遺伝子(関連)検査 入門~結果を正しく理解するための基礎講座~


<遺伝子の分子生物学から臨床検査における遺伝子関連検査まで>



>> 塩基配列情報を正しく利用するためには、
   1) DNAの複製・転写からRNA、タンパクへの発現制御機構などの分子生物学
   2) 様々な遺伝子変異の型と疾患との関連
   3) 異常遺伝子の検出法
   4) 検査材料の扱い方
  に理解を深める必要がある。

>> 塩基配列は「情報」で、情報は発現して意味があるからで、
      遺伝子関連検査には検体採取から結果の解釈までの全体を見渡すための基礎知識が求められる

セミナー講師


昭和大学病院 臨床病理診断科 教授 医師・医学博士 福地 邦彦 先生

受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円、資料付 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。
詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)


【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


セミナー趣旨


 現在の医療現場では、次世代シークエンサー(NGS:next generation sequencing)の導入により
疾患責任遺伝子とその関連遺伝子の迅速な解析が行われ、適切な治療が実施されている。
NGSで得られる塩基配列情報を正しく利用するためには、
 1) DNAの複製・転写からRNA、タンパクへの発現制御機構などの分子生物学、
 2) 様々な遺伝子変異の型と疾患との関連、
 3) 異常遺伝子の検出法、
 4) 検査材料の扱いかた、
に理解を深める必要がある。なぜなら、塩基配列は「情報」で、情報は発現して意味があるからで、
遺伝子関連検査には検体採取から結果の解釈までの全体を見渡すための基礎知識が求められる。
 本講座では、NGS解析に至るまでの遺伝子の分子生物学から臨床検査における遺伝子関連検査について学ぶ。

セミナー講演内容


1.遺伝子関連検査に必要な遺伝子の分子生物学
  1.1 染色体と遺伝子の構造
  1.2 遺伝子発現制御機構
  1.3 エピジェネティクス制御

2.遺伝子関連検査とは
  2.1 生殖細胞系列
  2.2 体細胞遺伝子検査
  2.3 病原体核酸検査

3.どの段階を検査するのか
  3.1 genomic DNA : germ lineなら遺伝性疾患、 腫瘍細胞
  3.2 mRNA: BCR-ABL chimera mRNAに代表されるように残存腫瘍の検出、治療効果判定
  3.3 遺伝子産物:タンパク、機能性RNA
  3.4 エピジェネティック

4.遺伝子関連検査技術と報告
  4.1 プローブ法,
  4.2 PCRあるいはPCR以外の方法での遺伝子増幅法
  4.3 染色体検査とFISH
  4.4 変異の表記法. 核酸、タンパク、染色体

5.遺伝子関連検査材料とその問題点
  5.1 検体:末梢血、骨髄血、髄液、尿、便、膵液、乳汁、 腫瘍組織
  5.2 問題点:正常細胞の混入は避けられない.
        microdisection後に核酸抽出する。 
      in situ hybridization, in situ PCR, 
      protein productを見るなら、immunohistochemistry

6.疾患の責任遺伝子
  6.1 悪性腫瘍
    1) 診断 治療に直結する情報BCR-ABL、HER2、PML-RARα、EGFR, ALK
    2) 診断基準あるいは確定診断
     ・t(8,14)  IGH-MYC
     ・リンパ性腫瘍ならば、IgやTCR geneの再構成確認
       3)  Cancer proneかどうか、また遺伝性腫瘍
       4) 発生したtumor cell のcharacteristics
     ・増殖速度、組織侵入能、転移能、治療応答性
     5) 残存腫瘍、再発の検出…腫瘍細胞の存在
  6.2 遺伝性疾患
    ・責任遺伝子とその変異の型
    ・欠落、点変異、リピート数異常など1. 基準範囲と臨床判断値

  □質疑応答・名刺交換□

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【港区】芝エクセレントビル B1F KCDホール

【地下鉄】大門駅 【JR・モノレール】浜松町駅

主催者

キーワード

医薬品技術   バイオ技術   情報技術

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