AI・IoT など最新技術を見据えた テーマ創出 及び 新規事業開発 の進め方

これからは、AI(人工知能)、IoT技術の社会への影響を考慮しながら、研究開発テーマを創出することが必要になります。


講義と技術ポートフォリオの作成演習で「企業に貢献する研究開発テーマ」を考えましょう!


講師


浅井技術経営オフィス 代表 浅井 政美 先生


富士ゼロックス株式会社、一橋大学特任講師を経て
2015年4月~現在 浅井技術経営オフィス 代表


セミナーポイント


■はじめに
研究開発の目的は、企業が策定する中長期経営計画・事業計画を中長期技術戦略・技術計画により担保することである。その実現は極めて難しいが重要である。企業に貢献する研究開発テーマは、その技術戦略・計画から導かれるものであり、そのテーマをマネジメントし、経営に貢献することが技術経営である。言い換えると、技術という手段により経営目標を実現していくことである。そのため、研究開発テーマの選択が非常に重要である。一度選択されテーマ化された研究開発テーマは、毎年研究開発費の投入を余儀なくされる。昨今のように経済状況、技術の進展、技術領域の拡大など環境の変化が劇的に起こる状況では、定期的に研究開発テーマの見直しが必要とされる。さらに、AI技術、IoT技術、VR技術などが実用化され、社会に大きな影響を与えようとしている。最新技術の社会への影響を考慮しながら研究開発テーマを創出することが、必要となっている。企業は、将来の発展を見据えて、既存事業領域から周辺事業領域や新規事業領域への参入により、高い成長を目指す事業開発にも期待している。研究開発テーマは、様々な技術から成り立っており、その技術体系を整備することは、保有技術と外部活用技術を明確化し、さらに、そのテーマの評価に役立つ。研究開発に関する分析については、見える化が重要であり、それにより技術出身及び文科系出身の経営層が分析の検討に参加することができる。本講演では、最新技術を見据えた研究開発のテーマ創出及び新規事業の開発への道筋を概説する。

■受講対象
・研究開発関係者

■本セミナーに参加して修得できること
・研究開発テーマの創出
・最新技術と研究開発テーマとの関係
・事業開発の進め方
・未来洞察


セミナー内容


1.研究開発とは

 1)課題認識と貢献の構造
    研究開発の構造を示し、課題認識との関係性を明らかにする。
 2)研究開発の位置付け
 3)研究開発の評価
    研究開発の評価を構造化して、関係性を示す。
 4)フェーズ管理
    フェーズ管理の概念を理解する。
 5)研究開発費とフェーズ管理の関係
 6)技術の生産性指標
    一般的な生産性指標について概説し、研究技術の生産性指標の事例を提示する。
 7)研究開発のプロセスと結果

2.バリューチェーンと収益

 1)バリューチェーンと収益の考え方
    技術のバリューチェーンと収益の構造を説明する。
 2)バリューチェーン毎の収益と費用の考え方
    技術のバリューチェーンでの収益と費用の考え方を説明する。

3.研究開発テーマの創出

 1)ニーズとは
 2)ビッグデータによる情報収集
 3)顕在ニーズ抽出のプロセス
 4)潜在ニーズ抽出のプロセス
 5)ニーズ抽出のプロセスとオープンイノベーション
 6)コア技術と新規事業の創出
 7)研究開発テーマ企画書
 8)AI・IoTなど最新技術の考え方

4.新規事業の創出に向けた中長期研究における未来洞察と検討

 1)フォアキャスティング発想
 2)バックキャスティング発想
 3)新規事業の検討方法
   a)トップダウン方式
   b)ボトムアップ方式
 4)シナリオプランニング
 5)技術ロードマップ
   a)従来型・顧客価値型技術ロードマップとは
    従来型・顧客価値型技術ロードマップの違いについて概説する。
   b)従来型技術ロードマップ
    従来型技術ロードマップの事例を基に概説する。
   c)顧客価値型技術ロードマップ
    顧客価値型技術ロードマップの事例を基に概説する。
   d)研究開発テーマの技術ロードマップ例
    研究開発テーマの技術ロードマップを例示し、概説する。
 6)AI・IoTなど最新技術への考え方

5.市場と研究開発適応領域

 1)市場と研究開発の適応領域
 2)適応領域の考え方
 
6. 新規領域における研究開発テーマの評価

 1)新規領域におけるテーマ発掘例
 2)新規領域における研究開発テーマの評価
 3)新規領域における研究開発テーマの評価例

7.既存・周辺領域における技術体系と技術ポートフォリオによる技術の評価

 1)技術体系
    技術体系構築の考え方、構築のキーポイント、事例を示す。
   a)技術体系の構築の概要
   b)技術体系の構築の実際
 2)技術ポートフォリオ
    技術ポートフォリオの様々な例を提示する。
   a)技術ポートフォリオの種類
   b)自社に必要な技術ポートフォリオ
 3)技術ポートフォリオの分析
    技術のポートフォリオ分析・有望性の見極め方とその事例を概説する。
   a)技術体系をベースにした技術ポートフォリオ分析手法
   b)技術ポートフォリオの分析の視点
 4)技術ポートフォリオの効用
 5)技術ポートフォリオの課題/限界

8.既存・周辺領域における研究開発テーマ/プロジェクトの費用対効果による評価

 1)研究開発での収益と費用の考え方
    研究開発での収益と費用の考え方の一例を説明する。
 2)研究開発の売上への貢献度の算出
    研究開発の売上への貢献度の算出例を説明する。
 3)技術の生産性指標を用いた費用対効果
    技術の生産性指標による収益と費用の測定例を解説する。
 4)売上を商品機能に配賦した費用対効果
    売上を商品の機能に配賦することにより、費用対効果の算出例を概説する。

9.全体のまとめ

10.演習

 1)技術ポートフォリオの作成の演習
 2)技術の生産性評価の演習


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

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【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

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技術マネジメント総合   AI(人工知能)   IoT

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