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量子コンピューター・シリコン量子ビットの動作原理を詳解!
セミナー趣旨
昨今量子コンピュータに大変高い注目が集まっています。はじめに量子コンピュータに
注目が集まる背景から、量子コンピュータに期待されることを概観します。
次に、ハードウェア実装の手段の1つであるシリコン量子技術について研究動向を俯瞰します。
技術的内容として量子コンピュータの動作原理、シリコン量子ビットの動作原理を解説し、
講師の研究テーマの中心にある量子ビットの高温動作の必要性、その将来展望について解説します。
受講対象・レベル
・量子コンピュータに興味をお持ちの方
・シリコン量子ビットの技術情報を学び取りたい方
・これから量子に関わりたいと考えているような方、初学者の方々
・量子コンピュータおよび半導体業界の先端技術情報を研究・調査している方
習得できる知識
・量子コンピュータの研究動向
・量子コンピュータの基本的な仕組み・原理
・シリコン量子ビット素子の基本的な動作原理
・高温での動作が可能なシリコン量子ビット技術
・本分野の現状の課題と今後の展望・可能性 など
セミナープログラム
1 量子コンピュータとは
1.1 量子コンピュータが注目を集める背景
1.1.1 現代電子式コンピュータの限界
1.1.2 量子コンピュータへの期待
1.2 量子コンピュータで何ができるのか
1.2.1 量子アニーリング方式と量子ゲート方式
1.2.2 それぞれが得意とする問題とは
1.3 量子コンピュータのハードウェア実装
1.3.1 ハードウェア実装の候補技術
1.3.2 固体素子によるハードウェア実装
1.3.3 シリコン実装のメリット・デメリット
1.4 シリコン量子技術の世界的研究動向
2 シリコン量子コンピュータ技術解説
2.1 量子コンピュータ動作原理
2.1.1 量子ビットと量子並列性
2.1.2 量子アニーリング機械
2.1.3 ゲート型量子コンピュータ
2.1.4 量子アルゴリズム
2.2 シリコン量子ビットの基礎:単電子トランジスタ
2.2.1 クーロンブロッケイド現象
2.2.2 単電子トランジスタの動作原理
2.2.3 様々な単電子トランジスタ
2.3 スピン量子ビット動作原理
2.3.1 電子スピン共鳴
2.3.2 マイクロ波によるスピン操作
2.3.3 ダブルドット構造とスピンブロッケイド現象
2.3.4 量子コンピュータを構成するための単位セル集積に向けて
3 シリコン量子ビット高温動作の可能性
3.1 高温動作に必要な技術的要請
3.2 10K動作を実現する量子ビット技術:トンネルトランジスタ型量子ビット
4 集積化実現に向けた将来展望
<質疑応答・名刺交換・個別相談>
セミナー講師
産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門
ナノCMOS集積グループ 主任研究員 博士(工学) 森 貴洋 先生
2006年東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了。
理化学研究所を経て、2011年産業技術総合研究所に入所。
専門は半導体集積デバイス工学。
2016〜2017年、International Electron Devices Meeting(IEDM) Nano Device Technology
サブコミッティ委員を務める。
2018年より、文科省光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)における
シリコン量子ビット集積プロジェクト代表研究者。
セミナー受講料
1名38,000円 + 税、(資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき28,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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