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分子生物学のポイントは?
検査対象の遺伝子機能理解と機能異常考察は?
遺伝子検査技術の実際とは?
遺伝子関連検査の実施目的と結果の解釈に必要な知識を習得しましょう
講師
昭和大学大学院保健医療学研究科
昭和大学病院臨床病理診断科
教授 医学博士 福地 邦彦 先生
講師紹介
■主経歴
1984 国立公衆衛生院(現 国立保健医療科学院)
1987 昭和大学医学部臨床病理
2006 昭和大学医学部臨床病理 教授
2013 昭和大学大学院保健医療学研究科 教授
■専門・得意分野
臨床検査専門医
臨床検査医学:遺伝子関連検査 、分子診断
■主要著書
遺伝子分析化学 日本臨床検査同学院、
遺伝子分析科学認定士制度委員会 編集(宇宙堂八木書店, 東京 2011)
遺伝子検査技術−遺伝子分析科学認定士テキスト−改訂第2版(宇宙堂八木書店 東京 2016)
■本テーマ関連の学会・協会等での委員会活動など
臨床検査医学会 評議員
遺伝子診療学会 評議員
遺伝子分析科学認定士 試験実行委員長
受講料
1名38,000円 + 税、(資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき28,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■講演ポイント
医療の現場において遺伝子検査の結果が確定診断や治療法の決定に利用されている。
すでに遺伝子検査は外注検査として検査センターが請け負って、臨床現場では結果とその解釈を
受け取り利用している場面が多い。昨今は次世代シークエンサーの導入により、
得られるデータは膨大となり、その得られるデータの中には、検査目的とする遺伝子情報のみでなく、
別の疾患責任遺伝子(異常)も見つかることがある。これら二次的所見をどのように扱うかについては
現在議論が進んでいる。
遺伝子検査の結果を正確に理解するためには、第一に遺伝子の分子生物学の要点を学ぶ必要がある。
ゲノムに書かれている塩基配列は「情報」であり、その情報は発現して機能を発揮することの
理解から始まる。遺伝子産物としての機能分子はRNAやタンパクであり、それらが正しいタイミングで
発現することにより、健康な細胞が構成する組織が作られ、健康な組織が統合され健康な個体となる。
また、ゲノム情報は染色体が対であることからおおむね2セットある。このため話は複雑となり、
野生型(正常なもの)が一つあれば健康を保つ場合、変異型が一つあるだけで発症となるなどがある。
DNAの一次配列が同一であっても発現を決めるエピジェネティック制御も明らかとなってきている。
遺伝子検査の報告は、検査対象とした遺伝子の塩基配列、RNA発現の量、タンパク産物の量、
加えてエピジェネティック情報もある。報告を正しく理解するためには、まずは対象の遺伝子産物が
健康な状態ではどのような機能を果たすものなのかを理解した上で、それが異常となった際の
病原性を考察することが求められる。
本研修では遺伝子関連検査の実施目的と結果の解釈に必要な知識を習得することを目的とする。
セミナー内容
1.分子生物学の要点
1.1 ゲノムとは:染色体、クロマチン、ヌクレオソーム、核酸の構造
1.2 遺伝子の発現:タンパク発現、機能性RNA
1.3 DNAの複製と細胞周期
1.4 エピジェネティック制御:DNAのメチル化とヒストンアセチル化
2.遺伝子関連検査の対象と報告
2.1 生殖細胞系列、体細胞系列
2.2 遺伝子異常の報告の仕方:
2.3 微生物核酸検査:
3.遺伝子検査技術(染色体検査と次世代シークエンサー以外)
3.1 検査室の構成:実験室のBSL, クリーンベンチとセーフティキャビネット
3.2 検査材料
3.3 プローブを用いる検査(ハイブリダイゼーション)と検出目的の核酸領域を
増幅して存在証明を行う検査(PCR)のそれぞれの特徴
3.4 検査対象のDNAの塩基配列の決定:サンガ―法
(質疑応答)
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
41,800円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
東京都
【江戸川区】タワーホール船堀
【地下鉄】船堀駅
主催者
キーワード
医療機器・医療材料技術 バイオ技術
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