スラリー中の粒子分散・凝集状態を的確に評価し
適切に制御するためには?



スラリーをどうすれば適切に評価できるのか?
スラリーの分散状態は製品特性にどのような影響を及ぼすのか?
本セミナーでは、スラリーを制御するために必要な考え方と
粒子分散・凝集状態評価技術を解説する


セミナー講師


法政大学 スラリー工学研究所・所長/生命科学部・教授 森 隆昌 氏


略歴
1997年3月 名古屋大学工学部分子化学工学科 卒業
1999年3月 名古屋大学工学研究科博士課程前期課程 修了
2002年3月 名古屋大学工学研究科博士課程後期課程 修了(博士(工学))
2002年4月 名古屋大学工学研究科物質制御工学専攻 助手
2013年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 准教授
2016年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 教授
        現在に至る


2009年6月~10月 メルボルン大学客員研究員
2011年7月~ 9月 SPS組織的な若手研究者等派遣プログラム ストックホルム大学客員研究員
2012年7月~ 9月 JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム シンガポール大学客員研究員

専門

化学工学・粉体工学

主な受賞
1. 第15回粉体工学会 研究奨励賞(2007年)
 「固液分散系スラリーの圧密特性評価法の開発に関する研究」
2.東海化学工業会 学術賞(2012年)
 「液中微粒子の分散・凝集状態制御及び評価に関する研究」
3.国際粉体工業展2012アカデミックコーナー研究奨励賞(2012年)
 「液中ナノ粒子の分散・凝集状態評価技術の開発」
4.名古屋大学材料バックキャストテクノロジー研究センター 若手研究奨励賞(2013年)
5. ホソカワ粉体工学振興財団研究奨励賞(2013年)
 「液中での微粒子集合状態評価及び制御に関する基礎研究」



受講料


48,600円、昼食・資料付】( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。
詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)


【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


セミナー趣旨


 スラリーは、セラミックス、電池材料、化粧品、医薬品、食品など幅広い産業分野で使われている。
スラリー中の粒子分散・凝集状態を適切に制御することではじめて所望の特性を有する製品を
製造することができる。しかしながら、スラリー調製条件の最適化は未だに技術者の勘と経験に頼る
試行錯誤的な方法で行われていることが多い。
 スラリー調製を難しくしている根本的な要因の1つは、スラリー中の粒子分散・凝集状態を
適切に評価できていないことがあげられる。そこで、本講座では、スラリー中の粒子分散・凝集状態を
適切に制御するために必要な考え方の基礎と、粒子分散・凝集状態を的確に評価できる技術を解説し、
それらを実プロセスに応用した例を紹介する。

セミナー講演内容


1.イントロダクション
 1.1 スラリー評価の前に知っておきたいこと
 1.2 なぜスラリーが必要なのか?

2.液中粒子の分散・凝集を支配する因子
 2.1 DLVO理論
 2.2 非DLVO力

3.スラリーの流動性評価
 3.1 流動挙動の種類
 3.2 流動性評価法
 3.3 流動性評価の実例
 3.4 見かけ粘度の測定で注意すべきこと

4.スラリー中の粒子集合状態評価技術
 4.1 重力沈降、遠心沈降試験
  4.1.1 測定原理及び実験方法
  4.1.2 測定結果の実例
 4.2 静水圧測定法
  4.2.1 測定原理及び実験方法
  4.2.2 測定結果の実例
 4.3 ナノ粒子の分散・凝集状態評価(浸透圧測定法)
  4.3.1 測定原理及び実験方法
  4.3.2 測定結果の実例
 4.4 希薄系での直接観察

5.スラリー評価の応用例
 5.1 噴霧乾燥(スプレードライ) 
 5.2 リチウムイオン電池正極材料
 5.3 チタン酸バリウム(シート成形)

6.まとめ

 質疑応答
 本セミナーでは、『基礎スラリー工学』(著者:椿淳一郎・森隆昌・佐藤根大士 出版:丸善出版)を
サブテキストとして用います。本書は当日テキストと共に配布致します。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】連合会館

【地下鉄】小川町駅・淡路町駅・新御茶ノ水駅 【JR】御茶ノ水駅

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   応用物理一般

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

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化学反応・プロセス   応用物理一般

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