...

 情報・知識を多様化するコンセプトとして、オープンイノベーションが注目されています。今回は、そのための情報発信先としてのライトハウスカスタマーについて、B...


3Mにおける組織内の知識・情報活用の事例

 研究テーマの設定、推進にあたって、組織内の知識・情報(特に技術に関する)の活用は極めて有用ですが、それを徹底しているのがイノベーションで有名な3Mです。...

 研究テーマの設定、推進にあたって、組織内の知識・情報(特に技術に関する)の活用は極めて有用ですが、それを徹底しているのがイノベーションで有名な3Mです。...